H28(第2回)【 PDFファイル:387.8 KB 】

平成2
平成28年度 第2回 公益財団法人佐賀市文化振興財団第三者評価委員会の
公益財団法人佐賀市文化振興財団第三者評価委員会の結果について
結果について
平成28年11月17日(木)に開催しました、公益財団法人佐賀市文化振興財団
第三者評価委員会の概要は下記のとおりです。
記
1
開催日時
平成28年11月17日(木)14時から16時40分
2
開催場所
佐賀市立東与賀文化ホール
3
出席者
・公益財団法人佐賀市文化振興財団第三者評価委員会:6 名
委員長:高島忠平
委員:石丸義弘、重松恵梨子、徳永浩、平尾洋美、峰悦男
・公益財団法人佐賀市文化振興財団:4 名
・事務局:3 名
4
議
5
会議の公開又は非公開の別
6
傍聴者数
7
議 事 録(概要)
題
平成28年度上半期
(1)自己評価
(2)質疑応答
(3)採点
(4)集計
(5)総合評価
ミーティング室
実績評価について
公開
0名
1
《 公益財団法人
《 公益財団法人 佐賀市文化振興財団 佐賀市文化振興財団 自己評価表 》 自己評価表 》 公益財団法人
》 公益財団法人 佐賀市文化振興財団 佐賀市文化振興財団 平成28
平成 28年度上半期実績
28年度上半期実績
◎ 判定の
判定 の基準
【A
A 】 高い成果を収めている
【B
B 】 概ね良好な成果を収めている
【 C 】 向上の余地がある。 【D
D 】 見直しが必要である
評価項目
【 E 】 抜本的な見直しが必要である
評価資料Ⅱ
評価資料Ⅱ
自己評価
コメント(
コメント( 評価の
評価の 理由等)
理由等)
1 ) 施設管理に
施設管理 に 関 すること
① 必要な保守点検、修繕、管理を行い、施設・設備の機能維持と利用者の安全確保に努めているか。
②
P14,15,21~24
利用者目線で運営することを意識し、利用しやすい施設となるよう改善を図ることで、利用者の満足度が高いサービ
スを提供し、稼働率、利用者数を増加させることができたか。
③ ホームページ、広報誌をはじめ様々なメディアを通し、広く施設及び事業の情報提供を行うことができたか。
P1~6
B
P18
・適切な保守点検、修繕を実施し、利用者の安全確保に努めた。
・文化会館特別会議室は応接用家具と会議用机・椅子を入れ替え
可能にし、会議等利用増を図った。
・稼働率・入場者数とも前年同期を上回った。
・ホームページ・広報誌に加えてフェイスブックを開始した。
・東与賀に施設受付システムの導入準備を行い、11月に稼働予定。
2 ) 文化事業に
文化事業 に 関 すること
④ 文化事業の入場者数を増やし、文化に親しむ市民層の拡大に貢献することができたか。
⑤
P7~10
地域の文化サークルの作品展示、文化祭等の地域特性を活かしたイベントの開催支援や、福祉施設などでの芸術文
化に触れる機会の提供を通して文化振興を図ることができたか。
⑥ 将来の文化を担う子ども・青少年を育成する、鑑賞・体験事業を実施できたか。
⑦
P7~10
C
P7~10
地元出身芸術家の起用、市民参加型のイベントの企画、発想の転換による新しい企画を打ち出すこと等により、地域
文化の活性化を図ることができたか。
・上半期に企画した事業数が少なく下半期に集中してしまった。
(H29年度計画では是正し、年度初めから事業を企画する。)
・福祉施設等4カ所でアウトリーチを10月に実施する準備を行った。
・アウトリーチは6校、ワークショップは東与賀と合わせて4企画実施した。
・第四回佐賀市民芸術祭中の主催事業に地元芸術家を起用し、
若者向けのクラシックなどを企画している。
P7~10
3 ) 財務に
財務 に 関 すること
⑧ 市内企業からの協賛金、国や関連団体等による助成金等を積極的に獲得し、事業に活用することができたか。
⑨
P16,17
積極的な情報提供やセールスにより、文化事業の入場者数、稼働率の向上に努め、文化事業収入、利用料金収入
を増加することができたか。
⑩ 経費の縮減を図り、経営の効率を高めることができたか。
P13~15
前回の
前回 の 委員会「
委員会 「 平成28年度の
平成28年度 の 課題」
課題 」
B
課題への
課題 への対応状況
への 対応状況
⑴オフィシャルパートナーの確保とメリットの検討
⑵広報におけるSNSをはじめとしたICTの活用
