マーケット・フォーカス

マーケット・フォーカス
2016/
12/1
投資情報部
永田 尋嗣
株式:米国株
16年7-9月期決算集計と業績予想から探る有望銘柄
 米主要500社の2016年7-9月期決算は前年同期比4.2%増益と、15年4-6月期以来、5四半期
ぶりに増益に転じた。業種別にみると、情報技術、金融が事前予想から大きく上振れ、全体
を押し上げた。情報技術はネット関連サービスの利用拡大やオンライン広告収入の増加等、
金融は英国民投票後の先行き不透明感を背景とした債券需要の拡大が業績の上振れにつ
ながった
 11月18日時点の2016年通年の利益成長率予想は前年比0.9%増益。17年通年は同12.2%増
益と16年から大幅に改善する見通し。17年は情報技術、金融の2ケタ増益が支えとなるほ
か、商品市況回復によりエネルギー、素材も全体の改善に寄与する見通し
 トランプ次期政権の業績への影響は、政策の実現性を見極めながら業績予想への織り込み
が進もう。金融規制緩和に対する期待や金利上昇から金融、インフラ投資や国防費拡大へ
の期待から資本財に業績上振れ余地が見込まれる。一方、ドル高の悪影響に留意が必要
となろう。過去のドルの総合的な強さを示す名目実効為替レートとS&P500指数の12ヵ月実
績1株当たり利益(EPS)の関係をみると、1%のドル高は0.7%程度のEPS悪化要因となる
 足元、2016年4-6月期EPSが前年同期比で大幅に拡大、かつ、7-9月期は4-6月期を上回る
伸び率となった銘柄群の株価パフォーマンスは良好。市場の関心はトランプ次期政権の政
策に向かっているものの、10-12月期決算発表が近づくにつれて高成長と業績改善の両立
が見込まれる企業に再び注目が集まると想定。2016年7-9月期EPSが前年同期比で10%超
拡大し、10-12月期EPSの前年同期比伸び率が7-9月期を上回る見通しの銘柄を抽出した
米主要500社の利益成長率(前年同期比)
(四半期:2014/3~2017/9)
(%)
15
2015年4-6月期以来、
5四半期ぶりの増益
10
5
0
▲5
▲ 10
14/3
14/9
15/3
15/9
16/3
16/9
17/3
(注1)2016/3以降はトムソン・ロイター
(注1)集計予想、11/18時点
(注2)11/18時点で500社中476社が
(注2)2016年7-9月期決算を発表済み
出所:トムソン・ロイターの資料より
出所:みずほ証券作成
17/9 (年/月)
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
1
2016/12/1
マーケット・フォーカス
2016年7-9月期決算
は5四半期ぶりの増
益に
米主要500社(S&P500指数構成企業)の2016年7-9月期決算発表は11月18日ま
でに476社が終了。トムソン・ロイターの集計(未発表企業は市場予想を使用)による
と、16年7-9月期は前年同期比4.2%増益と10月1日時点予想(同0.5%減益)から4.7
ポイント上振れ、15年4-6月期以来、5四半期ぶりに増益に転じた。
業種別にみると、S&P500指数に占めるウエートが高い情報技術、金融が事前予
想から大きく上振れ、全体を押し上げた。情報技術は前年同期比11.2%増益と10月
1日時点予想の同4.4%増益から6.8ポイントの上振れ。ネット関連サービスの利用拡
大やオンライン広告収入の増加により、大手ソフトウエア関連企業の利益が市場予
想を上回った。また、半導体関連企業の業績も好調。パソコンメーカーの在庫積み
増しを背景に製品単価が上昇したほか、ネット関連サービスを提供する企業や中国
スマートフォンメーカー向けの販売が堅調だった。
金融は同8.6%増益と10月1日時点予想の同1.1%増益から7.5ポイントの上振れ。英
国の欧州連合(EU)離脱決定による世界経済の先行き不透明感から債券需要が拡
大し、大手金融機関の債券取引関連業務の収益が改善した。
米主要500社業種別の利益成長率見通し(2016年7-9月期)
ウエート
11/18時点
S&P500指数
情報技術
金融
ヘルスケア
一般消費財
資本財
生活必需品
エネルギー
公益
素材
不動産
通信
17 年は 12.2% 増益予
想、次期政権の政策
の織り込みはこれか
ら、ドル高に留意
16年7-9月期
10/1時点
11/18時点
(%)
前年同期比(%)
-
▲ 0.5
4.4
1.1
5.6
4.1
▲ 1.2
4.1
▲ 66.0
2.3
6.8
1.4
▲ 3.8
21.0
14.6
14.1
12.3
10.4
9.3
7.2
3.1
2.8
2.8
2.4
4.2
11.2
8.6
7.6
8.6
3.7
7.0
▲ 66.5
10.7
10.8
2.4
▲ 1.8
改善幅
