3Q過去最高 - モーニングスター

Morningstar Equity Research Report 2016.11.29
海外渡航者などにグローバルWiFiサービスを提供
投資判断(11/28)
ビジョン(9416・マザ-ズ)
株価
投資単位
2,837円
時価総額
年初来高値
230.3億円
100株
(11/28)
新規 Overweight
年初来安値
2,949円
(11/28)
PER
(予)
1,145円
(16/11/21)
30.7倍
(16/2/16)
(11/28)
3Q過去最高、
WiFi事業拡大へ施策続々
■3Q累計過去最高、
グローバルWiFi事業が主役に
16 年 12 月期 3Q 累計(16 年 1 - 9 月)の連結業績は、
売上高 11,035 百万円(前年同期比 19.9%増)
、営業利
益 1,075 百万円(同 59.0%増)だった。セグメント別
に見ると、グローバル WiFi 事業は売上高 5,808 百万円
(同 31.0%増)
、セグメント利益 894 百万円(同 86.7%
増)
。最繁忙期となる夏季シーズンは、WiFi ルーターの
貸し出しが大幅に伸びた。AI(人工知能)活用による問
い合わせ検索内容対策の他、自動受け渡しロッカー「ス
マートピックアップ」の導入で、コストを抑制したこと
も利益率の上昇につながった。
情報通信サービス事業は売上高 5,217 百万円(同 9.4
%増)
、
セグメント利益 805 百万円(同 16.8%増)だった。
主要ターゲットである新設法人やベンチャー企業の取り
込みが順調だった。3Q のポイントは、グローバル WiFi
事業の収益が情報通信サービス事業を上回り主役に躍り
出た点。今後はグローバル WiFi 事業が同社業績をけん
引するというシグナルと受け止められる。3Q 時点の通
期会社計画に対する進ちょく率は売上高で 75.8%、営
業利益で 89.4%。営業利益の進ちょく率は高めだが、4
Qには WiFi デバイスの購入や出荷センターの整備、人
材の採用など投資を厚めにすると想定され、モーニング
スターでは会社計画並みの業績を予想する。
■WiFi貸し出し増へ様々な施策、
株価には上値余地あり
同社が打ち出す様々な施策が続々と登場し、Wi-Fi 貸
し出し件数増に寄与してくる。16 年 6 月に締結した航
空券予約サイト運営のエボラブルアジア(6169)との
戦略的業務提携に基づき、8 月に出張・旅行手配サイ
ト「TRITRA(TRIP & TRAVEL TICKET)
」の提供を開
始。新設法人や情報通信サービス事業の取引先、海外用
WiFi ルーターレンタルサービス「グローバル WiFi」を
利用する法人・個人顧客を中心にサービスを案内。また、
「スマートピックアップ」
、KIOSK 端末「スマートエン
トリー」設置によるコスト削減と拡販、海外旅行者向け
3,500円~ 4,000円
想定株価レンジ
(円)
4,000
2,949
3,000
2,000
5日線
1,000
出来高
12 1
2
3
(千株)
25日線
1,145
10,000
5,000
13週平均線
4
5
6
7
8
9
10
0
11
13週移動平均線
26週移動平均線
出来高
(13週平均)
2,066円
1,858円
420,915株
にサービスを展開するトラベラーズとの資本・業務提携
により海外レストラン予約サービスの「グルヤク」の提
供も開始する。さらに、17 年春からはウェアラブル翻
訳デバイス「ili(イリー)
」の貸し出しも始める。
こうした施策もあり、モーニングスターでは WiFi の