⑶友の会の活用(企画・運営を一定参加型に)
自 ⑷若者に大ウケする企画をやってもいい
己 ⑸利用者数を増加させるために利用料金の予約状況に応じた対応等検討の余地があるのでは
⑴委託業者等に加入を勧める。催物案内誌「新風」に広告を掲載することとし企業と調整中。
自主事業のアナウンスで企業の紹介やチケットの優先予約、割引、配達を行う。
⑵フェイスブックによる情報提供を始めた。
⑶会費納入には口座振替を勧め、会員無料招待の公演やバスツアーを次年度より実施する。
⑷アニメで人気の映画をもとにしたコンサートを実施する。
⑸文化会館の会議室について、利用料金の値下げは行わないが、これまで許可していなかった
「会議」以外の使用(きものの展示会等)について認める。
Wifiが使用できることをアピールしたり、インターネットの検索サイトへの登録を検討中。
評
価
(
総
合
P11,12
・オフィシャルパートナー企業数が減っており、加入促進の営業を
実施している。
・東与賀で来年度事業として宝くじなどの助成事業を2件申請している。
・利用料金収入は、文化会館は昨年実績より増加している。 東与賀は
昨年上半期実績に届いていないが年間実績は上回る見込みである。
・適切な空調管理などで、電気使用量の省エネルギーに努めた。
・佐賀市清掃工場のバイオマス発電により発電した電力を利用するため、
電力供給契約を変更したことにより経費削減を図った。
)
平成28年度上半期に
平成28年度上半期 に 高 い 実績を
実績 を 収 めた 事項
平成28年度下半期に
平成28年度下半期 に 向 けた 課題
・引き続き、オフィシャルパートナーの増加の取り組みを強化する。
・東与賀文化ホールの稼働率の向上。
・文化会館のレストランを公募し、食のサービス向上ができるよう今年度中に業者を選定する。
2
【佐賀市文化振興財団による自己評価の説明】
1) 施設管理に関すること
・文化会館、東与賀文化ホールの入場者数、稼働率ともに事業改善計画の目標値には
達しっていないが、昨年度上半期の実績はいずれも上回った。
・保守点検は確実に実施し、利用者の安全確保に努めた。
・文化会館3階にある特別会議室は、もともとは、応接用家具を設置していたが、市
民会館の休館にともない、市民会館で使用していた会議用の机、椅子を文化会館で
も利用できるようにして、応接セットと会議用の机、椅子をいつでも入れ替えでき
るように、会議での利用増を図っている。
・ホームページ、広報誌に加え、今年 7 月からフェイスブックでの広報を開始した。
2) 自主文化事業に関すること
・今年度の事業が下半期に集中したため、上半期に事業の進捗が見られていない。平
成29年度から是正し、年度初めから事業がスタートするよう企画する。
・アウトリーチは目標の半分、ワークショップは目標どおり実施した。
・アウトリーチは、学校4校で実施したほか、10月に4ヵ所の福祉施設で実施する
準備を行った。
・ワークショップは、東与賀文化ホールでの実施と合わせて4企画行った。
3)財務に関すること
・東与賀文化ホールでは、来年度に宝くじなどの助成事業を2件申請している。
・文化会館の利用料金収入は、昨年度より増加している。東与賀の利用料金収入は、
昨年度実績に届いていないが、年間を通しては上回る見込みである。
・東与賀文化ホールの稼働率が目標に対して少し足りないので、その分利用料金収入
が目標に届いていないが、全体的な経営上の収入としては目標に対してまずまずの
収入になっている。
・オフィシャルパートナーが減っているので、委託業者をはじめ加入促進の営業を
している。パートナー企業の広告を広報誌に掲載する準備を進めている。
・自主事業のアナウンス時はオフィシャルパートナーの紹介を始めた。
・オフィシャルパートナーには、チケットの優先予約、割引、配達を行っている。
(2) 質疑応答(
質疑応答(概要)
概要)
委員
評価資料Ⅰの芸術文化事業に関することについて、東与賀文化事業の入場者数 73
人というのは何の事業が入っていますか。
財団 今年度は 8 月が最初の事業で音楽ワークショップ「鳴らしてみよう弦楽器」を、
体験型事業という位置づけのワークショップとして行い、参加者の生徒さんとご
父兄、合計の参加者は 73 名いらっしゃいました。
委員 ありがとうございました。
委員 東与賀文化ホールの指定管理者の選定に立ち会ったのですが、指定管理料の金額
