プロテオグリカン製造設備に対する金融支援について

平成28年11月21日
各
位
株式会社 みちのく銀行
プロテオグリカン製造設備に対する金融支援について
みちのく銀行(頭取
髙田 邦洋)は、株式会社角弘(代表取締役 小田桐 健藏)が製造する
機能性成分「プロテオグリカン」の増産に向けた設備投資に対して融資契約の締結に至りました
のでお知らせいたします。
プロテオグリカンは、牛や豚などの動物やサケの鼻頭の軟骨部分などに含まれている軟骨成分
のことで、美容・健康成分として全国的に注目を集めており、株式会社角弘(プロテオグリカン
研究所)が「あおもりPG(注)」の製造を行っています。
今回の増設により、同社のプロテオグリカン製造能力は従来の約2倍となり、「あおもりPG」
を使用した商品開発とあおもりPGブランドの促進が期待できます。
当行では引き続き、青森県発祥の「あおもりPG」のブランド化および利用促進に向けた取組
みに対する円滑な金融サービスの提供を通じて、地域経済の発展に貢献してまいります。
(注)サケの鼻軟骨を使用し、弘前大学と株式会社角弘の共同研究により抽出に成功したプロ
テオグリカンのこと。従来、牛や豚の限られた部分でしか抽出できず非常に高価であっ
たが、サケの鼻軟骨部分から効率良く抽出できるようになりました。
記
1. 事業内容について
1-1.事業主体
事 業 者 名
所
在
地
設
立
資
本
金
事
業
内
容
株式会社角弘(代表取締役 小田桐 健藏)
青森市新町二丁目5番1号
明治16年8月16日
3億7,800万円
・明治16年に青森県下で初めて共同出資によるモノづくりの会社「弘
前農具会社」を設立。
・
「建設から暮らしまで」をサポートする総合商社。
・ルーツである「モノづくりの会社」の精神を承継し、近年ではプロテ
オグリカン事業にも注力している。
1-2.設備投資の内容
施
設
名 角弘プロテオグリカン研究所
所
在
地 青森市第二問屋町三丁目10番10号
投 資 内 容 プロテオグリカン工場増設および冷蔵冷凍設備設置
投
資
額 1億円
稼 働 開 始 平成29年2月(予定)
設 備 投 資 効 果 プロテオグリカンの製造能力が現状の約2倍となります
プロテオグリカン研究所の外観
抽出されたプロテオグリカン
2.これまで当行が実施したプロテオグリカン事業に対する金融サービス
2-1.木村秋則自然栽培ふれあい塾とのコラボレーション
木村氏が実践する『木村式自然栽培』では、「酢酸(食用酢)」を使用しており、当行が
主催する「木村秋則自然栽培ふれあい塾」において、プロテオグリカンを抽出する過程で
使用し、使用後は廃棄されていた酢酸を有効活用できないか実践しました。
その結果、一定の効果が確認できたことから、株式会社角弘は「カルリン」として商品
化いたしました。
2-2.プロテオグリカン商品のビジネスマッチング
株式会社角弘のプロテオグリカン商品と県内企業商品をビジネスマッチングにより商品化
いたしました。
以
上