貸し出し件数が今後 5 年で年平均 3 割程度増加すると想
定、単価上昇も見込み業績を予想した。市場規模を考慮
した場合、成長の内訳は海外事業(海外⇒海外)がもっ
とも高く、次いで国内利用(海外⇒日本)
、海外利用(国
内⇒海外)の順という見方がベース。
株価は出来高を伴い上値追いが続くものの、上昇余地
は依然として大きいと見る。モーニングスターによる今
後 5 年間の業績予想をベースに DCF(ディスカウント・
キャッシュフロー)法で算出した想定株価は 3,500 円、
WACC(加重平均資本コスト)8.0%で試算した。上値
は 5 年後の予想 EBITDA(減価償却前営業利益)と業界
平均を考慮して算出した 4,000 円で、想定株価レンジは
3,500 ~ 4,000 円とする。会社側ではグローバル WiFi
利用券贈呈の株主優待制度に 12 月末基準日分を追加す
るなど、株主還元の拡充にも取り組んでおり、株価への
支援効果も期待できる。投資判断は新規「Overweight」
。
(宮本 裕之)
業績動向(11/28時点)
売上高
(百万円)
前年比
(%)
営業利益
(百万円)
前年比
(%)
経常利益
(百万円)
前年比
(%)
純利益
(百万円)
前年比
(%)
EPS
(円)
14 年 12 月期
実績
10,185
10.7
286
-
324
10.9倍
275
3.6倍
46.6
15 年 12 月期
実績
12,485
22.6
804
2.8倍
807
2.5倍
585
2.1倍
97.9
16 年 12 月期
17 年 12 月期
会社予想
14,564
16.7
1,202
49.4
1,158
43.4
749
28.0
92.3
MS 予想
14,564
16.7
1,202
49.5
1,158
43.5
749
28.0
92.3
MS 予想
17,800
22.2
1,500
24.8
1,400
20.9
910
21.5
112.1
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(1/3)
Morningstar Equity Research Report 2016.11.29
ビジョン(9416・マザ-ズ)
■ 会社概要
グローバルWiFi事業-収益力向上のための様々な施策
15 年 12 月に東証マザーズへ上場した。グローバル
WiFi 事業、情報通信サービス事業が二本柱。グローバ
ル WiFi 事業は、日本から海外、または海外から日本、
海外から海外への渡航者を対象にモバイル WiFi ルータ
ーを提供し、通信キャリアから仕入れたローカルネット
ワーク(データ通信サービス)の利用を可能とするサー
ビス。自社サイトの他、アプリ、空港や港に設置された
カウンターを通じて申し込む形式となっている。足元で
は、WiFi ルーターの受け取り待ち時間をゼロにするた
めの自動販売機化「スマートピックアップ」の導入を進
めている。
情報通信サービス事業では一般企業向けに、固定通信
事業、移動体通信事業、ブロードバンド事業、OA 機器
販売事業、インターネットメディア事業を展開し、携帯
電話やブロードバンドの加入取次などを手掛ける。
15 年 12 月期の売上高構成比は、グローバル WiFi 事
業が 48.3%、情報通信サービス事業が 51.6%となっ
ているが、足元ではグローバル WiFi 事業が情報通信
サービスを上回るポーションとなっている。アスクル
(2678)の通販事業の代理店業務などが含まれるその他
事業が 0.1%。
■スマートピックアップ
ピッ!
ガチャ!
