World Robot Summitについて

World Robot Summitについて
2016年12月
経済産業省
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
1.趣旨
 2015年に策定された「ロボット新戦略」に基づき、2020年にロボット国際大会を開催し、
ロボットの研究開発及び社会実装を加速させる機会とする。
 具体的には、世界が注目する高度なロボット技術を内外から集結させて各課題において
限界に挑戦する。
 同時に、実際に現場での課題を解決することで人々の理解を深め、ロボットの活用に関
する積極的な議論を誘発し、具体的な利活用方法が生み出される機会とする。
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2.大会名称
大会名称:
World Robot Summit (WRS)
競技大会:World Robot Challenge (WRC)
ものづくり分野:
World Robot Challenge (Industrial Robotics Category)
サービス分野:
World Robot Challenge (Service Robotics Category)
インフラ・災害対応分野:
World Robot Challenge (Disaster Robotics Category)
ジュニア競技:
World Robot Challenge (Junior Category)
展示会:World Robot Expo (WRE)
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3.開催地・開催時期
 2018年プレ大会については東京ビッグサイトで、2020年本大会については愛知県空港
島大規模展示場で開催。
 特別な施設(プラント、トンネル)が必要なインフラ・災害対応分野の一部の競技につい
ては、福島ロボットテストフィールドで実施。
2018年プレ大会
(World Robot Summit 2018)
開催地:
東京ビッグサイト(東ホール)
開催時期:
2018年10/17(水)~
10/21(日) の5日間
※Japan Robot Weekと同時開催
2020年本大会
(World Robot Summit 2020)
開催地:
愛知県空港島大規模展示場
開催時期:
2020年10月上旬の1週間程度
※ロボカップアジアパシフィック大会と同時開催を予定
うち、一部のインフラ・災害対応分野の競技
開催地:福島ロボットテストフィールド
開催時期:2020年8月中旬の3日間程度
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4.競技種目
 3分野で合計6種目+ジュニア競技で、7種目を実施予定。
分野
種目
本大会での実施場所
想定参加層
評価方法
工業製品等の組立に必要な技術要素を含んだ スピード、正確さ、
モデル製品を早く正確に組立
コスト、省エネ性等
ものづくり 製品組立
課題達成状況、
人の介在度合、
省エネ性等
家庭内の各種
愛知県大規模展示場
作業支援
家庭における片付け(整理整頓、収納等)や
留守番対応
店舗における
各種業務支援
課題達成状況、
食品など複数種類の商品の品出し・入替、客
所要時間、作業の質
や従業員とのインタラクション、トイレの清
(陳列の美しさ等)、
掃
省エネ性等
サービス
大学、研究機関、
企業等のチーム
プラント
災害予防
トンネル事故
インフラ・ 災害対応・
災害対応
復旧
福島ロボット
テストフィールド
課題達成状況、
作業の質、
省エネ性等
トンネル災害を想定した情報収集、
緊急対応(人命救助、車両排除等)
課題達成状況、
作業の質、
省エネ性等
(移動能力、作業能力、センシング能力、情報収集 各性能の課題達成状
能力、無線通信能力、遠隔操作性能、現場展開能力、況、作業の質等
耐久性)
愛知県大規模展示場
学校、家庭を
想定した種目
十数種のインフラ点検項目に基づく点検
メンテナンス(バルブ開閉、消耗品交換等)
災害を想定した要救助者捜索
災害予防・対応で必要となる標準性能評価
災害対応
標準性能評価
ジュニア
競技内容
上限19歳までのチーム
「学校」学校環境においてニーズのありそう
革新性、効果、
なタスクとそれを実現するロボットを製作
創造性、
「家庭」サービス分野と同様のタスクを設定
チームワーク等
しロボットを製作
※2020年の競技内容については、現時点での想定であり、技術の進歩や2018年のプレ大会での実施結果等も踏まえて、本大会の2年前を目途に確定。
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5.展示
 競技大会に併設する形で、展示会も開催し、ロボット導入の事例を世界に発信する機
会とする。実用事例を通じて、世界規模での社会実装を目指す。
①集中展示
・開催場所は、競技と同会場で開催。
・競技種目と関連性のある応用分野の内容を紹介。
②地域展示
地域の現場での先進的なロボット活用事例の紹介
(一定の基準に該当するものについて、大会主催者としてロゴマーク等の使
用を承認)。
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