3
が少し上がった。それは稼働率を上げるために専門家を入れながら、少しでもカ
ラオケではなく、自主事業が少なかったので、経費が上がった分を地域住民に文
化の機会をつくってもらうということでした。貸館事業ではここは成り立ちませ
ん。東与賀文化ホールの文化振興事業に体験型事業と鑑賞型事業の2つあります
けども、選定委員会では具体的な事業の内容があまりなかったのでよくわかりま
せんでした。選定委員会の後、改善点が少しあったのでしょうか。73 人というの
はちょっと少ないですね。
事務局 東与賀文化ホールの選定委員会から佐賀市に対して、候補者への意見としてソ
フト事業が薄いとありましたので、佐賀市から候補者である文化振興財団に対し
て、予算配分を見直してソフト事業の予算を増やすとか、ソフト事業は魅力ある
企画を行うなどの意見をつけております。実際には、財団が翌年度の事業計画を
つくる際にやりとりをしまして、プレゼンの時よりは増えていると思います。1
年目で準備も十分ではないところはありますが、来年度に向けては色々な助成事
業にも応募をしながら増やしていきます。東与賀文化ホールは、料金は安めの設
定で、気軽に行けるものを企画してくださいということで、今年度の計画になっ
ているところでございます。まだまだ十分ではございませんが。
委員
委員
財団
委員
財団
委員
委員
東与賀文化ホールの照明についてですが、ボーダーが4本ぐらいしかないという
のは、ホールとしては欠点だと思います。音楽はいいんですけれども。今後の利
用の仕方として、従来の東与賀文化ホール以上のことを望まれた場合にホール設
備の充実は必要ではないかと思いました。音響関係も十分でないなと。例えば日
本舞踊をやる場合、松羽目などが必要だと思います。でもそういう設備はない。
市民会館に松羽目がありましたよね。利用できませんか。大きさは違うけど、利
用できるのがないかと思いました。日本舞踊をする場合は、所作台が必要だと思
います。所作台も市民会館にあったので、そういうのをうまい具合に利用すれば
と思います。利用できるかどうかはわかりませんけど、そういう利用の仕方もあ
るのではないかと思います。
東与賀文化ホールでのカラオケの利用率はいかがですか。
概ね月に平均1回、年間で12団体ぐらいご利用されていました。今年度は11
本の公演が予定されております。前年度とあまり変わらないご利用の計画になっ
ております。
東与賀文化ホールはカラオケの利用が年間11公演あるとのことですが、カラオ
ケの設備はあるんですか。
東与賀文化ホールでカラオケのご利用の際は、基本的に音響の機材等を全部持ち
込まれております。スピーカーは、凝った方はご自身でスピーカーを持ち込み、
立て込みもされますが、基本的にはホールの上と両サイドにある会館のスピーカ
ーで音を出しますので、持ち込まれる分で対応ができているようです。
東与賀文化ホールのカラオケの設備をパーフェクトに揃えて、それで収益を上げ
るのはどうですか。カラオケを使うのはイレギュラーではないので、そういう収
益の上げ方もあるかなと思いました。
いろいろなところでカラオケをやりたいというのが多いですね。地域の文化祭で
は、メインがたいていカラオケと日本舞踊、カラオケに合わせた日本舞踊などが
多いです。気軽にやれるからという気がしています。自分でかつらを作って、三
4
度笠をして踊るという人が結構多く、それはそれでいいのではないかと思います。
ただそれだけの対応ではなくて、もう一つの方向というのも考える必要があると
思います。市民会館が休館して、その補完として東与賀文化ホールを考えていた
のですが。東与賀文化ホールは以前からあり、東与賀の人たちの文化施設である
わけです。住み分けというか、文化施設としてのホールと地域住民のためのホー
ル、集会等々のホールということをもう少し整理しておく必要があるんではない
かという気がしております。先月、はんぎーホールで行われた文化祭では、日本
舞踊やカラオケが結構あっていました。地域の文化祭の役割を考える時、東与賀
の文化連盟がありますんで、その活動拠点という位置づけが重要ではないかと思
っています。
委員
玄海町の文化祭では催しの8割がカラオケでした。カラオケの地域における役割
というか、その辺が端的に見えるという感じがしたんですね。
