第67回農業クラブ全国大会大阪大会 山形県立置賜農業高等学校広報紙 「いま置農生は頑張る」 平成28年度 第2号 置農 インフォメーション 食料環境科3年 遠藤有華さん 農業鑑定競技会(食品)優秀賞おめでとう! 第67回日本学校農業クラブ全国大会平成28年度大阪大会は、全 国各地から約1000名のクラブ員が参加し、10月25日~27日 の三日間にわたり、大阪府の大阪市、堺市、池田市、吹田市で開催さ れました。天候にも恵れ、体調を崩す生徒もおらず、無事に大会日程 を終えることができました。本校からは、農業鑑定競技会に伊藤虎君 (L3)、依田朋恵さん(G3)、遠藤有華さん(E3)が参加、クラ ブ代表者会議に佐藤美寛君(L2)が参加しました。10月27日に は、大阪府立国際会議場において大会式典が盛大に開催されました。 本校では農業鑑定競技会(食品分野)において、遠藤有華さんがみご と優秀賞に輝きました。来年の岡山大会でも、多くの皆さんが入賞で きるように日々の農業学習や農業クラブ活動に真摯に取り組んで欲し いと思います。 山形県立置賜農業高等学校広報委員会 平成 28 年 11 月発行 999-0121 川西町大字上小松 3723 TEL 0238(42)2101 FAX 0238(42)2103 ホームページ http://www.okitama-ah.ed.jp メール yokitama @ pref-yamagata.ed.jp 子どもは未来からの留学生 校長 佐藤 睦浩 「子どもは未来からの留学生」これは10月29日置賜地区高等学校PTA連合会研究集会にお いて、講師としてお招きした渡部泰山氏(東北芸術工科大学基盤教育センター教授 元山形県教育 庁教育次長)からいただいたキーワードです。渡部先生は“全てがかけがえのない留学生たちでは あるのだが、「この格差社会の現実、それが自尊感情(自身を価値ある者と思える気持ち)の欠如し た子どもたちを産み、他人をしいたげる(=いじめる)ことで自己の存在を確かめる」という負の スパイラルが現存することも認識しなければいけない”とおっしゃいました。 農業鑑定競技会全国大会に参加して 農業クラブ会長 食料環境科3年 遠藤 有華(川西中出身)) 私は、10月26日に行われた農業鑑定競技会の全国大会に出場してきました。昨年に引き続き2度目の出場ということ で、入賞を目指し、学習に取り組んできました。今年は出場範囲も解答方法も昨年とは大幅に変わったため、学習法も変え て大会に備えました。勉強したところが問題として出てきていると実感することができたのは、昨年と大きく違うと感じま した。過去問を解いて出題傾向を知るというのは大切ですが、自分なりに基準書に沿った学習を行うことが重要だと感じま した。今年は昨年の雪辱を果たし、無事入賞することができました。結果を知ったときの衝撃は、今でも鮮明に覚えていま す。後輩の皆さんには、これよりも大きな衝撃と喜びを感じて欲しいと思います。最後にこれまで指導して下さった先生 方、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。 私が生徒の特別指導をとおして気づくのは、「俺なんか・・・」とか「どうせ・・・」という枕言葉から話を始める生徒が 少なくないことです。私はすかさず「『俺なんか』って言うな!」と喝を入れます。自己肯定感が低いから特別指導を受ける のか、特別指導を受けると自己肯定感が下がるのか。どちらもあり得るとは思いますが、私はそんな時真っ向からこう言いま す。「君の家の人は君のことを悪く言うか?君は大事な家族の一員だろう。何と比べて卑下(自分を劣ったものとする)する んだ。家族は勿論、学校にとっても君はオンリーワンの宝物なんだ。『俺なんか』とか『どうせ』とか絶対言うな!」と。 客観的に見れば私自身の自己満足、自己陶酔といわれるかもしれません。