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香川県の事業概要
~ 四国こどもとおとなの医療センター ~
~こころの診療医は学校へ行こう!~
【1】地域概要
・都道府県担当課 : 香川県 子育て支援課
・児童数(0歳~18歳未満) : 164,058 人 ( H26年10月1日時点)
・子どものこころを診療する医師数 : 不明
・子どもの心を診療する病院数 : 約 14 機関
【2】拠点病院機関概要
・拠点病院機関名 : 四国こどもとおとなの医療センター(689床)
・拠点病院における事業実施科名 : 児童心療内科
・事業開始年 : H24年4月1日~
・子どもの心の診療機関マップ : 実施していない。
【3】事業実施への経緯
香川県子育て支援課より事業への参加を依頼されて実施に至った。
香川県の事業概要~四国こどもとおとなの医療センター~
【4】特徴や特に力を入れている事業・事業概要
主治医による保育・教育機関への出張支援
こころの診療医は学校へ行こう!
主治医による保育・教育機関への
出張支援の意義
学校
医療機関
家庭
子ども
教育機関
子どもの状態や背景をよく
知る主治医が学校に出向け
るようなシステムを構築する。
子どもの心の問題は環境に依存しており、学校
という環境を整えることは子どものこころの治療
としての意味も大きい。
香川県の事業概要~四国こどもとおとなの医療センター~
【5】事業図
主治医による保育・教育機関への出張支援の実際
香川県子育て支援課
委託
< 事務局 >四国こどもとおとなの医療センター
⑥ 報告
③ 申出
主治医
④ 調整
保育所、幼稚園、小・中学校
⑤ 出張支援
② 同意
① 説明
保護者
【6】事業による効果と思われるもの
今まで主治医の個人の努力に任されてきた“患者の学校に出向く”という活動が、公の活動として認定されるようになった。教育委員会公認
の正式なルートとして確立されている。医師は学校と話をつけるなどのわずらわしさからも解放されたし、職場に気兼ねすることなく病院をあける
こともできるようになった。管理職を含めた話し合いを持つことも容易になり、今まで一部の教師だけで抱えてきた問題が学校全体の問題とし
て取り上げられるようになっている。
一般に、学校と保護者とが対立している場合、事態は深刻であるが、この事業により医療機関が第三者として介入することが可能になった。
【7】目指す方向性について
(今後の予定事業や展望、目標など)
今後、この事業を担う医師を育成していきたい。
また、教育との連携が軌道にのった段階で、ほかの機関との連携も図っていきたい。