Q1103.道路附属物にどのポールアンカーを使えばよいの? A1103

Q1103.道路附属物にどのポールアンカーを使えばよいの?
A1103.当社製品ポールアンカーシリーズはすべて鋼製のため、コンクリート基礎に比べ、
省スペース設置が可能、工期短縮(即日建柱)が可能となります。ポールアンカーの対象
となる道路附属物と適用の目安について、表 1 に示します。また、防護柵(フェンス)
、道
路反射鏡の基準関係において仕様例として記載する基礎寸法と当社製品ポールアンカーの
基礎寸法の比較を以下に示します。なお、道路照明、道路標識、道路情報提供装置もしく
はこれらに順ずる大型の道路附属物の基礎については、個別設計となりますので、こちら
からお電話にてお問い合わせ下さい。
表 1 ポールアンカーの対象構造物と適用の目安
対象
構造物
従来基礎
ポール
アンカー
防護柵
(フェンス)
基礎ブロック
(コンクリート)
根かせ材
カーブミラー
(コンクリート)
縦長剛体
照明柱
(コンクリート)
直接基礎
附属物
2本杭基礎
全般
接続形式
基礎種類
(鋼製)
埋込 ベース
適用の目安
上物
支柱径
(mm)
地盤条件
最大曲げ
(N・m)
支柱に生じる
0型
短い杭
○
―
100以下
N 値5程度~
1,000
10型
根かせ材
○
―
210以下
N 値5程度~
5,000
シンクレス 縦長剛体
○
○
220以下
抵抗板付
鋼製杭
-
○
600以下
100型-V
N 値5程度~
(礫・玉石除く)
あらゆる地盤
(自沈は除く)
36,000
400,000
●防護柵(フェンス)
準拠する基準に、防護柵の設置基準・同解説 1)があり、一般的な歩行者自転車用柵の支
柱埋込み例に当社製品 ポールアンカー0 型 の基礎寸法を記載したものを表 2 に示しま
す。
表 2 従来基礎とポールアンカー0 型の比較
種 設置
設計強度
別 目的
高さ
(mm)
転倒 垂直荷重
防止 590N/m
1,100
P
横断
防止
水平荷重
390N/m
土中埋込み式基礎
支柱
埋込み
備 考
間隔(m)
深さ(mm)
E 1,200 根固め寸法
3.0
800 (A×B×t)
C
支柱φ60.5
(450) 300×300×800mm
W 200 (300×300×450mm)
700
3.0
~800 支柱φ60.5
垂直荷重
転落 980N/m
SP
1,100
防止 水平荷重
2,500N/m
1.5~2.5
E 1000 根固め寸法
C 400 (A×B×t)
W 200 300×300×400mm
連続基礎寸法(A×t)
400
300×900mm
C
(400)
(300×500mm)
W 200
ポールアンカー0型
根入長
規格
(mm)
07S
950
07S
950
07S
950
●道路反射鏡
道路反射鏡の準拠する基準に道路反射鏡設置指針
2)
があり、基礎については、「道路附
属物の基礎について」(昭和 50 年 7 月 15 日付け建設省道企発第 52 号建設省道路局企画課
長通達) (以下,通達という) に従うことになっております。通達に記載する基礎の標準寸
法と当社製品 ポールアンカー10 型 の基礎寸法を比較したものを表 3 に示します。
表 3 従来基礎とポールアンカー10 型の比較
縦長剛体基礎
鏡面数
種 類
丸
形
一
面
矩
形
楕
円
形
丸
形
二
面
φ
矩
形
楕
円
形
φ
60
80
100
60×45
60×50
66×51
75×55
80×60
67×54
89.5×71.6
112×89.6
60
80
100
60×45
60×50
66×51
75×55
80×60
67×54
89.5×71.6
112×89.6
幅
(cm)
50
根入れ長
(cm)
60
90
120
60
60
90
90
90
60
90
120
90
120
150
90
90
90
120
120
90
120
150
ポールアンカー10型
規格
22S
22S
22S
22S
22S
22S
根入れ長
(cm)
70
90
100
80
80
80
90
90
70
90
100
90
110
130
90
100
100
110
110
90
110
130
参考文献
1) 防護柵の設置基準・同解説(日本道路協会、平成 20 年 1 月)
2) 道路反射鏡設置指針(日本道路協会、昭和 55 年 12 月)
3) 道路照明施設設置基準・同解説(日本道路協会、平成 19 年 10 月)
4) 道路標識設置基準・同解説(日本道路協会、昭和 62 年 1 月)
5) 道路附属物の基礎について(道企発第 52 号、昭和 50 年 7 月)