10 月 18 日、田川青少年文化ホールで、田川地区人権センター主催の「人権講座」が行われ、約 200 人が参加しました。 あ わ で こ つじもと かずひで この日は、阿波木偶箱まわし保存会の辻本一英顧問を講師に招き、伝統芸能が衰退した歴史の裏に かどづけ さんばそう ある人権問題を紹介。かつて正月儀礼として家々をまわって行われた門付による祝福芸「三番叟ま わし」は、戦争や高度経済成長により暮らしや営農・労働形態が大きく変化したことでその役割が 薄れ、マイナスイメージだけが残り、それが「差別する人の言い分」となった経緯をわかりやすく 語りました。辻本さんは「被差別民が果たした役割を等身大に再評価し、その成果を人権啓発に持 ち込んで人権尊重のまちづくりにいかすことが大切」と訴えました。 なかうち ま さ こ みなみ き み よ また、講演の合間に同会の中内正子会長 (右) と南公代副会長 (左)が、現在では徳島県指定無形民俗 はこまわ 文化財となった「三番叟まわし」や人形浄瑠璃芝居の「箱廻し」を実演。華やかな人形たちが力強 く舞う迫力の舞台に、客席からは大きな拍手が送られました。
© Copyright 2024 ExpyDoc