しかし、言葉に気持ちを込めて生徒に伝えるのは 教師として基本中の基本です。私たち周りの大人は様々な境遇にある生徒に対して、実効的なサービスは出来なくとも、先を 農業鑑定競技会全国大会に参加して 生物生産科3年 伊藤 虎(小国中出身) 私は今回、大阪で行われた農業鑑定競技会の全国大会に参加してきました。去年の全国大会の問題で復習をするなどして 本番に挑みました。しかし、本番では緊張のため勉強していたところを忘れてしまい、良い結果を出すことはできませんで した。全国大会では校内大会とはまた違った緊張感を味わうことができ、とても新鮮でした。最終日に参加した大会式典で は最優秀賞を受賞したプロジェクト発表、意見発表を見ましたが、いずれもレベルが高く、とても驚きました。全国大会の レベルの高さを目の当たりにし、発表を聞いたときには鳥肌が立ちました。今回の全国大会では結果は出せませんでした が、精一杯取り組むことができました。 農業鑑定競技会全国大会に参加した 園芸福祉科3年 依田朋恵(米沢二中出身) 私は今回、農業鑑定競技会の全国大会に参加してきました。去年の群馬大会に続いての出場だったのですが、結果は去年 と変わらず入賞できませんでした。ですが、大会に向けパソコン室に通って基準書をまとめたり、先生から借りた教科書や 図書室の本を使って勉強したりすることで、農業高校でしか学べない知識や、農業について深く知ろうとするきっかけにな ったのでとても嬉しく思います。大阪大会の問題は去年のものよりも難しくなっていて、自分の勉強しきれていない部分が 出題されていたり、漢字を忘れて書けなかったりと、自信の未熟さを強く感じました。もっと勉強したら良かったと後悔ば かりです。でもこの大会をきっかけに、もっと農業について知りたい、勉強したいと思うようになったので、これからも時 間があるときに農業の本を読んだり、インターネットで調べるなどして知識を深めたいと思います。来年の全国大会に向け て後輩の皆さんには精一杯頑張って欲しいです。最後に、指導して下さった先生方ありがとうございました。 行く者として常に一点の灯りとなり、凛として「未来からの留学生」にバトンを託す準備を重ねていく必要があるのではない かと思っています。 地区高等学校美術展 生物生産科2年 髙橋菜々美さん 置賜地区高校美術展賞(最優秀)おめでとう! 私は今年初めて、新庄市で行われた山形県高等学校総合文化 祭芸術部門に、「牛」というタイトルの油絵を出展しました。制 作は6月下旬から9月上旬までかかりました。なかなか思うよ うに進まず、学校に遅くまで残ったり先生にお願いして休日に も制作させていただいたりしました。特にこだわったところ は、一番手前の牛の顔です。つむじや骨格の感じを出すために クラブ代表者会議に参加して 生物生産科2年 佐藤美寛(米沢四中出身) 私は今回、農業クラブ全国大会クラブ代表者会議に参加してきました。そこで、私は全国の様々な高校の農業クラブ員の 方々と話をしてきました。分科会では私を含め、みんなが緊張していたのですが、アイスブレーキングですぐに打ち解け、 話し合いを進めることができました。自分がいた班は、青森から沖縄までの広い範囲から参加している総勢6人の班でし た。私は本校の置農ファンクラブについて、話題を提供しましたが、逆に他校の様々なイベントの話をお聞きし、とても新 鮮でした。班の人たちが農業クラブ会長や、自分と同じく来年会長を狙う人だったりして、学ぶことが沢山ありとても良い 刺激になりました。今回の会議で学んだことを、今後の本校農業クラブ活動に活かしていきたいです。また、このような機 会があれば、ぜひ参加したいと思いました。 観察しながら細かく描いたり、鼻のグラデーションを出すため に色を何層にも重ねたりしました。最後まで丁寧に描き上げる ことができたので満足のいく作品になり、完成したときは嬉し さと達成感でいっぱいでした。