I T を取り 入れ 、 作 業 優 先か ら お客 様 の 希 望 優 先 に

という思いから、
﹁SF﹂を導入し
た見 栄えのよい伝 票を渡したい﹂
がる。企業としてランクアップした
がよく、ユーザーの信頼獲得につな
ン ト マ ン︵SF︶
﹂を
ステム﹁スーパーフロ
自 動 車 整 備 業 向 けシ
原店開設当初の 年。
格的に導入したのは茂
整 備 シス テ ム を 本
業を展開する。
在 は 3 店 舗 体 制で 事
ショップに成 長し、現
ンテナンスのトータル
納期を顧客に納得してもらうこと
スを訴 求している。明 確な価 格と
客にメリットの大きい安価なサービ
純正品同等の優良部品を用い、顧
ィーラーとの差 別 化を図りやすい
強 調 する。同 社の特 徴として、デ
が減らせる﹂とBLPのメリットを
車日がわかり、お 客 様のストレス
能となる。板倉店長は﹁価格や納
備の入庫調整や対策がその場で可
要な部品が欠品の場合でも後日整
いうニー ズが 強い。そのた め、必
ザーは﹁そのままやってほしい﹂と
トにつながる。土日に来店するユー
し、見積もり書などの伝票の発行
Tツールを導入して作業を効率化
﹁スーパー検査員﹂だ。これらのI
指定点検記録簿と工程管理を行う
革をアシストしたのは、﹁SF﹂や、
員の意識が変化した。その意識改
金や車検で接客機会が増え、従業
望する期日までに仕上げる。軽板
した﹂
︵板倉雅人店長︶
。顧客が希
優先からお客様の希望優先に変化
スタイルは大きく変化した。
﹁作業
に直 需 客を増やしたことで、接 客
軽 板 金や車 検を集 客コンテンツ
端 末による業 務 支 援ツール﹁Ca
ートにつながる。今後はタブレット
手 間が省けることができればリピ
の来 店 理 由 もわかる。ユーザーの
顧客情報を共有することで、顧客
不可欠とみる。店舗間で具体的な
﹁BLP﹂などのシステムを活用が
満足の向上には﹁SF﹂や﹁BK﹂
、
倍 増させている。女 良 社 長は顧 客
も徐々に台数を伸ばし、3年間で
苦手とする カ月点検の入庫促進
移 する。さ らに一般の整 備工 場 が
検リピート率は年間
活 動のスケジュール化 を 推 進。車
車検の入庫誘導を行うなど、営業
を確認できることもユーザーメリッ
商が休日でもBLPで部 品の在 庫
営業展開することから、地域部品
年末やお盆を除いて年中無休で
も正確に調整できる。
間の把握に加え、後日入庫の日程
在庫がわかることで正確な作業時
見 積もり書に反 映できる。部 品の
用 することで正 確な部 品の価 格が
提示を行っている。
﹁BLP﹂を併
∼
代表者:女良好弘代表取締役
54
ITを取り入れ、作業優先からお客様の希望優先に
大原鈑金︵女良好弘社長︶は、軽板金FC
︵フランチャイズチェーン︶の加盟を契機に直需客の獲得
に乗り出し、車検や一般整備の入庫拡大などにつなげてきた。一般顧客の増加に伴い、従業員の意識を
作業優先から﹁お客様の希望優先﹂の方向に転換。同時にIT
︵情報技術︶を取り入れ、作業の効率
化やユーザーメリットを訴求したサービスの提供に力を注いでいる。
大 原 鈑 金 は 2 0 0
た。その当 時、同 社の本 社︵いす
感覚 。
―女良社長はユーザーから
手渡されたディーラーの見積もり書
時間が格段にスピードアップした。
月、軽 板 金F
み店︶周辺には小規模の同業者が
書きだった﹂と話し、ユーザーへの
年6月
と見 比べ、
﹁
︵弱 小な︶町工 場から
手間なく発行でき、しかも見栄え
Cに 加 盟。
多く、
IT化に取り組んでいなかっ
ディーラーと肩を並べた感覚になっ
アピールとして﹁きれいに印刷され
に茂原店を立ち上げ、
たこともあり、
﹁SF﹂の活用が同
た﹂と手ごたえをつかんだ。
﹁SF﹂導入により
同業他社との差別化
軽 板 金 に 加 え、車 検
業他社との差別化につながったと振
0年
サービスを開始した。
現在、自動車部品流通システム
年9月
LP︶
﹂を用いて、入庫車の診断か
﹁BLパーツオーダーシステム︵B
り返る。
に 増 や し、
に 茂 原 店で 指 定 整 備
ら 分以内での見積もり書の作成、
採 用 し た。女 良 社 長
で、スムーズな後日 入 庫にもつな
rpodTab﹂の使いこ な し 方
工 場 を 取 得。カ ー メ
は﹁それまでは見積も
げている。
を研究。車検や整備、板金塗装、
TEL. 0475-22-9608
﹁BLP﹂の活用で
休日でも部品在庫確認
り 書 な どの 作 成 は 手
﹁SF﹂を 活 用 した 顧 客 管 理 や
車 両 販 売 も 含 め、
ITをフル 活 用
%で推
営業活動でリピート率を格段に伸
し、さらなる顧客の拡大を図る。
社員の接客に対する変化に
﹁SF﹂がアシスト
以 来、直 需 客 を 順 調
車検リピート率は 70∼80%で推移。12 カ月点検の入庫台数も 3 年間で倍増させている
ばしている。同 社は3 カ月 前から
URL. http://www.oharabankin.jp/pc/
80
所在地:千葉県茂原市東部台 2-1-20(茂原店)
70
企業名:有限会社大原鈑金
12
−今後の目標は
「社員一人で顧客情報を管理するのでは
なく、全員が情報にアクセスできれば、社
員の負担もお客様の待ち時間も減らせるだ
ろう。担当者に聞かなければ接客対応が
できないという状況を、まずお客様と接し
た社員が対応できるようにしたい。お客様
にとっても、どの店舗、どの社員でも話が
通じるようになることはメリット。これにより
さらにリピート率を上げ、また、新規のお
客様の来店につなげたい」
03
整備戦略[PR] 2016・12
整備戦略[PR] 2016・12
55
30
02
10
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−CarpodTab の活用方法について
「CarpodTab で接客を行えば、お客様へ
のインパクトが変わると期待している。恐
らくディーラーでも導入していない手法で
あり、整備工場でもI Tを駆使していると見
られる。われわれの第一印象が変わるだ
ろう」
「その場でお客様の入庫履歴や顧客情報
を確認でき、接客しながら完結できれば、
提案もスピーディーに行える。席を外し、
パソコンに移動して伝票を作成する時間な
どのロスが省け、お客様をテーブルに一人
にすることもなくなる。話をしながら提案で
きる環境を構築したい」
「BLP」で部品の在庫がわかり、正確な作業時間の把握や後日入庫の日程を正確に調整できる
ITを駆使することで
顧客の第一印象が変わる
❽大原鈑金
︵千葉県いすみ市︶
女良好弘氏
軽板金と車検で直需客を拡大してきた
大原鈑金 代表取締役