委員
狭いエリアのコミュニティでの文化活動がどういうものか、心の安らぎを求める
ということが、カラオケならカラオケでもいい。民謡、舞踊でも結構だと思うん
です。ただそれだけでなくもっともっと増える方法というか。せっかくこの施設
を指定管理されるんだったら、文化の発信という位置づけも必要ではないかと。
役割をどう持たせるかというのは、今後の問題ではないかと思っています。文部
省の地域文化施設整備事業で全国津々浦々に増えたこのような施設は、建て替え
時期になっています。金がないから壊すとならないでほしい。今まであったもの
がなくなる可能性が随分あると思います。特に耐震の名目で壊すことで、地域の
文化活動の拠点としてのホールの役割がなくなってしまうのは一番危惧していま
す。それに対応できる運営をやってほしいと思います。
委員 オフィシャルパートナーの企業数が減っているので、営業で加入促進を図ってお
られるということですが、どういう企業に目星をつけて、どのぐらいの数を回っ
ておられるのか、感触をまずはお知らせいただきたいと思います。
財団 私どもとの取扱いのある企業に話しているところと、話していないところがござ
います。今のところ直接は2社あたっています。他に1社は人を介してあたろう
と思います。平成 35 年に国体があることも影響して、文化から体育の施設の方に
寄付がシフトしており厳しい状況です。寄付の依頼に行くときは 50 万円というの
は難しいですので、今は寄付額を3種類作って、50 万、25 万、10 万それぞれの
寄付の内容を紹介してあたるようにしております。東与賀でもあたるように指示
をしています。
委員 佐賀で有名な企業は色々な寄付のお願いをされて競合していると思います。一方
で社会貢献をしたいという業種、業界もあります。全国規模では産廃系の企業に
は非常に業績の良いところ、大きくなっているところもあります。私が全国を色々
回って産廃系の企業の社長さん達と話していますと、寄付を気前良くされている
のが見受けられます。これまでお声かけをしていなかった業種、業態に持ってい
かれるのも一案という気がしますのでご参考にお話しました。
財団 ありがとうございました。
5
(3) 採点 (4)集計 (5)総合評価
委員
平成 28 年度の課題である若者に受ける企画への対応として、アニメで人気の映画
をもとにしたコンサートを実施するとあります。アニメの層は、若者層と思って
いたのですが、今は50代ぐらいまでカバーしています。アニメ音楽の人気を考
えると、コアなファンとしてはゲーム音楽がとても良いです。去年実施された植
松伸夫さんの BRA★BRA FINAL FANTASY は、全国からのファンが多かったん
ですね。ゲーム音楽はアニメ層よりさらに年齢が高くなるので、県外から聞きに
来てくれる方が多くなります。開催数が少ないのである程度の入場者数が見込め
ます。若者というより、30 代から 50 代に来ていただきたいというのであれば、
財団
委員
ゲーム音楽を考えるのもよいかと思います。
ありがとうございます。
先ほど国体という話がでましたが、総合文化祭が平成 31 年に佐賀であります。総
合文化祭を考えても、不足しているのは舞台の技術者だと思います。文化会館は、
一つの佐賀の文化の拠点ですので、文化を発信するスタッフ養成もちょっと考え
ていただければ。市町の文化施設には技術屋さんがいないところもあります。こ
うしてほしいと思ってもなかなかできない。自分たちでやろうとすると、使わせ
てもらえないこともあります。舞台の専門家の養成は難しいかもしれませんけど
も、ある程度わかる人がいた方がいいなという気がしています。
財団 演劇関係者を対象に舞台技術の基礎を学ぶ講座をする会館も多いようです。もち
ろん文化、舞台技術者を養成することも必要だと思うんですけども、吹奏楽の定
期演奏会などでは照明を使って派手にやりますので、文化を発信する文化団体に
対しても、舞台のことをもっと学んでいただける機会を増やしていくことをやり
たいと思います。
委員 若者向けの企画、発想の転換による新しい企画について、それが「四月は君の嘘」
のコンサートだと思いますが、もうちょっとびっくりするようなことをやっても
いいのかなと思いました。鹿島のエイブルで去年マッドマックスという映画を上
