「UNIPROVE/AS」で実現 多様な学務情報の一元管理と

Case Study
明治学院大学
http://www.meijigakuin.ac.jp/
多様な学務情報の一元管理と保証人(保護者)への
在学生の情報提供を「UNIPROVE/AS」で実現
理に手間が発生していた
すべての学務情報を
一つのシステムで管理
一元化されたデータベースで
スムーズな履修申請などの学
生向けサービス向上や、保証人
への迅速な情報提供を実現
業務を効率化
に管理する必要がありました。学部と大
系に分かれており、
データベースも別々で
学院双方に授業を持つ教員はシラバス
した。このため窓口業務が終わらないと
1863年のヘボン塾創立以来、
創設者
(講義概要)公開の際も入力が二度手間
データの転送や取り込みが行えず、
残業
J.C.ヘボン博士が理想とした「他者への
になっていたため、
長年、
すべてを一つの
が慢性化していたほか、変更内容が即
貢献=Do for Others」を教育理念とし
学務情報システムで管理したいという思
時にシステム反映できないのが大きな悩
て掲げる明治学院大学。6学部15学科
いがあったのです」
と奥田氏は語ります。
みでした」
と語るのは教務部 教務課 課
と大学院で質の高い教育研究活動を展
「そこで複数のシステムを検討した結果、
長の宮下 誠氏です。特に履修申請が集
開している明治学院大学は、全国の大
ワンシステムでの運用はもちろん、
パッケー
中する春・秋の繁忙期には、
限られた期
学に先駆けてボランティアセンターの開
ジ標準機能で多くの業務ができる点、
大規
間内でデータ処理を行う必要があるた
設、
グローバルマインドを育む多彩な留
模校での導入実績も豊富な点を評価して
め、連日遅くまで残業するのが当たり前
学プログラムや1年次からのキャリアデザ
UNIPROVE/ASに決めました」
と教務部
だったといいます。
インプログラムの用意など、個性あふれる
次長の海老沢 久美子氏は続けます。
「しかし、UNIPROVE/ASはデータ
学風で知られています。
その基幹業務や複雑なカリキュラム編
成をサポートしているのが日立の大学向
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UNIPROVE/ASを 導 入し、
効果
テムが分かれており、データ管
解決
課題
学部と大学院で学務情報シス
UNIPROVE/ASでデータ管理の
効率化を実現し、職員の残業を低減
け学務情報システム「UNIPROVE/AS」
UNIPROVE/ASは、学
です。
「明治学院大学では従来、
他社製
籍・履修・カリキュラム・時間
の学務情報システムを導入していました
割など学内の学務情報を
が、
ハードウェアの老朽化に加え、
運用面
一つのデータベースで効率
でもさまざまな課題が顕在化してきたため
的に管理し、
基幹業務や複
システム刷新に踏み切りました」
と教務部
雑なカリキュラム編成を強
教務課 システム担当の奥田 修史氏は
力にサポートする機能を備
説明します。
えています。
「これまでは大学と大学院が別々の学
「従来の学務情報システ
務情報システムを利用しており、
白金と横
ムは、職員が使う基幹系と
浜に分かれたキャンパスの時間割も個別
教員・学生が使うサービス
はいたっく 2016.12
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ベースが一元化されているうえに、大量
データも高速にリアルタイム処理できま
す。このため時期を問わず残業時間が
「UNIPROVE/AS」の操作風景
教育機関向け
ソリューション
明治学院大学
所 在 地 東京都港区白金台1-2-37(白金キャンパス)
神奈川県横浜市戸塚区上倉田町1518(横浜キャンパス)
創
立 1963年
学 生 数 12,197名(学部)/146名(大学院)
(2016年5月1日現在)
教 職 員 数 1,619名(2016年5月1日現在、
非常勤含む)
低減できたことがうれしいですね」
と笑顔
の構築です。明治学院大学では在学生
