第16期中間報告書

当中間期
業績
パネル、車載用コントロールユニットの増産効果や生産性改
念されましたが、影響は限定的なものとなり、欧米市場にお
マレーシア工場から現地通貨で仕入れている製品の円高に
欧州経済についても6 月の英国の EU 離脱問題の影響が懸
富士通
株式会社
第16期 中間報告書
自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日
方で、中国や新興国の成長鈍化が鮮明となり、全体としては
に比べ 27 百万円の悪化
(前年同期比 11.1%減)
にとどまり、
日本経済につきましては、為替相場が円高傾向で推移し
果となりました。しかしながら、当中間期において円高に進
依然として先行きが不透明な状況のまま推移しました。
当初の中間業績予想値である100 百万円を大きく上回る結
行した影響により、外貨建債権債務に係る為替差損を499
内景気は足踏み状態が続いており、海外経済の先行きや円
百万円計上したことから、経常損失は280 百万円
(前年同期
高など企業業績に与える影響が懸念されます。
代表取締役社長
善、コストダウン、発生費用の圧縮等の対策に加え、中国や
よる仕入減効果もあり、営業利益は219 百万円と前中間期
いては引き続き緩やかな回復基調で推移いたしました。一
たことから、企業収益の悪化や設備投資の伸び悩みなど国
株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く
御礼申し上げます。
ここに第16期の中間報告書をお届けするにあたり
まして、ご挨拶を申し上げます。
ありましたが、堅調に推移している車載向けリレーやタッチ
当中間期
(自平成 28 年 4 月1日 至平成 28 年 9 月30日)に
おける世界経済は、アメリカ経済は引き続き堅調に推移し、
は219 百万円の経常利益)
となりました。
当社グループが属する電子部品業界におきましても、車
なお、法人税等を160 百万円計上したことから、親会社株
載向け等一部の業界向けは引き続き堅調に推移しておりま
主に帰属する中間純損失は441 百万円
(前年同期は534 百
すが、中国をはじめとした新興国経済の成長鈍化を受け、全
万円の親会社株主に帰属する中間純利益)
となりました。
このような環境のもと、当社グループの当中間期の売上
レー、タッチパネルが車載市場向けを中心に引き続き需要
ました。一方で、
リレーやサーマルプリンタ、タッチパネルな
踏まえて、売上高 48,100 百万円、営業利益 900 百万円、経
体としては弱含みのまま推移しております。
通 期 の 業 績につきましては、当 社 の 主 力 製 品 であるリ
高は、車載用コントロールユニットは引き続き堅調に推移し
増の状況が見込まれるものの、円高傾向への変動リスクを
どの物量は増加いたしましたが、これらの製品は海外売上
常利益 370 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 210
高比率も高く、円高による影響により、全体としては前中間
百万円を見込んでおります。
0.7%減)となりました。
を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
期に比べ 159 百万円減となる23,547 百万円
(前年同期比
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援
損益面につきましては、円高による売上高の減少要因は
●連結業績
推移 ■中間期 ■通期(単位:百万円)
売上高
経常利益
中間(当期)純利益
210
H26/3
H27/3
△441
H25/3
255
H28/9
△46
H28/3
△790
H27/3
△555
H26/3
△280
H25/3
512 219
△352 △671
H28/9
300
23,547
H28/3
304 △38
23,706
H27/3
626 534
1,143
939
48,278
20,355
22,803
18,991
H26/3
46,943
43,073
39,561
H25/3
平成28年12月
H28/3
H28/9
連結財務
●連結業績
●地域別概況
(単位:百万円)
前中間期
当中間期
23,706
売上高
売上高構成比
53.6%
23,547
国内
33.0%
●日本
売上高
、
12,614百万円
及
、円高
売上減
KVM
246
営業利益
219
、
●北米
5.9%
(単位:百万円)
売上減
売上高
1,388百万円
7.5%
H28/3
売上高
