洲本市公衆無線 LAN 整備業務 仕様書 平成 28 年 11 月 洲本市企画情報部情報課 目次 1 業務の名称 2 納入場所 3 業務の目的 4 業務の範囲 5 業務スケジュール 6 環境整備業務の内容 (1)利用環境 (2)サーバ及びネットワーク回線 (3)アクセスポイント (4)整備対象エリア (5)周知と利用促進 (6)他の公衆無線 LAN サービスとの連携 7 運用業務の内容 (1)運用方法 (2)問い合わせ対応 (3)効果測定 (4)運用保守契約 8 業務の進め方 (1)実施体制 (2)作業従事者名簿の提出 (3)役割分担 (4)業務プロセス (5)成果物の品質担保 (6)作業場所・業務用機材 (7)業務用機材 (8)交通費等 (9)再委託 (10)セキュリティポリシーの遵守 9 成果物等 10 その他特記事項 (1)疑義の解釈 (2)法令などの遵守 洲本市公衆無線 LAN 整備業務 仕様書 1 業務の名称 洲本市公衆無線 LAN 整備業務 2 納入場所 洲本市企画情報部情報課が指定する場所 3 業務の目的 市内の主要観光拠点に、誰でも一定時間無料で使え、通信速度が速い公衆無線 LAN スポッ トを設置する「洲本市公衆無線 LAN 整備業務」 (以下「本業務」という。 )を実施する。こ れにより、国内外から来訪する観光客や市民の方が情報を入手・発信しやすい環境を整備 する。 4 業務の範囲 本業務における業務の範囲は「6 環境整備業務の内容」に示す。 ただし、本業務の業者選定時に受託者が提出した企画提案書等(以下「提案書」という。 ) に、本仕様書で示す範囲を超える業務や代替案等が含まれている場合は、本業務範囲並び に業務内容に提案書の記載内容が含まれるものとする。また、詳細は本市及び受託者で協 議のうえ決定するものとする。 なお、運用保守については、本業務とは別に契約することとする。 また、本市は、電気通信事業者の登録等は行わないものとし、公衆無線LANサービスに ついては受託者が提供するものとする。 5 業務スケジュール 契約期間に少なくとも1週間以上の試行期間を設けて整備環境の検証を行った後、サービ スの提供を開始すること。 なお、提案書において「業務スケジュール」を作成し、本市及び受託者と協議のうえ、業 務スケジュールを確定し、速やかに業務を履行すること。また、業務履行期間中に、やむ なくスケジュールの変更を要する場合は、速やかに本市と調整すること。 6 環境整備業務の内容 受託者は、以下に示す要領により公衆無線 LAN 環境の整備を行うこと。 (1)利用環境 ア 後述する「整備対象エリア」において、国内の通信サービス事業者と契約していない 者(訪日外国人含む)でも無料で公衆無線 LAN(Wi-Fi)を利用してインターネット接 続ができること。 イ 利用規約に同意し、必要な認証を行った本件公衆無線 LAN サービスの利用者(以下「サ ービス利用者」という。 )にインターネット接続を提供できること。必要な認証につい ては、メールアドレスの登録等ができるものとし、サービス利用者の利便性やセキュ リティ等を考慮し、本市及び受託者で協議のうえ、決定する。 ウ 認証画面及びポータル画面は多言語に対応すること。なお、日本語、英語、中国語(簡 体字・繁体字) 、韓国語、タイ語への対応は必須とする。 エ 公衆無線 LAN の接続制限時間及び回数は、本市と協議のうえ決定すること。 オ 有害サイトのフィルタリング機能を有すること。 カ 大規模災害発生時については、利用者登録不要な接続解放状態とする機能を有するこ と。 (2)サーバ及びネットワーク回線 )サーバ及びネットワーク回線 ア 認証サーバは、新規に設置又は受託者の既存設備を活用し、整備を行うこと。 イ 認証サーバの設置場所は、受託者にて確保すること。また、設置場所の確保に係る費 用は受託者にて負担すること。 ウ ネットワーク回線については、整備エリアの状況に応じて通信速度や信頼性を考慮す ること。 エ 認証時は、通信事業者の閉域網サービスあるいは、インターネット VPN を利用し一定 のセキュリティを確保すること。 オ ウイルス対策や不正アクセスの防止、改ざん防止等のセキュリティ対策を講じること。 カ ISMS 認証取得企業であること。 (3)アクセスポイント ア 事業者標準の SSID に加え、本市が指定する SSID(例:SUMOTO-CITY-WIFI)を設定し、 利用できること。SSID については、本市及び受託者で別途協議のうえ、決定する。 イ 本業務完了後に、民間を含む他の施設において、本市固有の SSID によるサービスを提 供することが可能なアクセスポイントを、本市及び民間に対して安価に提供すること が可能なこと。 ウ 調査・設計、施設管理者との調整、諸手続き、設置工事等、機器整備に必要となるす べての事項については、受託者の業務範囲とする。 エ 整備エリアの環境や特性に応じて、有効伝送距離、電波干渉への対応等を考慮するこ と。 オ 屋外へ設置するものについては、台風等の荒天時や冬期間にも対応可能であること。 カ アクセスポイントを設置する場所の詳細は、本市及び受託者で協議のうえ決定するも のとし、設置にあたっては、安全かつ安定した設置場所を確保するとともに、景観を 損なわないよう留意すること。 キ 利用可能端末は、IEEE802.11a/b/g/n 対応で Web ブラウザを搭載した「スマートフォン」 「パソコン」「タブレット端末」「デジタルオーディオプレーヤー」「ポータブルゲーム機」 等とすること。 ク 悪意ある第三者からの攻撃への対策として、端末同士の通信を拒否する設定をネット ワーク上で行うこと。 (4)整備対象エリア 整備対象エリアは下記のとおり。 ア 洲本市新庁舎(屋内:1台) :洲本市本町3丁目4-10 イ 五色庁舎(屋内:1台) ウ 淡路文化史料館(屋内:1台) エ 観光案内所(屋内:1台) :洲本市港2-43 オ 文化体育館(屋内:1台) :洲本市塩屋1丁目1-17 カ 洲本図書館(屋内:1台) :洲本市塩屋1丁目1-8 キ 五色図書館(屋内:1台) :洲本市五色町鮎原南谷59 ク 洲本城跡南の丸休憩所兼トイレ(屋外:1台) ケ 大浜公園(屋外:2台) コ 健康福祉館【みなと元気館】(屋内:1台) サ 高田屋嘉兵衛公園【ウェルネスパーク五色】(屋外:1台) シ 洲本ポートターミナルビル(屋内:1台) :洲本市五色町都志203 :洲本市山手1丁目1-27 :洲本市小路谷1272-2 :洲本市海岸通1丁目871-1 :洲本市港2-26 :洲本市五色町都志1087 :洲本市海岸通1丁目11番1号 (5)周知と利用促進 ア サービスの周知及び利用促進のためのロゴを作成し、ロゴを印刷したステッカー(縦 15cm×横 15cm 程度の大きさ、シール印刷)を 200 枚作成すること。 イ デザインされたロゴ等の著作権は、本市に帰属すること。 (6)他の公衆無線 LAN サービスとの連携 ア 洲本市に国内外から来訪する観光客ならびに市民が、他都市で広域に提供している公 衆無線 LAN サービスと相互利用が容易におこなえるよう「Japan Connected-free Wi-Fi」の認証アプリケーションによる認証が可能であること。 イ 関西広域連合・関西経済連合会が提供している「KANSAI Free Wi-Fi(Official)」に対 応すること。 7 運用業務の内容 公衆無線 LAN サービスの運用開始に当たっては、以下に定める内容の運用が行える環境と 体制を整えること。 (1)運用方法 ア 公衆無線 LAN サービス提供にかかるシステムは 24 時間 365 日の常時稼動のシステムで あること。 イ セキュリティに関する関係法令等を遵守するとともに、利用者の接続ログ等の履歴を 適切に蓄積・管理し、180 日以上保持すること。 ウ 事件・事故等により裁判所・警察などの公的機関から法令に基づきアクセスログ、MAC アドレス等の利用履歴の開示を求められた場合は、迅速に対応すること。 エ 障害発生時は、速やかに復旧作業を行うこと。ただし、大規模災害時等特殊な事情が ある場合は、この限りではない。 オ 障害復旧後は、障害の状況などを記載した障害報告書を作成し、本市に説明すること。 なお、障害の復旧に時間を要す場合も同様に、現状についての報告書を作成し、本市 に説明すること。 (2)問い合わせ対応 (2)問い合わせ対応 本市からの連絡を受け付ける窓口を設けること。 (受付時間は午前 9 時から午後 5 時(年中 無休)とする。 (3)効果測定 サービス利用状況(日・時間帯・言語別アクセス数等)について、統計データを四半期毎 に報告すること。 (4)運用保守契約 運用保守に関しては、別途契約を締結する。また、調達する機器に関するハード保守につ いては業務委託時(入札)の費用に含めない。 なお、運用保守に関わる費用(サービス利用料、回線利用料、保守・監視利用料)につい ては契約時に別途、協議する。 8 業務の進め方 業務の進め方 (1)実施体制 (1)実施体制 本業務を行うにあたり、受託者は、業務責任者及び本市と連絡及び調整を行う一元的な窓 口となる主任担当者を配置すること。なお、病気等のやむを得ない理由により、業務責任 者及び主任担当者等の作業担当を変更するときは、書面により本市に提出して承認を受け ること。また、受託者は、本業務に関する十分な知識、理解及び類似経験のあるスタッフ を常時確保すること。 (2)作業従事者名簿の提出 受託者は、契約締結時に、本業務の業務責任者や主任担当者等の主要な作業従事者を、本 市が提示する「作業従事者名簿」に必要事項を記入したうえで、本市へ提出し、本市の承 認を受けること。なお、作業従事者を追加・変更する場合は、すみやかに変更後の「作業 従事者名簿」を提出すること。 (3)役割分担 本業務は、原則として受託者が実施すること。ただし、本市において実施することが適当 と考えられる場合や、受託者が本市の協力を必要とする場合等、受託者以外の者に作業を 実施させようとする場合には、本市及び受託者で協議のうえ、作業者を決定することとす る。 (4)業務プロセス ア 受託者は、常に業務の進行状況について把握し、円滑な進行を図ること。 イ 作業の進捗状況及び予定を文書によって説明することとし、各工程で評価、検討、確 認を受け、本市の承認を得て次の工程の業務を行うこと。 ウ 工程に変更が生じることが判明した場合は、事前に本市と協議を行い、変更となった 場合には、変更した「工程表」等を速やかに提出すること エ 本仕様書に記載なき事項であって、本業務の遂行、必要と認められる事項については、 受託者及び本市で協議のうえ、実施すること。 (5)成果物の品質担保 受託者は、本市へ納める成果物及び会議体等で提示する資料について、本市へ提示する前 に、作成者以外の担当者による品質チェックを実施すること。 (6)作業場所・業務用機材 本業務に必要となる作業場所等の環境は、受託者の負担で用意すること。なお、本市との 打ち合わせ及び進捗状況報告など、本市及び受託者が会議を行う場所については、事前に 日程調整を行ったうえで本市が用意する。 (7)業務用機材 本業務の遂行のために必要な機材は受託者が用意すること。 (8)交通費等 本業務の遂行のため、受託者が必要とする交通費、食事代等は、受託者で負担すること。 (9)再委託 受託者が一括して業務を第三者に委託することは認めない。ただし、本業務の一部につい て、本市の承諾を得た場合にはこの限りではない。 (10)セキュリティポリシーの遵守 コンプライアンス、個人情報保護及び守秘義務の順守に関する社内体制を整備しているこ と。本市から提供する資料等については、情報漏洩を防止するための適切な措置を講じる こと。受託者は本業務を遂行するにあたって知り得た情報を本市の書面による承諾を得る ことなくその目的外に使用し、又は第三者に提供し、もしくは利用させてはならない。ま た、受託者は本業務の履行上知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。本業務を完了 した後もまた同様とする。 9 成果物等 受託者は、整備業務完了後、整備箇所におけるアクセスポイント及びケーブルの写真及び 図面、利用可能範囲を示した図面を本市に提出すること。(冊子2部及び電子データ) 10 その他特記事項 (1)疑義の解釈 (1)疑義の解釈 疑義が生じたとき又は本仕様書に定めのない事項については、本市及び受託者で協議のう えで決定する。 (2)法令などの順守 本業務の履行にあたっては、 「契約書」の記載によるほか、関係法令及び規定、本市の条例、 規則、要綱などに基づいて実施すること。なお、本市で定める規程類は、本市のホームペ ージ)の例規集に掲載のとおりである。
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