スワードでポータルサイトにログインする
で語るのは教務部 横浜教務課 課長の
約12,000名の保証人(保護者)が参加
と、大学が保証人向けに発信する情報
山下 篤氏です。
する「保証人会」が組織されており、懇
に加え、在学生本人の成績や履修状況
学生がWebから履修申請する際も、
談会などを通じて大学と家庭との連絡を
を見ることができます。この情報提供の
申請画面には履修可能な科目だけしか
密にし、在学生を幅広くフォローする活動
仕組みを実現することで、保証人が在
表示されないため、履修できない科目を
を展開しています。
学生本人をリアルタイムにフォローする
申請してしまうというミスを防止することが
「これまでも保証人の方々に、在学生
機会を増やすことに成功。今まで紙で
できます。同様に、授業時間や教室、時
本人の成績を郵送するサービスは行っ
行っていた保証人の連絡先などの変更
間割などを急きょ変更しなければならなく
ていました。
しかし多くの大学で授業へ
申請もWebからそのまま行えるようにし
なった場合も、職員が修正した内容が学
の意欲低下や自主退学者が増加してい
ました。
生ポータルなどに即時反映されるため、
ることが社会問題となってきたことで、保
「保証人用ポータルサイトの機能をさら
学生向けサービスを向上できた点も高く
証人から
“もっと学生の状況を迅速に把
に充実させるため、今後は講義の出欠
評価されています。
握できる方法はないか”
という要望が増
状況に関する情報も提供できるかどう
「UNIPROVE/ASに移行してからは、
えてきたのです。また、保証人とのパイプ
か、可 能 性を探っているところです」
と
紙ベースでの作業も減りました。以前は
を強化し、大学としての説明責任を果た
海老沢氏は話します。
学生がWebから住所変更する機能が
す方法を検討していました。そこで大学
先駆的な教育で日本のグローバル化
なかったため、窓口で住所変更届を書い
として保証人用ポータルサイトを立ち上
を支え、人に寄り添う教育理念で時代を
てもらい、後で職員がシステム入力する
げるとともにUNIPROVE/ASをカスタマ
担う若者たちを育み続ける明治学院大
手間がかかっていました。
しかし今では
イズし、Webから情報を提供することにし
学。その教育基盤を支えるため、
これか
学生自身がいつでもWebから住所変更
ました」
と海老沢氏は語ります。
らも日立は教育機関向けソリューションの
などを入力し、職員が承認するだけで反
保証人それぞれに与えられたID/パ
さらなる強化に取り組んでいきます。
映できるようになり、双方の負担軽減と利
便性の向上が実現しています」
と宮下氏
保証人
(保護者)
大学向け学務情報システム
「UNIPROVE/AS」
は評価します。
同時に採用された大学向け証明書自
動 発 行システム「UNIPROVE/SS」
も、
直感的に操作できる画面デザインや英
語ガイダンス機能などにより、職員の負担
履修管理
「保証人用ポータルサイト」
から在学生本人の成績や
履修状況を確認
学生
教員
学籍管理
カリキュラム管理
貢献しています。
など
履修申請、
住所変更
休講情報の確認 など
もう一つのシステム導入効果として挙
げられるのが「保証人用ポータルサイト」
時間割・カリキュラム登録
卒業判定 など
成績管理
軽減と学生向けサービスの向上に大きく
保証人(保護者)向けのポータル
サイトで迅速な情報提供を開始
職員
各種証明書の発行
成績登録、シラバス入力
など
大学向け証明書
自動発行システム
「UNIPROVE/SS」
明治学院大学に導入されたシステムの概要
お問い合わせ先
(株)
日立製作所 公共システム営業統括本部 カスタマ・リレーションズセンタ
http://www.hitachi.co.jp/pchannel-inq/
■ 情報提供サイト
http://www.hitachi.co.jp/app/uniprove_as/
はいたっく 2016.12
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