1 第75号 所沢市 イメージマスコット トコろん 農 委 だ よ り 農委だより ところざわ ●農地のことは農業委員会へ… 農地法による許可申請の受付締切は 10日 毎月 第 75号 平成28年9月 今号の紙面 市農業施策に関する 要望書を市長に提出…………2ページ です。 発行:所沢市農業委員会 所沢市並木一丁目1番地の1 ☎ 04-2998-9264 農地利用状況調査を実施等……3ページ 農業者年金加入案内等…………4ページ ◀スライドを用いてのプロジェクト発表 ▶表彰式の様子 全国青年農業者会議プロジェクト発表で上位入賞 −所沢4Hクラブ− 所沢4 H クラブが、3月8日に行われた「全 国青年農業者会議プロジェクト発表」で「全 国青年クラブ連絡協議会会長賞」を受賞しま した。 このプロジェクト発表は、青年農業者が日 頃の活動の課題解決に実践した調査研究の成 果や農業経営を通じて考えていること等を発 表し、解決能力や意識の向上を図ることを目 的に毎年開催されています。同クラブは地方 大会、県大会、関東大会を勝ち抜き、初めて 全国大会に出場し、上位(3位相当)入賞を果 たしました。 プロジェクトのテーマは、 「地域特性を活か した新しい農業経営へのチャレンジ」です。 会員それぞれが所有する圃場の 10%を競争 力がある西洋野菜・伝統野菜の生産に充て、 農家一軒あたりの負担を軽減するとともに、 生産量を確保する「10%チャレンジ」を実践 しました。生産した野菜は、市内の農業者と 飲食店等で構成する「ところ産食プロジェク ト」の協力を得て市内飲食店へ出荷しました。 継続して野菜を供給することが信頼につなが り、飲食店側から要望される好循環を生みま した。 プロジェクトへの取り組みで、情報発信、 販売方法等、様々な視点で物事を見ることが でき、飲食店と交流できたことが大きな収穫 でした。 今年は、 「『芋名月』に向けた里芋の提案」を テーマに発表しました。中秋の名月(芋名月) に合わせた栽培・宣伝・販売の工夫が評価され、 2年連続全国大会出場が決定しています。 みどりと笑顔にあふれる自立都市 2 農 委 だ よ り 第75号 所沢市農業施策に関する要望書を市長に提出 4月 22 日、農業委員会は藤本正人 市長へ「所沢市農業施策に関する要望 書」を提出しました。 市内の農業者が意欲と希望をもって 農業に取り組める環境の実現と都市近 郊型農業の振興の推進を要望するもの で、主な内容は次のとおりです。 1 優良農地の保全と有効活用について せて、一層の地産地消の推進を図るため、地 ①集団的優良農地の効率的な利用を図るため、 産地消政策を一元的に推進する市の総合窓 農道等の整備など、生産基盤の改善に積極 口を設置するとともに、農産物直売所の充 的に取り組むこと。 実及び新規の設置について関係機関に働き ②市街化区域内の農地を保全するため、生産 かけていくこと。 緑地地区の追加指定ができるよう制度の構 ③農業経営の安定化を図るため、農業者の所 築を図ること。 得向上に向けた技術指導等の支援や補助制 ③市街化調整区域においても市民農園や体験 度の拡充をすること。 農場等の開設を推進していくこと。 ④農家の生活基盤の安定を図るため、一定の ④周辺農地等に悪影響を与えている耕作放棄 ルールに基づいて市街化調整区域の規制緩 地については、固定資産税の課税の見直し 和や見直しを行っていくこと。 等を行うこと。 ⑤健全な農業経営に必要な屋外焼却について、 ⑤遊休農地の有効活用のため、総合的まちづ 市民等の理解が得られるよう関連部署及び くり活性化対策の視点から、中長期的に捉 関係機関との連携を図ること。 えて諸計画を策定すること。 ⑥市長部局、農業委員、農業委員会事務局職員 2 担い手の確保・育成について 等の横断的なメンバーにより新たな「プロ ①農業後継者の育成を図るための支援施策を ジェクトチーム」を発足させ、様々な課題に 拡充すること。 対し早期解決を図ること。 ②新規就農者や定年帰農者等に対し、必要な 4 農業委員会事務局の体制整備について 支援施策を講ずること。 改正農業委員会等に関する法律の施行に伴い、 ③企業やNPO法人など、多様な農業の担い 農地利用最適化推進委員制度が新設され、農業委 手を確保すること。 員会の役割が拡充されるなど事務局職員の事務 3 農業振興施策の充実について 量が増大している。 ①所沢産農産物のブランド化を進め、積極的 このことから、農業委員会事務局職員の増員と に情報発信を行っていくこと。 人事の長期化による体制整備により組織の強化 ②学校給食への地場産農作物の利用をさらに を図ること。 拡大するなど、地産地消を推進すること。併 恵み豊かな自然と快適な生活をめざして 3 第75号 農 委 だ よ り 農地利用状況調査を実施 農業委員が交代しました 3月に開催された所沢市議会において、議 会推薦の農業委員2名が交代となりました。 中 毅 志 委 員、吉 村 健 一 委 員 が 退 任 さ れ、 西沢一郎委員、秋田 孝委員が選任されました。 農業委員会は、7月 26 日から8月6日まで市内 のすべての農地の利用状況を調査しました。 