(ポイント)
4.7
6.8
7.5
2.0
4.5
4.9
2.9
▲ 0.5
8.4
4.0
1.0
2.0
(注1)ウエートはS&P500指数に占める
(注1)比率
(注2)改善幅は11/18時点見通し
(注2)から10/1時点見通しを引いた値
出所:トムソン・ロイターの資料および
出所:ブルームバーグのデータより
出所:みずほ証券作成
11月18日時点の主要500社の2016年通年の利益成長率予想は前年比0.9%増益
と、情報技術、金融の見通し改善を背景に10月1日時点予想から0.8ポイント改善。
17年通年は同12.2%増益と16年から大幅に改善する見通し。情報技術、金融の2ケ
タ増益が支えとなるほか、商品市況回復によりエネルギー、素材も全体の改善に寄
与する見通し。
トランプ次期政権の政策の影響は、閣僚人事や議会共和党との折衝を通じた実
現性を見極めながら業績予想への織り込みが進もう。金融規制緩和に対する期待
や金利上昇から金融、インフラ投資や国防費拡大への期待から資本財に業績上振
れ余地が見込まれる。
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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2016/12/1
マーケット・フォーカス
一方、ドル高の悪影響に留意が必要となろう。ドルの総合的な強さを示す名目実
効為替レートは11月9日から18日にかけて3.7%上昇。11月18日時点の名目実効為
替レートは年初から11月8日までの平均を4.5%上回る。過去の名目実効為替レート
とS&P500指数の12ヵ月実績1株当たり利益(EPS)の関係をみると、1%のドル高は
0.7%程度のEPS悪化要因となる。
米主要500社業種別の利益成長率見通し(2016年・17年)
16年通年
10/1時点
11/18時点
前年比(%)
S&P500指数
情報技術
金融
ヘルスケア
一般消費財
資本財
生活必需品
エネルギー
公益
素材
不動産
通信
0.1
2.1
▲ 0.9
8.1
11.4
0.8
3.9
▲ 74.8
4.2
0.6
▲ 0.9
1.1
0.9
4.1
2.0
8.1
10.5
0.8
4.6
▲ 75.7
5.5
▲ 0.7
▲ 1.7
0.8
改善幅
17年通年
11/18時点
(ポイント)
前年比(%)
▲
▲
▲
▲
▲
0.8
2.0
2.9
0.0
0.9
0.0
0.7
0.9
1.3
1.3
0.8
0.3
12.2
11.8
10.1
8.7
9.8
5.0
7.6
329.0
0.3
14.8
6.7
3.3
(注)改善幅は11/18時点見通しから
(注)10/1時点見通しを引いた値
出所:トムソン・ロイターの資料より
出所:みずほ証券作成
ドルの名目実効為替レートとS&P500指数の1株当たり利益(EPS)変化率
(四半期:1987/3~2016/9)
(%)
50
(
)
1
前 2
年ヵ
同月
期実
比績
伸 E
び P
率 S
の
y = -0.68x + 9.06
R² = 0.077
40
30
20
10
0
▲ 10
▲ 20
▲ 30
ドル高→
←ドル安
▲ 40
0
5
10
15
▲ 10
▲5
(%)
(名目実効為替レートの前年同期比変化率)
(注)名目実効為替レートの
(注)前年同期比変化率は、
(注)直近4四半期平均値の
(注)前年同期に対する伸び率
出所:ブルームバーグおよび
出所:トムソン・ロイターのデータ
出所:よりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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2016/12/1
マーケット・フォーカス
4-6月期EPSが10%超
拡 大 し 、 7-9 月 期 に
4-6月期を上回る伸
びとなった銘柄のパ
フォーマンスは良好
米主要500社の2016年7-9月期の業績が16年4-6月期から改善するなか、個別企
業でも7-9月期業績が4-6月期から改善する見通しの企業に注目していた。なかで
も、4-6月期の実績1株当たり利益(EPS)が前年同期比で10%超拡大し、7-9月期の
実績EPS伸び率が4-6月期を上回る企業を一定の条件で抽出したところ、以下の15
社が該当。株価パフォーマンスをみると、これら15社の9月30日から11月18日にかけ
ての株価騰落率の平均は+8.9%、大統領選後に大幅上昇した金融セクター2社を除
いた平均でみても+8.8%と、同期間のS&P500指数(+1.7%)を大幅に上回る。
2016年7-9月期のEPS伸び率が16年4-6月期を上回る企業の株価パフォーマンス
EPS伸び率(前年同期比)
No.
