平成28年11月29日 山 梨 労 働 局 山梨労働局雇用環境・均等室

平成28年11月29日
山
梨
労
働
局
山梨労働局雇用環境・均等室における個人情報の漏えいについて
山梨労働局(局長 能坂正徳)は、雇用環境・均等室(室長 荒井直子)において発生した
個人情報を含む文書の漏えいについて、下記のとおり当該事案を確認の上、必要な措置を講じ
ましたので、概要をお知らせします。
記
1 概要
山梨労働局雇用環境・均等室(以下「均等室」という。)が開催した改正育児・介護休業
法等説明会(以下「説明会」という。)において、配布資料ではないA事業場及びB事業場
あての依頼文書が参加者中のそれぞれ1社に誤って配布されていたことが判明した。
同依頼文書には、A事業場及びB事業場の事業場名、担当者の役職氏名、等の情報が掲載
されていた。
2 事実経過
(1) 平成 28 年 11 月 21 日午後、均等室が甲府市総合市民会館において説明会を開催していた
ところ、参加していた事業主の一人から「説明会とは関係のない文書が資料中に入って
いる」と申出があり、確認したところ資料の中に均等室職員Cが作成したA事業場あて
の依頼文書の紛れ込みがあることが確認されたため、同文書を回収し謝罪した。
(2) 会議終了後、参加者全員に対して配布資料中に他の書類の紛れ込みがないか確認したと
ころ、同様の申出はなかった。
(3) 同日、依頼文書に掲載されているA事業場を訪問し、記載されていた担当者に対し経過
の説明と謝罪を行い、了承を得た。
(4) 同月 22 日、あらためて過去に開催済みの説明会全ての参加者に対して同様の誤配布がな
いか電話確認を行ったところ、同年 11 月 21 日の午前に開催した説明会において、B事
業場あての依頼文書を1社に配布していたことが判明した。このため、ただちに誤配布
先の事業場を訪問し、依頼文書を回収、謝罪を行った。また、B事業場を訪問し、記載
されていた担当者に対し経過の説明と謝罪を行い、了承を得た。
3 発生原因
(1) 均等室内の複合機にて、大量の説明会資料を印刷しているとき、同時に依頼文書の印刷
操作を行ったこと。
(2) 印刷操作後、ただちに印刷物の回収と他の文書の紛れ込みがないかの確認を行わなかっ
たこと。
(3) 印刷操作後、印刷物(依頼文書)が見当たらなかったにもかかわらず、他の職員に声を
かけることもなく、所在の確認を行わなかったこと。
(4) 説明会資料を封入する際、資料の確認が不十分であったこと。
4 再発防止策
(1)
均等室においては、平成 28 年 11 月 28 日室内の全職員を対象に今回の経過と問題点を
検証した上で事案説明を行い、個人情報が含まれている情報を印刷し、出力する場合に
あっては、機械操作後直ちにプリンターから印刷物を回収する、不明である場合には、
必ず他の職員に声かけを行い、所在を確認するという作業手順の徹底をした。
また、今後大量に印刷を行う際には、原則として複合機は使用しないこととするとと
もに、文書を作成するに当たっては、個人情報の記載については必要最低限とするよう
徹底を図った。
(2)
山梨労働局においては、24 日に開催の拡大局議において事案の概要を幹部職員に周知
し、注意喚起を行うとともに、均等室と同様の複合機を使用している局内の課室、労働
基準監督署及び公共職業安定所を含め、全ての部署に対して事案の詳細と対策などの注
意を喚起する文書を発出することとした。
[担当]
山梨労働局雇用環境・均等室
室 長
荒井直子
監理官
長田正美
電話 055-225-2851