西沢 一郎 秋田 孝 議席番号26 番 議席番号27 番 農地部会 この調査は、農地が遊休化または遊休化の恐れ 農地部会 がないか確認することを目的に毎年行うものです。 調査の結果、次の事項に該当する農地の所有者 若手農業者と意見交換会を実施 等に対して「利用意向調査」を実施します。皆様の ご理解とご協力をお願いいたします。 【利用意向調査対象農地】 ①現に耕作の目的に供されておらず、かつ、引き 続き耕作の目的に供されないと見込まれる農地 ②その農業上の利用の程度が、その周辺の地域に おける農地の利用の程度に比べ著しく劣ってい 8 月 17 日に所沢市役所で、所沢市農業後継者協議 ると認められる農地(遊休農地) 会、所沢市4Hクラブ、JAいるま野所沢農業後継 【利用意向調査】 者部会から若手農業者9名を招き、農業委員と意見 利用意向調査対象農地の所有者等に対して、当 交換会を実施しました。 該農地の今後について次の事項等を調査します。 継いだきっかけ、従事する喜びや苦労、仲間づくり、 ①農地中間管理事業を利用する。 市や農業委員会への要望等について活発な意見を交 ②農地利用集積円滑化団体が行う農地所有者代理 換しました。 事業を利用する。 農地の売買・貸借 -農地サポート事業- ③自ら耕作する。 【勧告】 農業委員会では、農地の流動化を図るため、 「農 利用意向調査の6か月経過後、意向どおりに対 地サポート事業」を実施し、農地の出し手と受け手 応しない場合や意向を表明しない場合は、 「農地中 間の調整をしています。 間管理機構との協議」を勧告することになります。 農地の貸し付け・売り渡し、または借り受け・ 勧告を受けた農地で、相続税の納税猶予が適用 買い受けのご希望がありましたら、お気軽に農業 されている場合、相続税の納税猶予が打ち切られ、 委員会事務局(☎2998-9264)へご相談く 猶予税額に加え利子税を納付する必要が生じます。 ださい。 農家者の明るい老後づくりは 農業者年金から 4 第75号 農 委 だ よ り 農業者年金に加入しましょう 農業者年金は、国民年金に上乗せする 対 象 ①20 歳以上 60 歳未満の国民年金の 公的年金制度です。 第一号被保険者。ただし、保険料の免除者で 年金の種類は「通常加入」と「政策支援 ないこと。 ②年間農業従事日数 60 日以上 加入」の2種類があります。 保 険 料 月 額 20,000 円 か ら 67,000 円 ま で 〈通常加入〉 の範囲。1,000 円単位で加入者が自由に決 加入者自らが将来に必要な原資を積み 立てていく積立方式です。納めた保険料 められ、金額変更も毎月可能 〈政策支援加入〉 は、全 額 社 会 保 険 料 控 除 の 対 象 と な り、 国庫補助を受けて納める方式です。対象者、 税制面の優遇措置があります。 保険料等は条件により異なります。加入をご 農地を所有せずに借り受けて耕作して 希望の場合は、事前に農業委員会事務局(☎ いる方も加入できます。 2998-9264)へお問い合わせください。 農薬は適切にご使用ください 近年、農薬に関する問い合わせが増えています。 所沢市国民健康保険特定健康診査のご案内 ~早期発見・早期治療が大切です~ 農薬は、農作物などの病気や害虫の防除に有効な手 対 象 所沢市国民健康保険に加入中の 40 歳から 段であり、適切に使用すれば安全な資材です。 74 歳までの方 しかし、周囲に飛散することで、人の健康などに 受診期限 平成 29 年3月 31 日まで 影響を及ぼす場合があります。学校や保育所、住宅 検査項目 血圧、血液・尿・腎機能・肝機能検査など。 地及びその周辺での病害虫や雑草の防除は、まず 希望により胸部 X 線検査を追加できます。 「農薬を使用しない方法」を考えましょう。 受診医療機関 市内協力医療機関 100 か所以上 病害虫や雑草の発生状況から、やむを得ず農薬を 自己負担額 800 円(胸部 X 線検査は追加 200 円) 使用する場合には、 「最大限の配慮と細心の注意」を ◎ 詳細は、5月下旬に発送した受診券 お願いします。次の①から④に注意し、適切な利用 等をご確認ください。 にご協力ください。 問い合わせ ①農薬を散布する場合は最小限の範囲に留め、天候 所沢市国民健康保険課 や時間帯を選ぶ。 (☎2998-9131) ②看板等で、事前に十分周知する。近隣に学校や通 地産池消で活かせ 豊かな農業 《編集委員会》 ●皆様のご意見・ご要望をお待ちしています。 委 員 長 森田 豊 (☎2998-9158) 副委員長 小泉 栄 問い合わせ 所沢市農業振興課 委 員 栗原 昌之 委 員 木下 信夫 委 員 斉藤 博之 委 員 石井 一 ください。ご協力、よろしくお願いします。 委 員 仲 進 用時期」 「有効成分ごとの総使用回数」を必ず守って 委 員 大 弘哉 ラベルを確認し、 「作物名」 「使用量・希釈倍数」 「使 委 員 田中 唯喜 ④使用基準を守る。 委 員 町田 健 ③無登録農薬は絶対に使わない。 委 員 矢作いづみ 学路がある場合は、学校や保護者にも周知する。
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