ティッカー
企業名
株価
業種
1 DD
デュポン
素材
2 CELG
セルジーン
3 DHR
(ドル)
(A)
16年4-6月期
実績
(B)
16年7-9月期
実績
(%)
(%)
(B)-(A)
(ポイント)
株価騰落率
9/30→11/23
(%)
70.32
12.3
2,474.6
2462.3
5.0
ヘルスケア
120.85
144.3
341.0
196.7
15.6
ダナハー
ヘルスケア
79.16
16.5
41.1
24.6
1.0
4 QCOM
クアルコム
情報技術
68.13
24.2
46.5
22.3
▲ 0.5
5 NFLX
ネットフリックス
一般消費財
117.69
50.0
71.4
21.4
19.4
6 FOXA
21世紀フォックス
一般消費財
28.40
14.9
33.5
18.6
17.3
7 HUM
ヒューマナ
ヘルスケア
207.93
38.0
54.0
16.1
17.5
8 UNH
ユナイテッドヘルス・グループ
ヘルスケア
153.54
13.5
24.4
10.9
9.7
9 SBUX
スターバックス
一般消費財
57.59
19.4
30.2
10.7
6.4
10 SCHW
チャールズシュワブ
金融
39.11
20.0
27.3
7.3
23.9
11 TXN
テキサス・インスツルメンツ
情報技術
74.06
16.0
22.1
6.2
5.5
12 SPGI
S&Pグローバル
金融
120.21
15.1
20.0
4.9
▲ 5.0
13 PCLN
プライスライン・グループ
一般消費財
1520.99
19.2
24.0
4.8
3.4
14 MCD
マクドナルド
一般消費財
120.14
12.4
15.7
3.4
4.1
15 ADP
オートマチック・データ・プロセシング
情報技術
96.65
26.5
28.4
1.9
9.6
15社平均
8.9
金融除く13社平均
8.8
S&P500指数
1.7
(注1)以下の①~③を満たす企業を抽出した
(注1)①S&P500指数構成企業のうち時価総額が300億ドル超かつ決算期が3・6・9・12月
(注1)②2016年4-6月期の実績EPSが黒字かつ、前年同期比伸び率が10%超
(注1)③2016年7-9月期の実績EPSが黒字かつ、前年同期比伸び率が16年4-6月期を上回る
(注2)個別企業の予想EPS伸び率はブルームバーグの集計データより算出
(注3)データは11/23時点
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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2016/12/1
マーケット・フォーカス
7-9月期EPSが10%超
拡大し、10-12月期に
7-9月期を上回る伸
びが見込まれる銘柄
を抽出
足元の市場の関心はトランプ次期政権の政策に向かっているものの、10-12月期
決算発表が近づくにつれて高成長と業績改善の両立が見込まれる企業に再び注
目が集まると想定。以下、S&P500指数構成企業で3・6・9・12月決算かつ時価総額
が300億ドル超を対象に、「2016年7-9月期の実績EPSが黒字かつ、前年同期比伸
び率が10%超」「2016年10-12月期の予想EPSが黒字かつ、前年同期比伸び率が16
年4-6月期を上回る」企業を抽出したところ、以下の22社が該当した。
2016年10-12月期の予想EPS伸び率が16年7-9月期実績を上回る企業
EPS伸び率(前年同期比)
No.