地区高等学校美術展では最優秀 を取ることができましたが、県では奨励賞で終わってしまいま した。来年は特選以上を取れるように頑張りたいと思います。 ご指導くださった喜早先生、本当にありがとうございました。また、モデルになってくれた学校の牛にも感謝しています。 (生物生産科2年 美術部 髙橋菜々美 宮内中学校出身) 「ボランティア・スピリット賞」 今年の農場学習について ~北海道・東北ブロック賞を受賞して~ 「チームAgriction」顧問 江本一男 <ボランティア・スピリット賞とは> この度、ボランティア・スピリット賞北海道・東北ブロック賞を、食料環境科2・3年生有志で構成する「チームAgri ction」が受賞して、11月6日(日)に札幌市で開催された表彰式に出席してまいりました。 「ボランティア・スピリット賞」とは、米国の金融サービス機関プルデンシャル・ファイナンシャルが1995年から開始 した青少年を対象としたボランティアを支援する制度です。現在ではアメリカ、日本、韓国、台湾、アイルランド、インド、 中国、ブラジルで表彰式が実施され、それぞれの国から毎年5月にワシントンD.Cで開催される全米表彰式には、各国から ボランティア大使が派遣されています。日本では、例年約2千件、3万人以上が取り組む青少年のボランティア活動が応募さ れ、その中から文部科学大臣賞や米国親善大使賞が選ばれます。今回のブロック賞受賞は、全国賞につながる第1ステップに なります。 <受賞団体「チームAgriction」と活動内容> 今回受賞した「チームAgriction」とは、農業の6次産業をテーマに課題研究に取り組む食料環境科の2・3年生 15名が、農業学習を通して地域に貢献できる行動を起こしていこうという目的で結成された集団です。農業(Agricu lture)と行動(Action)という言葉を合わせたこのチームのメンバーは全員女子で、現在は「豆の町かわにし」 の継承と普及活動に取り組んでいるため「豆ガールズ」とも呼ばれています。 受賞の具体的な活動は、伝統野菜でもある紅大豆やおかめささぎなどに関する取り組みで、具体的な内容は3つあります。 1つは、豆育と呼ばれる豆による食育活動です。紙芝居やカルタ、塗り絵などの教材を自分たちで作成しながら、30種類以 上もある町内の豆を紹介し、栄養分や料理法などを伝えるという食育活動は10回を超えます。2つ目は、豆栽培や豆料理の 伝承活動です。高齢化やファーストフード化で途絶えようとしている豆の栽培や伝統料理を町内外に紹介する活動は6回を数 えます。そして3つ目は、地元の豆や豆商品を紹介する普及活動です。川西町内や山形市、東京都などに開店したインショッ プは4店。これらを拠点として、試食会や紹介イベントを開催して、豆の町普及に取り組んでいます。 恒例の収穫感謝祭が10月20日に行われました。これは、今年の農場 学習を振り返るとともに、学校の生産物を使って全校生で会食するという ものです。 最初に全校生が体育館に集まり、農場状況の報告がありました。続い て、会食用の米やリンゴ、鶏肉がクラスの代表に配られました。この米 は、平成30年デビュー予定の「山形112号」です。県民のかたより一 足早く、その味を確かめました。 今年の農場各部門の様子は ○作物部門 新品種「山形112号」の試験栽培を行いました。また 千松寺水田でカメムシの被害が出てしまいました。 ○畜産部門 新たにポニー、アローカナ(南米チリのニワトリ)が仲間入りしました。牛は夏に病気がちで治療が長くか かりました。鶏肉は川西中学校の給食や温泉施設まどかのランチメニューに使われました。 ○野菜部門 スイカ、トウモロコシなど夏の果菜類は気温が高いので良い出来でした。キャベツ、ハクサイの秋野菜は順 調に生育中ですが、急に寒くなってきたので今後が心配です。 ○果樹部門 冬にウサギの食害、春に霜害、夏には台風と、果樹には厳しい天候でした。