件 名: 大 臣 会 見 概 要 日 時 平成 28 年 12 月 2 日 0848∼0857 担 当 大臣官房広報課 場 所 官邸エントランスぶら下がり 備 考 1 発表事項 なし。 2 質疑応答 Q:今朝NSCが開催されましたが、北朝鮮の独自制裁についての検討状況と、 その内容は北朝鮮への抑止力につながるものかどうか、大臣のお考えをお願 いします。 A:御承知のとおり安保理決議があったわけですけれども、わが国独自の制裁に 関しては、現時点で私から申し上げることは差し控えたいと思います。 Q:一部報道で第三国への企業の資金凍結などの話も出ていますが、そういった 内容はどうでしょうか。 A:わが国もすでに北朝鮮への人、物資、資金の流れを実効的に規制する厳しい 措置をとっております。その措置の拡充、強化を含めて検討してきたところ ですが、現時点で私から申し上げるのは差し控えたいと思います。 Q:新潟県の上越市で、鳥インフルエンザが確認されたのですけれども、自衛隊 の対応について教えて下さい。 A:防衛省・自衛隊としては、前回の記者会見で申し上げましたように、新潟県 知事からの災害派遣要請を受けて、鳥インフルエンザのまん延防止、早期封 じ込めのための災害対応に全力を尽くしているところです。現在の具体的な 活動規模は、3交代、24時間態勢で活動を実施しております。関川村で陸 自第30普通科連隊等人員約150名、車両約40両、そして、上越市で陸 自第5施設群等人員約100名、車両約20両でございます。具体的な活動 としては、鶏の殺処分、袋詰及び運搬を実施し、殺処分終了後、清掃・消毒 等を実施する予定であります。農場全体の鶏の殺処分数は、昨日の午後6時 1 現在ですけれども、関川村で約27万5千羽、上越市で約1万3千羽であり ます。 Q:今後、上越市では23万羽出ていると思うのですけれども。それを自衛隊が 行っていくと。 A:新潟県知事から撤収要請が出されるまでは、この活動は継続することになろ うかと思います。 Q:北朝鮮の関連なのですけれども、安保理決議の制裁や日本独自の制裁に反発 して、さらなる挑発行動を行っていく可能性があると思いますが、その辺を どう見て、防衛省としてどのように対応するのでしょうか。 A:常に緊張感をもって警戒監視等を続けているところでありますけれども、今、 御指摘になったことなども踏まえつつ、やはり緊張感をもって、警戒監視態 勢を引き続きしっかりと万全を尽くしていきたいと思っております。 Q:今日でSACO合意から20年になりましたが、この20年間返還というの がなかなか進まなかった理由と、安倍政権になって進む理由、また、今日、 一部報道で10日にも隊舎の工事が再開するという報道もありますが、調整 状況をお願いします。 A:20年前、平成8年12月のSACO最終報告に盛り込まれた懸案事項につ いても、実現に向けて努力を最大限やってきたところです。これまでにSA CO最終報告に含まれた米軍施設・区域のうち、5施設約845ヘクタール が返還されました。さらに、御承知のとおり北部訓練場約4,000ヘクター ルの年内返還に向けて、今、着実に移設工事を進めているところでございま すので、引き続き、地元の皆様の御理解をいただきたいというふうに思って おります。SACO最終報告のその他の5施設を含む、嘉手納以南の人口密 集地に所在する米軍基地については、平成25年4月、初めて返還時期を明 示する形で、面積にして約7割を返還する統合計画を発表しており、これに 基づいて全面返還または部分返還を目指すことが合意されているところです。 丁寧にしっかりと説明を行い、御理解を得ながら、今後とも全力で進めてい きたいと思っています。今の陸上部の工事については具体的なことが何か決 まったことではありませんが、埋立とは直接関係のあることではありません し、そのことは県も御理解いただいていると思いますのでしっかりやってい きたいと思います。 Q:関連でお伺いしたいのですが、SACOは沖縄の負担軽減のためにやられて いると思うのですが、施設の返還はだいたい進んできていると思うのですが、 騒音問題とかそういったものがなかなか解決されていない部分があるのです 2 が、大臣御自身は、沖縄のこの負担軽減については、どういったことが負担 軽減になるとお考えでしょうか。 A:まず一つは、やはり今、沖縄の負担軽減を全国で引き受けていくべきだとい うそういった方向性というのは出てきていると思います。知事会の下でも委 員会ができたり、地方自治体の中には、やはり率先してそういう意見を言う 先生方も増えてきているわけであります。そういったことを、やはりずっと 沖縄に負担をいただいていることを、全国で負担を分かち合う、さらには訓 練移転なども始めております。そして、今おっしゃった騒音の問題、そして、 騒音対策の問題、これは判決もあるわけですし、しっかりと県民の皆様方の そういった生活をしっかりと守っていくための措置はやっていくべきだと思 っています。 Q:辺野古の陸上部分の工事なのですけれども、再開については県の理解を得ら れているということですけれども。 A:基本的にはですね。 Q:なるべく速やかに再開したいというお考えでしょうか。 A:それは埋立とは関係のない問題ではありますので、具体的にはまだ何か決ま っているというわけではありませんけれども、進めていくべきだと思ってい ます。 Q:自衛隊の群馬地方協力本部が、ウェブサイトで地元の中学生の職場体験の話 を写真付きで紹介した際に、生徒が実際には発していないコメントを添えて いたということがあって、高崎市中学校長会から指摘を受けて、サイトを閉 鎖したという話があります。秋田でも、この前、ビラの問題もありましたけ れども、地方で不祥事が続いていると思うのですが、これについて受け止め をお願いします。 A:しっかりと事実関係を精査した上で、対処していきたいと思っております。 Q:不祥事が続いていることについてはどうですか。 A:わが国を取り巻く環境が厳しさを増している中で、やはり緊張感を持って、 しっかり邁進をしていける状況を作っていくべきだと思っています。 以 上 3
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