平成28年 8月 2日 福 島 労 働 局 福島労働局雇用環境・均等室における書類の誤送付について 福島労働局(局長 島浦幸夫)は、雇用環境・均等室(室長 鈴木千賀子)における個人情報 を含む書類の誤送付について、下記のとおり当該事案を確認のうえ、必要な措置を講じましたの で、概要をお知らせします。 1 概 要 福島労働局雇用環境・均等室(以下「均等室」という。)において、企業Aから提出された 次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画策定届(以下「策定届」という。)の 受理控えとして策定届の写しを企業Aに返送するにあたり、誤って企業Aとは無関係の社会保 険労務士事務所B(以下「B事務所」という。)に送付するという事案が発生した。 策定届には、企業Aの代表者名・住所・電話番号、担当部局名及び担当者氏名が記載されて いた。 2 事実経過 (1)平成28年6月24日、企業Aの策定届が均等室に郵送された。 (2) 同年7月13日、企業Aの策定届に係るすべての事務処理が終了したため、同届出の受理 控えとして、その写しをB事務所に返送した。 (3) 同年7月26日、B事務所の担当者より、「当所とは無関係の企業Aに関する書類が届い た」との報告があり、均等室に当該書類が返戻されたため、均等室職員より謝罪を行った。 調査したところ、企業Aの策定届に係る経緯メモを作成するに際し、直近に処理していた 企業Cの経緯メモを上書きして作成したが、企業Cの担当であったB事務所の名称が削除さ れず記載されたままとなり、これが送付先と誤認され、B事務所に誤って送付されたことが 判明した。 (4) 同月27日、均等室職員が企業Aを訪問し、事案の経過説明を行うとともに謝罪し、了承 を得た。 3 発生原因 (1)企業Aの策定届に係る経緯メモを作成するに当たり、他企業の情報が記載された既存デー タの経緯メモを上書き作成したため、企業Cの送付先のB事務所の宛名を企業Aの送付先と して誤認したこと。 (2)送付にあたり、文書に記載された事業所と異なる宛先に送付する場合は、送付先確認書類 により確認するべきところ、企業Aに送付先の確認をすることなく返送したこと。 4 再発防止のための措置 (1)均等室における取組 7 月 28 日から 29 日にかけて、均等室全職員を対象とした研修を実施し、室長から本件 の事実経過及び発生原因について説明するとともに、労働局における再発防止対策及び当 局個人情報漏えい防止マニュアルに基づく個人情報漏えい防止対策全般について、改めて 周知徹底した。 (2)福島労働局における取組 ア 7 月 27 日、総務課長から、局内各課室長、各労働基準監督署長及び各公共職業安定所長 に対し、 「福島労働局個人情報漏えい防止マニュアル」の周知徹底を改めて指示した。また、 8 月 2 日に開催予定の公共職業安定所長会議において、個人情報漏えい防止対策の徹底につ いて指示することとしている。 イ 個人情報を含む文書の誤送付防止について、当局個人情報漏えい防止マニュアルに従っ て確実に実施するとともに、本件のように事業所と異なる宛先に返送する場合は、①マニ ュアルにある送付先確認書類(確認票)による確認を徹底するとともに、不確実な場合は 当該事業所に電話で確認を行うこと、②文書作成に当たっては、パソコン上に原紙専用フ ァイルを新たに作成し、古い文書データの使いまわしはしないことを徹底することとした。 【担当】 福島労働局雇用環境・均等室 雇用環境均等監理官 針生達矢 電話 024-536-4609
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