■翻訳デバイス「イリー」のレンタル
○ウェアラブル翻訳デバイス「ili(イリー)」のレンタルサービス(2017年春開始予定)
–開発元・株式会社ログバーと資本業務提携。
・世界初・レンタルサービスオフィシャルパートナー
–海外渡航者・訪日外国人旅行客へ向け、活用シーンを提案。
○「ili(イリー)」とは
話した言葉を一瞬で音声翻訳してくれるウェアラブル翻訳デバイス。
「CES 2016 INNOVATION AWARDS HONOREE」を獲得する等、
そのコンセプト、技術はグローバルレベルで高い評価を受けています。
出所:会社資料よりモーニングスター作成
グローバルWiFi事業-レンタル件数は今後大きく伸長
(件)
2,000,000
1,800,000
1,600,000
■ 事業環境と展望
■海外レストラン予約サービス「グルヤク」
○導入メリット:
–運用元・株式会社トラベラーズと資本業務提携。
–「グローバルWiFi ®」の受取り待ち時間ゼロ化。 –PCやスマートフォンで簡単に海外レストランの
–運営コスト抑制。
予約ができるサービス。
–カウンター窓口稼動の向上により、
・海外レストラン手配サービスにおける利用者数
当日申込客獲得増加。
ナンバーワンクラスサービス。
–今後、設置箇所追加、自動販売機化を計画。
・2013年以来、累計12万5,000人分の予約手配。
 受取時間:10秒以内
2015年度の利用実績は約5万9,000人。
 最大受取件数:184件/日
–「グローバルWiFi ®」ご利用のお客様へご案内。
<羽田空港カウンター>
海外事業(海外⇒海外)
日本国内利用(海外⇒日本)
海外利用(日本⇒海外)
1,400,000
グローバル WiFi 事業の成長ポテンシャルは大きい。
観光庁によれば日本から海外への旅行者数は年間約
1,700 万人程度。同社の顧客単価平均 7,000 円で試算す
ると、潜在的な市場規模は 1,190 億円となる。訪日外国
人はそれより多く増加中で、2016 年 10 月時点で 2,000
万人を超えている。現在の潜在市場規模は 1,400 億円程
度だが、政府は 2020 年までに旅行者数を倍の 4,000 万
人とする目標を立てており、追い風が吹く。さらに、国
連世界観光機関(UNWTO)によれば、海外から海外の
世界の海外渡航者は 12 億人、同社資料によれば潜在市
場規模は 8.4 兆円にも上る。いずれの市場も開拓余地は
大きく、同社の成長余地は大きいと見られる。
情報通信サービスでは、年間合計 1 万 8,000 社以上の
新設法人と新規取引をおこなっており、年間の新規法人
登録件数 11 万 1,238 社(15 年、法務省)をベースに考
えると、約 6 社に 1 社は同社サービスを利用しているこ
とになる。
1,200,000
1,000,000
800,000
600,000
400,000
200,000
0
12年12月期 13年12月期 14年12月期 15年12月期 16年12月期 17年12月期 18年12月期
mse
mse
mse
出所:会社資料よりモーニングスター作成
リスク要因
主力のグローバル WiFi 事業では、世界各国の通信
キャリアから通信サービスを仕入れており、今後仕入
れ条件が変わる可能性がある。また、世界各国の通信
キャリアやメーカーから仕入れている WiFi ルーター
は耐久性などの問題から使用年数は平均 2 年となって
おり、今後開発サイクルなどが短期化された場合は、
同社業績へ影響を及ぼす可能性ある。
株主還元(11/28時点)
■ 配当の状況
■ 株主優待
1株当たり配当金
中間期末
期末
年間
14年12月期
実績
0円
0円
0円
15年12月期
実績
0円
0円
0円
16年12月期
会社予想
0円
0円
0円
基準日:毎年 6 月 30 日
保有株式数:200 株以上 3,000 円分 3 枚
※有効期間:9 月1日~翌年 8 月 31 日
※送付時期:毎年 8 月
基準日:毎年 12 月 31 日
保有株式数:
100 株以上 200 株未満 3,000 円分 2 枚
200 株以上 300 株未満 3,000 円分 2 枚
300 株以上 3,000 円分 3 枚
※有効期間:4 月 1 日~翌年 3 月 31 日
※送付時期:毎年 3 月
※一回につき 1 枚利用可能
※現金との引き換えや釣銭の受け取り不可
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
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Morningstar Equity Research Report 2016.11.29
