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鳥取県の事業概要
~鳥取大学医学部附属病院~
鳥取県発達障がい啓発推進キャラクター
「シロウクマ先生」
~拠点病院を中心に医療・福祉・教育のネットワークを強化!~
【1】地域概要
・都道府県担当管轄課
: 鳥取県 子ども発達支援課
・児童数(0~18歳未満)
: 89,615人(H27.10現在)
・児童精神科系 医師数
: 4名
・児童精神科のある医療機関数 : 3機関、入院病床・病棟なし
【2】拠点病院・機関概要
・拠点病院名:鳥取大学医学部附属病院(697床)
・事業実施科:脳神経小児科
・事業開始年:H20年10月~
・子どもの心の診療機関マップ:マップは作成していないが、本事業協
力医療機関名を一覧表で拠点病院
及び県のHPに掲載している。
【3】事業実施への経緯
・鳥取大学医学部附属病にて発達障害児の地域医療の連携を検討していたところ事業があることを知り、事業参加を県と検討し、実施に至った。
鳥取県の事業概要~鳥取大学医学部附属病院~
【4】事業図
鳥取県の事業概要~鳥取大学医学部附属病院~
【5】実施事業の概要
①子どもの心の診療支援[連携]事業
・ネットワーク会議:ワーキンググループからの課題をもとに、医療と福祉、保健、教育等の各分野との連携の在り方について協議(年1回)
・拠点病院を中心として、医療の連携や事業の企画・運営(年3回)
②子どもの心の診療関係者研修・育成事業
・子どもの心を支える診療医等スキルアップ研修
医学講座(全7講座/2日)
研修会(年2回)→県外から講師をお招きし、毎年テーマを変え開催。医師対象(1回)、支援者対象(1回)
発達支援コーディネータースキルアップ研修(全3回)→保健師、保育士を対象に医療との連携、保護者支援等の具体的な
支援内容の研修を行い、職員のスキルアップを図る。
③普及啓発・情報提供事業
・一般市民、保護者を対象に子どもの心に関する理解啓発講演会を開催(年1回)
・ホームページの更新→講演会・研修会の案内、事業協力医の情報発信等
・リーフレット作成
【6】特徴や特に力を入れている事業内容
・大学病院を中心にネットワークを形成し、子どもの心の診療のできる医師や専門家の育成に力を入れている。
鳥取県の事業概要~鳥取大学医学部附属病院~
【7】事業による効果と思われるもの
・発達障害を診療する診療医(二次診療医および一次診療医)の増加
鳥取大学と連携して診療にあたる一次診療医が0から4名に増加した
鳥取大学においてこどもの心の診療を研修する小児神経科医が毎年平均2名づつ増加している
・診療に必要な教育機関との連携シートを作成し、より詳細に学校の情報が得られるようになった
・教員や保健師の理解とスキルが向上した
・住民の心の診療の必要な子どもの理解が広まった
・自治体による家族支援(ペアレントトレーニング)の実施に繋がった
・小児神経科医と児童精神科医の連携がスムーズになった
【8】目指す方向性
(今後の予定事業や展望、目標など)
・診療連携できるための診療医を増やし、全ての地区で一定レベルの診療が受けられることを目指す
・市町村(乳幼児健診や発達相談)や教育機関で一次相談ができるように人材のスキルアップを図る
そのために関係機関にアウトリーチして実地指導や検討会を行う予定である
・医療と行政、教育、福祉が連携して子どもの心のケアができる仕組みを作る