1,769百万円
、
、
影響
H28/9
、車載用
売上高 1,388百万円
(前年同
。
●
売上高構成比
1,769
1,388
7,774
12,614
H27/3
3,795
3,205
3,951
3,133
H26/3
売上増
、
円高 影響
期比12.5%減)
16,453
15,162
H25/3
24,824
24,695
△441
534
4,121
2,907
12,696
3,197
2,538
11,750
親会社株主
帰属
中間純利益
売上
■北米 ■
23,347
642
売上高 7,774百万円
(前年同期比6.6
北米 、
△280
売上減
。
売上高構成比
22,074
税金等調整前
中間純利益
及
影響
12,614百万円(前年同期比6.1 %増)
地域別売上高 ■日本 ■
7,774百万円
、
%減)
。
△280
219
経常利益
、売上高
売上高
、
、車載用
増
●
売上高構成比
売上減
、円高
1,769 百万円(前年同期比 7.5 %減) 売上高
。
●部門別概況
■日本 ■アジア ■北米 ■ヨーロッパ
売上高構成比
43.6%
売上高
●
売上高
10,262百万円
■中間期 ■通期 (単位:百万円)
部門
物量
37.7%
堅調 推移
影響
売上高
売上高
部門
受
売上高
増加
影響
需要減
好
調 推移 、売上高 4,398百万
円(前年同期比25.2 %増)
2,830
2,888
8,886
9,001
8,651
7,668
3,295
4,398
。
主要製品
タッチパネル、
サーマルプリンタ、
サーバコン
ソー ル スイッチ、無 線 モ ジ ュ ー ル、各 種
キーボード及び複合デバイス等。
車載用
。
3,513
同期比1.3%減)
H25/3 H26/3 H27/3 H28/3 H28/9
及
8,886百万円(前年
4,398百万円
■中間期 ■通期 (単位:百万円)
6,010
、売上高
他部門
売上高
、
5,767
KVM
受
●
6,676
円高
18,897
18,526
16,766
7,511
主要製品
信号用リレー、パワーリレー、車載電装用リ
レー等各種リレー、高速伝送用各種コネク
タ。
18.7%
、
物量
16,607
11,191
。
10,262
21,956
10,856
9,857
8,590
21,740
17,187
20,296
万円
(前年同期比8.3%減)
売上高構成比
8,886百万円
■中間期 ■通期 (単位:百万円)
、売上高 10,262百
H25/3 H26/3 H27/3 H28/3 H28/9
●入出力
7,424
、円高
売上高構成比
H25/3 H26/3 H27/3 H28/3 H28/9
主要製品
、成形、基板実装
。
生産受託
■複合製品
■GPS機能搭載長距離送信
端末
当社
案内
当社ホームページでは、株主の皆様のお役にたてるよう、
製品情報やニュースリリース、決算情報など、様々な会社
情報を掲載しております。
ぜひご覧ください。
当社は、電気・電子デバイスメーカーとして、開発から製造ま
920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を長距
での一貫したものづくりを通して蓄積されたヒューマンイン
離送信するロケーション端末を開発しました。
本装置は、
GPSユニ
ターフェース技術、
シミュレーション技術、
ウェルドレスモール
ットに加え加速度センサーとタイマーを搭載しており、
お客様の
ホームページアドレス
ド技術をはじめとする様々な技術を有しています。それら保有
意図に沿ったタイミングで位置情報や動作状況を送信すること
技術と自社製品に関する深い専門知識を活かし、さらに必要
ができます。
例えば子供や高齢者の屋外での見守りサービス、
http://www.fujitsu.com/jp/fcl/
に応じ他社デバイスも一体化することで、
お客様の
「やりたい」
工場内での特殊車両の位置や作業管理、
家畜の放牧管理など
を形にし、付加価値を高めた
「複合製品」
を提供しています。医
に利用できます。
また搭載するセンサーを変えることによりお客
療機器向けの操作パネルや、本年7月にリリースしたタッチパ
様のご希望に沿った情報の提供が可能です。
急速に進展しつつ
ネル付LCDモジュールはその一例です。今後も当社技術を結
あるIoTサービス分野の端末装置として、
その普及が広い分野
集した
「複合製品」
の提供によりお客様製品の価値向上に貢献
で期待されています。
富士通
検索
クリック!
してまいります。
酪農
収集
運用管理/工場管理
制御技術
クリック!
