ストーブの安全な取扱いについて

ストーブの安全な取扱いについて
予防課
12月に入り、本格的に寒くなる季節を控え、ストー
(5)ストーブの近くでヘアスプレー等の使用、放置は
やめましょう。
ブを使う御家庭も多いと思います。
ストーブを使用するのは、11月頃から4月頃までと1
年のうちで限られていますが、ストーブが原因となる建
物火災は、平成27年中に全国で1,208件発生しており、
出火原因の中でも高い順位(4位)となっています。
2 使用方法
(1)取扱説明書をよく読んで、正しい方法で使用しま
しょう。
(2)石油ストーブに灯油を給油するときは、必ず火を
消してから行いましょう。
(3)カートリッジタンク式のものは、給油後、タンク
のふたを確実に締めましょう。
たばこ
125人
(13.7%)
平成27年中
住宅火災による
死者914人
不明
473人(51.8%)
(4)電気ストーブやファンヒーターを使わないときは
ストーブ
89人(9.7%)
電源プラグを抜きましょう。
3 点火及び消火時の確認
電気器具
59人
(6.5%)
こんろ 52人
(5.7%)
(1)点火後は、正常に燃焼していることを確認しましょう。
マッチ・ライター
30人
(3.3%)
ローソク・灯明
30人
(3.3%)
こたつ 9人
(1.0%)
その他 47人(5.1%)
確認しましょう。
(3)電気コードやガスホースなどに傷みが無いか確認
をしましょう。
(4)ストーブを使用して、異常を感じた場合は、すぐ
ストーブ火災による死者数の内訳
石油ストーブ等
41人
(2)外出等の際には、必ず完全に消火していることを
に使用を中止し、製造元や販売元に相談しましょう。
電気ストーブ
40人
ガスストーブ 6人
4 点検・整備
その他 2人
住宅火災の発火源別死者数(放火自殺者等を除く。
)
(1)暖房シーズン前には、十分な点検を行い、故障し
ている場合は、取り替えたり、販売店等に修理を依
頼しましょう。
また、東京都の調査では電気ストーブについて、危険
との認識が低いと調査結果が出ていますが、平成27年
中のストーブが原因の死者数は全国でも上の表のように
なっており、電気・石油等の違いにかかわらずストーブ
を使用する場合には注意が必要です。
(2)暖房シーズン後には、説明書をよく読み、ストー
ブの清掃・整備を行いましょう。
5 灯油などの燃料の保管
(1)灯油用の容器は金属製のもの、又はポリエチレン
製で安全性に係る推奨マーク若しくは認定証が貼付
されているものを使用し、必ず栓をしっかり締めて
密閉しましょう。
(2)灯油などの燃料は火気を使う場所から遠ざけ、直
1 使用をするときの注意事項
(1)ストーブの近くに紙、衣類など燃えやすいものを
置かないようにしましょう。
射日光を避けた冷暗所に保管しましょう。
(3)地震時に容器が転倒したり、落下物によって容器
(2)就寝時にストーブを使用するのは避けましょう。
が破損するような場所での保管はやめましょう。
(3)ストーブの周囲や上方に洗濯物を干さないように
しましょう。
(4)カーテン等がストーブに接触しないように、離し
て使用しましょう。
問合わせ先
消防庁予防課 齋藤、市川
TEL: 03-5253-7523
消 防 の 動 き ' 16 年 12月号 - 39 -