ビジョン(9416・マザ-ズ)
競合他社比較(赤太字は競合他社に比べ優位な数値)(11/28時点)
ビジョン
(9416・マザーズ)
株価
基本事項
投資単位
最低投資金額
決算月
株価指標
1,688円
830円
100株
100株
100株
283,700円
168,800円
83,000円
12月
12月
4月
26.2倍
74.2倍
PBR
(実)
3.5倍
6.4倍
配当利回り
(予)
0.0%
1.6%
営業利益成長率
(予)
13.4%
23.3%
17.4%
5.2%
▲3.9%
9.7%
27.6%
21.6%
▲54.8%
45.5%
45.5%
44.7%
44.4%
107.9%
176.7%
自己資本当期純利益率
(実)
13.9%
総資産経常利益率
(実)
13.0%
デット・エクイティ・レシオ
(実)
流動比率
(実)
0.8%
16.7%
8.2%
自己資本比率
(実)
1.8倍
49.4%
▲5.7%
売上高営業利益率
(予)
財務安定性
2,837円
30.7倍
EPS成長率
(予)
収益性
フリービット
(3843・東1)
PER
(予)
売上高成長率
(予)
成長性
ワイヤレスゲート
(9419・東1)
76.2%
0.6%
366.7%
5.7%
5.6%
6.4%
競合企業として WiFi サービスを提供するワイヤレスゲート( 9419)
、フリービット( 3843)を選出した。
■ 成長性
■ 収益性
■ 財務安定性
16 年 12 月期の連結業績予想は
売上高が前期比 16.7%増、営業利
益は同 49.4%増と 2 ケタ増収・営
業増益見通し。営業利益の伸び率
は前期の急拡大(前期比 2.8 倍)か
ら縮小する予想ながら、競合の中
でも高い成長率を誇る。ただ、メ
ディア・プラットフォーム開発や
出荷管理体制の強化など、各種投
資の積極化が背景にある点には留
意 す る 必 要 が あ る。グ ロ ー バ ル
WiFi 事業で主力の海外事業をはじ
めレンタル数の着実な積み上げが
見られる他、情報通信サービス事
業がサービス拡充もあり順調な業
績推移が続いており、成長基調が
続きそうだ。
営業利益率は 15 年 12 月期の 6.4
%から 16 年 12 月期会社計画では
8.2%まで上昇する見通し。自己
資本当期純利益率や総資本経常利
益率は 2 ケタ台と高い水準にあり、
収益性は高め。
グローバル WiFi 事業では、今後
も WiFi ルーターの貸し出し件数が
順調に増加することが見込まれる
他、コスト面では AI 活用による問
い合わせ検索内容対策や、自動受
け渡しロッカー「スマートピック
アップ」の導入などによるコスト
抑制策が進み、収益性は一段と増
す見込み。
財務面の指標は、いずれの指標
でも競合の中で上位の数字となっ
ている。自己資本比率は 76.2%と
競合内トップ。新規上場に伴う新
株の発行等により現金および預金
が増加したことなどを背景に、流
動比率が 366.7%と高く、機動的
な投資を行いやすい状態となって
いる。有利子負債もほとんどなく、
財務体質は良好。
モーニングスター株式会社
プロダクト開発本部 株式分析部 アナリスト 宮本 裕之
03-6229-0810 [email protected]
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見
は作成日における判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではあ
りません。著作権、知的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。
(3/3)
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートの読み方
特 徴
Overweight (オーバーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上上回ると
予測される場合
Neutral (ニュートラル)
今後、半年間の株価推移が現値水準の- 15%~+ 15%に
とどまると予測される場合
Underweight(アンダーウエート)
今後、半年間の株価推移が現値水準を 15%以上下回ると
予測される場合
(1)第三者機関として中立的な立場を重視
モーニングスター・エクイティ・リサーチレポートは、
モーニングスターが位置する中立的な第三者としての立場
を重要視し、客観的な比較・評価情報の提供に努めていま
す。モーニングスターがカバーする全銘柄に対し、アナリ
スト個人の見解に加え、複数のアナリストから成る銘柄評