投資家情報
技術
照光式
回路、
市場
、
技術
各 種 製品情報
金型設計・制作
成型技術、加飾技術
技術
他社
IC
組込
端末利用例
技術
技術
見守
運行管理
会社・株式
(平成28年9月30日現在)
会社概要
海外子会社
商号
富士通コンポーネント株式会社
英文商号
FUJITSU COMPONENT LIMITED
設立
平成13年9月17日
資本金
6,764,569,000円
従業員数
401名(単独)、3,337名(連結)
主な事業内容
・リレー等の電磁部品、コネクタ等の接続部品および
タッチパネル、サーマルプリンタ、キーボード等の入
出力部品ならびにその他電気応用機器の製造・販売
・FUJITSU COMPONENT
(MALAYSIA)
SDN. BHD.
国内子会社
・株式会社
・富士通電子零件(常州)有限公司
富士通 ・宮崎富士通
・FUJITSU COMPONENTS EUROPE B.V.
・株式会社高見澤電機製作所
・FUJITSU COMPONENTS ASIA PTE LTD
・株式会社
・富士通電子零件(上海)有限公司
・FUJITSU COMPONENTS HONG KONG CO.,LTD.
・FUJITSU COMPONENTS KOREA LIMITED
●本社
執行役員
役 員 代表取締役社長
石 坂 宏 一
常務取締役
原 康 人
常務取締役
岡 本 良 夫
取締役
五十嵐一浩
取締役
倉 本 雅 晴
社外取締役
池 本 守 正 ※1※2
社外取締役
鈴 木 洋 二 ※1※2
株式
・FUJITSU COMPONENTS AMERICA, INC.
・千曲通信工業株式会社 ・国内外の会社の株式または持分を取得、所有するこ
とによる当該会社の事業活動の支配管理
取締役
・青島光和精工有限公司
株式会社
執行役員社長
石 坂 宏 一
執行役員常務
岡 本 良 夫
執行役員常務
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
執行役員
広 瀬 陽 一 ※1
執行役員
※1:監査等委員
※2:独立役員 ●主要販売拠点 ●主要販売拠点 ●主要製造拠点
●主要製造拠点
原 康 人
●設計開発拠点 倉 本 雅 晴
松 本 昌 幸
前 田 克 広
西 村 浩 二
花 野 雅 祥
株主メモ
青 木 茂 光
状況
大株主
発行可能株式総数
(普通株式26,000,000株、第2種優先株式8,000株)
26,008,000株
普通株式
株 主 名
発行済株式の総数
普通株式 14,629,626株
株主数
普通株式
2,857名
所有者別株式分布状況(普通株式)
●外国法人等 16名 24,402株
(0.17%)
●金融商品取引業者 20名 166,609株
(1.14%)
●金融機関 8名 156,600株
(1.07%)
●その他の国内法人 31名 11,336,466株
(77.49%)
●個人・その他 2,782名 2,945,549株
(20.13%)
富士通株式会社
当社への出資状況
持株数
(株)
出資比率
(%)
事業年度
4月1日~翌年3月31日
期末配当金受領
株主確定日
3月31日
定時株主総会
毎年6月
株主名簿管理人
三菱UFJ信託銀行株式会社
特別口座管理人
三菱UFJ信託銀行株式会社
11,201,866
76.56
吉田 稔
144,000
0.98
桜井 昭一
134,700
0.92
特別口座の
口座管理機関
(同連絡先)
上場取引所
塚田 修身
132,000
0.90
公告の方法
株式会社みずほ銀行
125,400
0.85
滝口 初五郎
60,000
0.41
針山 ちゑ子
55,100
0.37
柿島 興一
52,100
0.35
佐々木 律男
50,400
0.34
北愛知リース株式会社
49,400
0.33
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号
TEL 0120-232-711(通話料無料)
東京証券取引所
電子公告により行います。
公告掲載URL http://www.fujitsu.com/jp/fcl/
(ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公
告をすることができない場合は、日本経済新聞に公告いたします。)
富士通
株式会社
〒140-8586 東京都品川区東品川四丁目12番4号
TEL 03-3450-1601