ティッカー
企業名
株価
業種
(ドル)
(A)
16年7-9月期
実績
(%)
情報技術
40.96
(B)
(B)-(A)
16年10-12月期 (ポイント)
予想
株価騰落率
9/30→11/23
(%)
(%)
1 YHOO
ヤフー
61.9
342.4
280.5
▲ 5.0
2 REGN
リジェネロン・ファーマシューティカルズ
ヘルスケア
3 UNH
ユナイテッドヘルス・グループ
ヘルスケア
402.41
24.7
132.1
107.4
0.1
153.54
24.4
68.1
43.7
9.7
4 ESRX
エクスプレス・スクリプツ・ホールディング
ヘルスケア
76.81
20.6
61.0
40.4
8.9
5 D
ドミニオン・リソーシズ
公益
72.87
11.1
45.2
34.1
▲ 1.9
6 BDX
ベクトン・ディッキンソン
ヘルスケア
168.48
20.0
51.0
31.1
▲ 6.3
7 NFLX
ネットフリックス
一般消費財
117.69
71.4
101.3
29.9
19.4
8 PYPL
ペイパル・ホールディングス
情報技術
40.05
11.3
39.0
27.7
▲ 2.2
9 JPM
JPモルガン・チェース
金融
78.86
15.2
36.6
21.3
18.4
10 AMGN
アムジェン
ヘルスケア
145.03
10.8
23.6
12.8
▲ 13.1
11 V
ビザ
情報技術
79.57
22.9
34.9
12.0
▲ 3.8
12 GE
ゼネラル・エレクトリック
資本財
31.34
19.2
31.1
11.8
5.8
13 MRK
メルク
ヘルスケア
61.64
10.1
20.9
10.8
▲ 1.2
14 MMC
マーシュ・アンド・マクレナン
金融
15 GOOGL アルファベット
情報技術
16 PCLN
プライスライン・グループ
一般消費財
17 BIIB
バイオジェン
ヘルスケア
18 SCHW
チャールズシュワブ
金融
19 JNJ
ジョンソン&ジョンソン
ヘルスケア
69.46
39.0
49.3
10.3
3.3
779.00
25.2
31.0
5.8
▲ 3.1
1520.99
24.0
28.8
4.8
3.4
305.93
16.9
19.2
2.3
▲ 2.3
39.11
27.3
28.6
1.3
23.9
113.07
10.6
11.8
1.2
▲ 4.3
20 CTSH
コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ
情報技術
51.86
18.3
19.3
1.1
8.7
21 BAC
バンク・オブ・アメリカ
金融
20.56
10.1
11.0
0.9
31.4
22 MAR
マリオット・インターナショナル
一般消費財
78.08
17.2
17.7
0.4
16.0
22社平均
4.8
S&P500指数
1.7
(注1)以下の①~③を満たす企業を抽出した
(注1)①S&P500指数構成企業のうち時価総額が300億ドル超かつ決算期が3・6・9・12月
(注1)②2016年7-9月期の実績EPSが黒字かつ、前年同期比伸び率が10%超
(注1)③2016年10-12月期の予想EPSが黒字かつ、前年同期比伸び率が16年4-6月期を上回る
(注2)個別企業の予想EPS伸び率はブルームバーグの集計データより算出
(注3)データは11/23時点
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する
最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全
性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見通しであり今後予告なしに当社の判断で随
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2016/12/1
金融商品取引法に係る重要事項
マーケット・フォーカス
■国内株式のリスク
リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化
等により、投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。
■国内株式の手数料等諸費用について
○国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料
をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2%(税
込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○株式を募集等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。
○保護預かり口座管理料は無料です。
■外国株式のリスク
○外国株式投資にあたっては、株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク(平価切り下げ等も含
む)、国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込
むことがあり、損失を被ることがあります。
○現地の税法、会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与
えることがあります。
○各国の取引ルールの違いにより、取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、ご注文内容が
当該証券の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。
○外国株式において有償増資等が行われた場合は、外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売
却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市
場があっても当該証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生し
ても本邦投資家が取り扱いできないことがあります。
○外国株式の銘柄(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商
品取引法に基づいた発行者開示は行われていません。
■外国株式の手数料等諸費用について
○外国委託取引
国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および
諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。
詳細は当社の担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金
に対して最大 1.08%+2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、
約定代金 55,000 円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8%(税込み)の手数料をご負担いただきます。
○国内店頭(仕切り)取引
お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別
途手数料および諸費用はかかりません。
○国内委託取引
当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134%(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託
手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に
97.2%(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○外国証券取引口座
外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券
取引口座管理料は無料です。
外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決
定した為替レートによるものとします。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書または
お客さま向け資料等をよくお読みください。
商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 94 号
加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
広告審査番号 : MG5690-161201-06
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