S E T 01. お伽話 02. 水上バス 03. 優しい歌 04. 彩り 05. You make me happy 06. クラスメイト 07. PIANO MAN 08. CANDY 09. 妄想満月 10. もっと 11. 傘の下の君に告ぐ 12. マシンガンをぶっ放せ 13. WALTZ 04 28 L I S T 14. 血の管 15. こころ 16. くるみ 17. GIFT 18. HERO 19. 足音 ~ Be Strong 20. 通り雨 21. 虹の彼方へ ENCO R E 01. 名もなき詩 02. Tomorrow never knows 03. あんまり覚えてないや 04. 忙しい僕ら thu. 高知県立県民文化ホール オレンジホール Mr.Children から山本拓夫 (Sax/Fl) が参加、そ 身を委ね、20 数年来変わらぬ美声を響かせる桜 れまでのまったりとした雰囲気から 井。彼が「今回は Mr.Children ではなく、8 人の 一変、観客も拳を突き上げながらの バンドでまわっている感覚」と語るように息ピッ コール&レスポンス。この熱量には タリに、楽器 1 つひとつの音が自由に鳴っていた。 昨年はアリーナツアー【REFLECTION】に始 彼らも驚いたようで、 「はじめまして高知! 初 後半はアッパーチューン『傘の下の君に告ぐ』 まり、5 大ドームを含むスタジアムツアー【未完】 、 めてだからかものすごく歓迎してくれているよね。 から始まり、桜井が今年近しい人を亡くしたこと Zepp 対バンツアー【Mr.Children 2 マン LIVE】 ビートルズが初来日した時もこんな感じだったよ と、100 万 人 超 規 模 の 公 演 を 大 成 功 に 収 め た うな」と冗談めかしながら、前日に高知城を訪れ 『くるみ』をはじめとした往年のヒット曲を挟ん Mr.Children。怒涛の 1 年を終え今年はスローペ た話や、このホールの椅子の座り心地が一番いい で、 『足音 ~ Be Strong』でオーディエンス全 初上陸の地にやさしく鳴り響く 極上の人間賛歌 をきっかけに作ったという新曲『こころ』を披露。 ースで活動するかと思いきや、2 月末、突如ホー 員とシンガロング。アンコールでは『Tomorrow ルツアーの開催を発表。ホールツアーは 2002 never knows』でミスチル世代の涙腺を崩壊さ 年以来となるが、このツアーは桜井和寿 (Vo/G) せ、 「この曲が終わればまた日常に戻って、嫌なこ の病気療養により実現しなかったため、実施は とがあったり忙しくすると思うんだけど…そんな 1994 年以来実に 22 年ぶり。デビュー 25 年目 皆さんを讃える曲です」と『忙しい僕ら』でグラ ということを考えるとほぼ初めてのホールツアー ンドフィナーレ。手を繋いで深々とお辞儀する8 と言っても過言ではない。しかもまわるのは地方 人に、温かい拍手とありがとうの声が降り注いだ。 の小さな会場ばかり。これはもう “ミスチル事変” Mr.Children が一貫して歌い続けているのは、 と呼んでいいほどのビッグニュースだった。 平凡な日常の中で小さな出来事に一喜一憂する キャリア四半世紀にして初めての高知ライブ。 “どこにでもいる人の歌”だ。歌の中に描かれる 今ツアーの中でも特にコンパクトな会場には、超 人間の弱さやずるさ、浅はかさは時に生々しくも プレミアチケットを手にした強運 1500 人のざわ あるけれど、だからこそ私達は彼らの曲を信頼し、 めきと熱気が充満していた。暗転し、メンバーと 共に歩んでこられた。 『忙しい僕ら』の一節「泣 サポートの SUNNY(Key/Cho)、小春 (Acc) が いて泣き止んで また泣いて 笑って 忙しい僕 登場する。割れんばかりの拍手と歓声の中始まっ らは 日々をまた刻んでく」ように、悲しみも喜 たのは、未発表曲の『お伽話』 。人間誰しも間違 というご当地ネタで地元ファンをさらに喜ばせる。 びも抱きしめ今を愛そう。ステージを後にする彼 いはあり、それを無かったことにはできないと歌 そしてもう 1 人のサポートメンバー icchie (Tp) らの背中にそう誓った夜だった。 う曲だ。ステージ中央に置かれた樹木を思わせる も加わり、ここからはブラスアレンジを効かせた オブジェにはいくつもの電球が吊るされ、それが 『You make me happy』 『クラスメイト』とい 徐々に明るくなっていく。音と共にステージに血 ったアーバンかつジャジーな楽曲を中心にプレイ。 が通っていくような不思議な感覚……歴史的一夜 的確なコードワークを淡々と刻んでいく田原健一 がいよいよ始まる。 (Gt)、メロディアスなベースラインでバンドサウ 2 曲目はスローバラード『水上バス』 。一語一 ンドを支える中川敬輔 (Ba)、桜井が「顔で歌うド 語丁寧に歌い上げる桜井の声とアコーディオンの ラマー」と称する通り自身も音色も表情豊かな鈴 音色が曲の切なさを際立たせる。続く 『優しい歌』 木英哉 (Dr)、この 3 人とサポートメンバーの音に text_ 上岡雅 2016 DEC. New Single 『ヒカリノアトリエ』 2017.1.11 out!! ★ Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ 2017. 3 月 8 日(水)広島文化学園 HBG ホール © 2016 YUMEBANCHI Co.,Ltd. All rights reserved.
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