映されたんですね。マッドマックスはアクションの激しい映画ですけれども、エ
イブルとマッドマックス、全然結びつかないものを敢えて持ってきて、宣伝文句
が「女性の方に感情移入していただけます」でした。エイブルでやることで、映
画館に行かない方にマッドマックスが届くように工夫していると思いました。四
月は君の嘘とクラシックの場合、文化会館でされる催しものと重なる部分がある
んで、
「こんなことを文化会館で」と思うようなものを持ってくるのも、先ほどゲ
ーム音楽の話が出たんですがいいのかなと。場所がどこでも、県外からもお客さ
んに来てもらえるような企画を考える余地はあるんじゃないかと思いました。
委員 ロマンシング佐賀でスクウェア・エニックスとなんらかのコネクションがあるう
ちに、ゲーム大会のようなゲームに関するイベントをやるのはいいんじゃなかろ
うかと。ちょうどクラシックミニファミコンの予約がとれないぐらいに殺到して
いますし。ゲームは人が集まりやすい。親子でも、家族でも行ける。お年寄りは
手足が動かなくなってもできるということで、ゲームが見直されています。そう
いうのを企画として発案していく段階にきてもいいのかなという気はします。
委員 確かにクールジャパンということで、必要なことだと思うんですけれども、その
6
根底になるのは日本の文化です。テーゼをしっかりもたないと、アンチテーゼは
生まれてこないと思います。根底というのは必ず必要です。文化会館の役割は一
体なんなのか。鑑賞機会の提供、文化を発信する場所、佐賀の文化の拠点。その
ようなとこをしっかり押さえておくということです。
委員
文化はすごく難しい定義だと思います。映画は大衆向けになるので、ゲームも文
化と言えば文化だし、クラシック音楽も文化だし、受け取り手の人たちにとって
も色々だし、その辺がなかなか難しいところだと思います。
委員 文化は生活に必要ないんですよね。だから一番難しいところだと思います。日常
生活の中には文化は必要ない、必要ないっていう言い方はちょっと言い過ぎです
けど。一般の人にどうアプローチできるか。佐賀市民芸術祭の「シネマで聴いた
クラシック」に行った人から「すごく良かった」という評判を聞きまして、良か
ったなと思っています。全部でなくても、その中の一つでも、これはいいという
のをやってみることもいいと思います。
委員 希望になるもの、若者、高齢者、子ども、ここに来れば1年に1回は必ず見られ
るというものがあるといいですね。東与賀干潟公園のじゃぶじゃぶ池。このじゃ
ぶじゃぶ池に、5月から9月までの土日、駐車場からはパラソルが広がる海岸に
委員
委員
委員
財団
委員
財団
委員
行ったのかと見えるほどに人が来ています。干潟公園のじゃぶじゃぶ池のように、
何か特徴を持たせられれば。文化ってなかなか難しいでしょうけど。
これからはシルバー世代をいかに取り込んでいくか。今後考えるのは、高齢者へ
の文化をどうやっていくかということです。浪花節大会とかをやったらお客さん
がいっぱい来られるんではないでしょうか。
今はいい催しがあれば、車もあるし結構あっちこっち行くんですよね。東与賀文
化ホールは、駐車場に難点があるかな。
土日であれば400台は停められる。いっぱい詰めればですね。
土日は閉庁しており駐車場は十分使えます。平日にできるだけ利用していただけ
るように、運動公園が空いていることを確認の上、運動公園の駐車場も使えるこ
と、台数は何台ぐらい大丈夫ですとPRをしているところでございます。
文化会館は何台駐車できるんですか。
500台です。
東与賀文化ホールは、舞台の機構、照明、音響も足らないですけれども、ここは
そういう施設と逆に売ったらいいと思います。中身は自分たちで考える。照明を
持ち込むなら持ち込む。東与賀文化ホールにあるものとうまくやっていけば、面
白い舞台ができる気がします。舞台の空間芸術論は必ず必要です。500席にフ
ルコンのコンサートはやれない。それはあたりまえです。そこを考えなさいとい
うことです。自分たちの発表する作品がどの劇場に合っているかを考えるのは利
用者です。東与賀文化ホールがいいと思ったらそこを利用する。持ち込んででも
やる。ホールは前の席を空けられますよね。あれを利用して、芝居をやったら面
白いかなと。観客を舞台の上に乗せて、客席で芝居させるのも面白いかなと思い
ましたが、こういうことは施設ではなく、利用者のことです。ただそれを利用で