しかしながら、ブドウ、リンゴ ともに品質は例年並みでした。 ○花卉部門 花壇苗生産は順調に終了できました。昨年からダリアを冬に咲かせる研究を継続しています。「全国豊かな海 づくり大会」 、「技能五輪全国大会」にベニバナなどを提供しました。来年に行われるインターハイにも花を提 供する予定です。 ○加工部門 サクランボジャムの生産が終了しました。大変品質が良く大好評でした。今後、本校リンゴで作ったリンゴ ジュース、米沢産リンゴのジャムを販売します。 ○環境部門 飯豊少年自然の家の環境ボランティアを行いました。草刈機、チェーンソーの操作講習会も無事終了しまし た。夏休みにフォークリフトの講習を行い、32名が受講修了証をいただきました。また、食品分析室の実験 器材も充実し、本格的に「微生物利用」の授業も始まりました。 <飛び出せ置農生~農業学習が地域課題解決や未来共創に~> 今回のブロック賞受賞は、平成21年の演劇部以来8年ぶりであり、その前年には「えき・まち活性化プロジェクト」のメ ンバーが最高賞の文部科学大臣賞・米国親善大使賞も受賞しています。このように、本校生の農業学習は、地域に根ざした課 題解決学習が高い評価を受けているのだと思います。地域に積極的に飛び出し、住民のみなさんとともに未来づくりに取り組 む置農生は、地域社会における次世代の担い手として期待されています。今回の受賞は、その活動が全国レベルであることを 証明しています。 ~収穫感謝祭~ 置賜農業高校では、いつも学校のどこかで何かの生き物を育てています。是非お立ち寄りください。 (農場長 新野 敦) 置農祭2016 「青春パズル」 ~高校生活の一大イベント置農祭~ 食育活動(紙芝居) 普及活動(東京都浅草の豆の駅販売活動) 伝承活動(豆料理講習) 授賞式の様子 10月21日(金)・22日(土)に本校の文化祭「置農祭」 が盛大に開催されました。今年のテーマは青春パズルです。一人 ひとりの個性をいかし、それをお互いに認め合って今この時を思 いっきり楽しんでほしい。置農生一人ひとりをパズルのピースに 例え、形や色は違っても一つとして欠けてはいけない存在。互い に繋がることで置農祭を成功させたいという願いでこのテーマを 設定しました。 1日目は、開催式、全校企画、フリーパフォーマンス毎年恒例 の合唱コンクールです。全校企画では折り紙を使い、モザイクア ートを完成させ、全校生徒で写真撮影を行いました。フリーパフ ォーマンスでは3年生を中心にダンスが披露されました。また、 最後に今年来られた先生方がパフォーマンスを披露し熱い声援と 笑いを誘いました。午後の合唱コンクールでは、各クラスとも、 朝や昼、HRなどの時間を利用し練習を重ねてきました。クラスによって、人数や男女数に差はありましたが、それぞれの特 徴を生かし、全クラスが真剣に取り組み、体育館には美しいハーモニーが響き渡りました。最優秀賞は「奏」を合唱した食料 環境科2年でした。指揮者賞は食料環境科2年の須貝真行君でした。 2日目は一般公開です。クラス展示、各文化部の発表・展示、模擬店、農産物販売などに多くの人が訪れ、大盛況でした。 生徒会企画ではオリジナルタオルの作成・販売を行い無事完売しました。模擬店では各クラスから4店・PTAや農業クラブ からも出店頂き、行列ができるほどの模擬店もあり、どれも美味しく頂きました。また、農産物の販売もたくさんの方に買っ て頂きました。本当にありがとうございました。 最後の閉祭式では、くす玉がきれいに割れ、置農祭実行委員長のあいさつを最後に置農祭が幕を引きました。実行委員の皆 様、協力頂いた方々本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。 (生徒保健部 今野 友美)
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