第14回日本乳癌学会近畿地方会 教育セミナー 「診断:吸引式乳腺組織生検(VAB)について」 大阪医科大学 乳腺・内分泌外科 木村 光誠 乳癌診療ガイドライン2015 病理診断 CQ2 針生検は乳房疾患の良悪性の判定方法として勧められるか 推奨グレード B VABの記述 「14‐~16Gを用いたCNBで非浸潤癌と診断された場合、手術標本内に最 高で48%までに浸潤癌が発見されるが、VABではその率は有意に低く、 VABはCNBに比して組織型に関する信頼性が高い」 乳癌診療ガイドライン2015 病理診断 CQ3 石灰化を伴う非触知乳癌の確定診断にステレオガイド下吸引式乳房組織生 検は勧められるか 推奨グレード B US‐VABは? 施設にあるVAB用システムは何ですか? (複数回答可) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. Mammotome® Mammotome Elite® Mammotome Revolve® Vacora® EnCor® ATEC® Celero® その他 US‐VABの施行目的は? (複数回答可) 1. 診断 2. 検体採取 3. 治療 4. その他 2cm以上の腫瘤に対して診断目的にまず行うべき手技は? 1. CNB 2. US-VAB 3. FNAC 4. その他 US‐VABはどこでしますか? (複数回答可) 1. 手術室 2. 外来 3. US室 4. その他 清潔度は? (複数回答可) 1. ガウン、清潔手袋 <施行者> 2. 清潔手袋のみ 3. 不潔手袋のみ 1. イソジン <消毒> 2. アルコール綿 3. その他 4. その他 1. 滅菌カバー 1. 滅菌ドレープ <患者> <USプローベ> 2. 不潔カバー等 2. 何もなし 3. 何もなし 3. その他 4. その他 局所麻酔の部位と種類 最も注意すべき局麻部位は? <部位> <種類> 1. 皮膚 1. E入りリドカイン等 2. 刺入経路 2. E無しリドカイン等 3. 前方境界線 3. その他 4. 乳腺後隙 5. その他 生検針は標的病巣のどの部位に挿入しますか? ① 1. 病巣の前面 ② 2. 病巣の中心 ③ 3. 病巣の背側 4. その他 検体の取り扱いは? 1. そのまま10%中性緩衝ホルマリンに浸す 2. ろ紙に並べて可及的に伸ばして10%中性緩衝ホルマリンに浸す 3. ガーゼに並べて可及的に伸ばして10%中性緩衝ホルマリンに浸す 4. その他 穿刺後は? <刺入部> 1. 5-10分圧迫の後、テープで閉鎖。 2. 5-10分圧迫の後、縫合閉鎖。 3. 圧迫止血無し 4. その他 <圧迫> 1. 弾力包帯(エラテックス®等)のみ 2. バストバンド等も使用 3. その他 穿刺後は? <安静> 1. 30-60分程度安静。 <内服処方> 1. 鎮痛薬 2. 安静無し。 2. 抗生剤 3. その他 3. 処方無し 4. その他 <創確認> 1. 翌日受診して創確認 2. 自己にてテープ除去。受診なし。 3. その他 微小病変時のマーキングは? 1. クリップ留置 2. ビニール等にマーキング 3. 施行無し 4. その他 US‐VAB施行者として独り立ちするには何例ぐらい必要? 1. 10例 2. 20例 3. 50例 4. その他
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