きるという許容をしてほしい。音楽を客席では鳴らさないでくださいではなく、
やってみなという許容をしてほしい。
7
平成28
平成 28年度上半期実績評価
28 年度上半期実績評価 年度上半期実績評価 採点の
採点 の 結果 結果 委員コメント
委員 コメント
評価項目
満点
得点計 得点率 判定
180
124
68.9%
B
60
42
-
-
利用者目線で運営することを意識し、利用しやすい施設となるよう改善を図ることで、利用者の満足度が高
いサービスを提供し、稼働率、利用者数を増加させることができたか。
60
42
-
-
③ ホームページ、広報誌をはじめ様々なメディアを通し、広く施設及び事業の情報提供を行うことができたか。
60
40
-
-
1 ) 施設管理に
施設管理 に 関 すること
① 必要な保守点検、修繕、管理を行い、施設・設備の機能維持と利用者の安全確保に努めているか。
②
委員コメント
・法定点検等は計画どおり実施されている。
・利用者満足が高いサービスの提供、稼動率、利用者数の増加は一定の成果は見られる。
・フェイスブックは、イベント情報しか掲載されていないように見えた。
2 ) 自主文化事業に
自主文化事業 に 関 すること
④ 文化事業の入場者数を増やし、文化に親しむ市民層の拡大に貢献することができたか。
⑤
地域の文化サークルの作品展示、文化祭等の地域特性を活かしたイベントの開催支援や、福祉施設などで
の芸術文化に触れる機会の提供を通して文化振興を図ることができたか。
⑥ 将来の文化を担う子ども・青少年を育成する、鑑賞・体験事業を実施できたか。
⑦
地元出身芸術家の起用、市民参加型のイベントの企画、発想の転換による新しい企画を打ち出すこと等に
より、地域文化の活性化を図ることができたか。
委員コメント
240
140
58.3%
C
60
32
-
-
60
36
-
-
60
38
-
-
60
34
-
-
・ワークショップの定員に対して、参加人数が少ないことが気になった。
・若者向けの「四月は君の嘘」のコンサートは、映画の公開時期に合わせるなど、もっと早
いタイミングでできればもっと効果があると思う。
・学校のみでなく福祉施設に文化体験を、というのは評価したい。
・文化事業を取り組む姿勢は感じられる。
3 ) 財務に
財務 に 関 すること
180
116
64.4%
B
⑧
市内企業からの協賛金、国や関連団体等による助成金を積極的に獲得し、事業に活用することができた
か。
60
38
-
-
⑨
積極的な情報提供やセールスにより、文化事業の入場者数、稼働率の向上に努め、文化事業収入、利用料
金収入を増加することができたか。
60
36
-
-
60
42
-
-
600
380
63.3%
B
⑩ 経費の縮減を図り、経営の効率を高めることができたか。
委員コメント
・情報提供やセールスに積極性(売り込み)が見られない。
・新しい助成金、補助金の検討が始まったことを評価した。
◆ 総合
◆ 総合評価
高 い 実績を
実績 を 収 めた事項
めた 事項
平成28年度下半期の
平成28年度下半期 の 課題
・フェイスブックの更なる利活用。例えば職員の言葉でつづった日記な
ど、もっと身近に感じてもらえるようなSNSの活用。
・足を運んだことのない人が来るきっかけ作り。
・ワークショップの企画内容、告知方法の見直し。
・若者は興味の入れ替わりが早いことを意識した、事業実施時期の検
討。
・一般市民にとっての文化の必要性や、佐賀市の文化活動の中での各事
業の必然性を考える。
・文化会館と東与賀文化ホールの利用のあり方に違いがあり、それに合
わせた運営が必要。
・東与賀文化ホールは、文化施設としての役割と地域(東与賀)のコ
ミュニティーセンター機能を持たせた運営を。
・東与賀文化ホールの来年度以降の自主事業等実施による入場者の増、
稼働率の向上。
・オフィシャルパートナーに関して、社会貢献していることを社会にア
ピールしたがっている法人の掘り起こし。
※判定の基準
満点に対する得点率
81%~100%
61%~80%
41%~60%
21%~40%
20%
評価
高い成果を収めている
概ね良好な成果を収めている
ほぼ基準年と変わらず、向上の余地がある
目標達成のため、見直しが必要である
抜本的な見直しが必要である
A
B
C
D
E
8