資料2-3 状態改善加算のための要件等について(案) 1.事業所の要件 4月1日及び11月末時点の利用実人数がいずれも10人以上の事業所であること。 2.状態改善の測定方法 4月当初から引き続き8月末時点まで当該事業所を利用している利用者を対象として、 4月1日時点と11月末時点と比較して、状態改善の程度に応じて利用者1人当たり以下 のポイントを付与する。 ①状態維持:1ポイント ②状態改善:2ポイント(事業対象者は要支援1相当とし、要支援1から事業対象者、又 はその逆は状態維持とみなす) 11月末時点の状態 4月1日 の状態 要支援2 要支援1 事業対象者 非該当 要支援2 1 2 2 2 要支援1 0 1 1 2 事業対象者 0 1 1 2 ○4月1日時点での未在籍の者、及び4月1日に在籍していても8月末時点で在籍なしの 者は対象外とする。なお、11月末時点の介護度は、当該事業所の在籍の有無に関わら ない。 ○事業所全体として以下の計算式を満たす場合、加算を認定して翌年度1年間加算を行う。 (事業所全体のポイント合計) >1 4月1日から8月末時点まで継続して在籍している者のうち、4月から11月までの間に 更新・変更認定を受けた者の数(※) ※更新・変更認定を受けた者の数には、要支援認定の更新・変更認定を受けた者の他、事 業対象者として継続している者及び事業対象者から非該当になった者の数を含む。 3.計算例 ①更新・変更認定者7人中5人が更新、2人が改善、事業対象者0人の場合 (1×5+2×2+1×0)÷7≒1.3→加算○ ②更新・変更認定者7人中5人が更新、2人が改善、事業対象者2人の場合 (1×5+2×2+1×2)÷9≒1.2→加算○ ③更新・変更認定者6人中4人が更新、1人が改善、1人が改悪、事業対象者3人の場合 (1×4+2×1+0×1+1×3)÷9=1.0→加算× ④更新・変更認定者5人中4人が更新、1人が改善、事業対象者2人の場合 (1×4+2×1+1×2)÷7≒1.1→加算○ ⑤更新・変更認定者5人中5人が更新、事業対象者1人の場合 (1×5+1×1)÷6=1.0→加算× ⑥更新・変更認定者5人中5人が更新、事業対象者0人の場合 (1×5+1×0)÷5=1.0→加算× ⑦更新・変更認定者4人中2人が更新、1人が改善、1人が改悪、事業対象者1人の場合 (1×2+2×1+0×1+1×1)÷5=1→加算× 4.加算事業所の認定 区システムにより事業所ごとに上記計算式の判定を行い、計算式を満たす事業所にはそ の旨を周知したうえで、事業所からの申請に基づき加算の認定を行う(自己負担額に影響 を与えることから、事業所の判断を優先するため) 。 5.平成29年度における状態改善加算について 上記1~4における要件の判定は、平成29年度における状態に対して平成30年度に 加算できるかどうかを判断するものであり、平成29年度においては、今年度、国保連が これまでどおり行う処理に基づいて判断するものである。したがって平成29年度におけ る状態改善加算は通所型サービスのみが該当となり、訪問型サービスに対する加算は平成 30年度からとなる。
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