価委員会の意見を反映し、投資判断・想定株価レンジ・業
績予想を決定しています。
(2)カバー銘柄のユニバース
カバー銘柄は下記対象銘柄から銘柄評価委員会が選出し
ています。
【銘柄選定基準】
●アナリストのカバー率が低い国内新興市場上場銘柄
●個 人投資家からの人気が高い銘柄(各オンライン証券
のデータを参考)
●時価総額を考慮(50 億円程度以上を目安)
●整理、監理銘柄や継続疑義、債務超過銘柄を除く
(3)3 段階の投資判断
カバー銘柄に対する投資判断は、モーニングスターの各
アナリストによる調査・取材・分析を基に銘柄評価委員会
の協議を経て決定しています。下記の基準を基に 3 段階(最
上位から「Overweight 」
(オーバーウエート)
、
「Neutral」
(ニュートラル)
、
「Underweight」
(アンダーウエート)
)
で予測しています。
モーニングスターでは業績見通しや財務状況、株価の値
動きなどに関する見解の変更により、機動的に投資判断を
変更します。ただし、影響力のある、新しい情報が明らか
となり、判断に時間を要する場合には投資判断を「Under
Review」
(保留)とする場合があります。また、取引時間
中の投資判断の変更は行いません。アナリストが退職した
場合などは投資判断をいったん「Suspension」
(停止)と
する可能性があります。
(4)中期的な想定株価レンジ
向こう半年間で想定される株価のレンジを示します。株
価指標などを用いた適正株価水準のほか、チャートのフシ
目や直近の高値・安値、トレンドライン、移動平均線など
テクニカル面や価格帯別出来高なども考慮して、中期的な
上値メド、下値メドを決定しています。
項目説明
■ アナリストコメント
直近の業績動向や事業環境につい
て、取材に基づいた評価をコメント
しています。投資判断の根拠や業績
予想に対する見方、今後の事業展望
などを記載し、株式投資をするうえ
で最も重要な情報を掲載していま
す。
また、
読みやすさを考慮してテー
マごとに 2 ~ 4 つのパラグラフに
まとめているほか、重要なポイント
を太字で強調しております。
■ 業績動向
通期決算の実績 2 期分と会社予
想、およびモーニングスターの独自
予想を今期、来期の 2 期分掲載し
ております。
各銘柄への取材に加え、
四半期毎での過去の業績傾向やセグ
メント毎での分析に基づいて業績数
値を予測しています。
■ 会社概要
各銘柄がどのようなビジネスを展
開しているのか、どこに収益源があ
るのかなどを詳しく解説するほか、
今後どの事業に力を入れていくの
か、中期的にはどのような事業展開
を図っていくのかなどの中期的な見
通しも取材を踏まえて掲載します。
■ 事業環境と展望
各銘柄が属する業界について、足
元の状況や将来の成長性などの観点
から解説します。競合他社への取材
も実施することで業界全体を多方面
から捉えるほか、業界団体のデータ
など具体的な数値も掲載します。
■ リスク要因
各銘柄が有するリスクを解説しま
す。事業面でのリスクに加え、業績
面や財務面、株式市場独自のリスク
なども考慮して様々な角度から見た
リスクを示します。
■ 成長性
今期会社計画の売上高成長率、営
業利益成長率、EPS 成長率を競合他
社と比較するほか、過去の経緯や主
力事業の成長力などを評価します。
■ 収益性
今期会社計画の売上高営業利益率
と前期実績の自己資本当期純利益
率、総資産経常利益率を競合他社と
比較するほか、過去からの収益性の
変動などを評価します。
■ 財務安定性
前期実績の自己資本比率、
デット・
エクイティ・レシオ(=有利子負債
/ 自己資本× 100)、流動比率(=流
動資産 / 流動負債× 100)を競合他
社と比較するほか、現預金やキャッ
シュフローなどの観点から財務安定
性を評価します。
本資料は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的とするものではありません。銘柄の選択、投資判断の最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料に掲載された意見は作成日に
おける判断であり、予告なしに変更される場合があります。本資料に掲載された意見・データは、当社が信頼できると判断したデータ等により作成いたしましたが、その正確性、安全性等について保障するものではありません。著作権、知
的所有権等一切の権利はモーニングスター株式会社並びに Morningstar.Inc に帰属しますので、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。