2016 年秋学期 第2回 言語習得と発達(南浦) そもそもバイリンガル・バイリンガリズムとは何か 紙上ツイート・ダイアログ (山本雅代編著(2014)『バイリンガリズム入門』第1章より) 発表者キーセンテンス① バイリンガルは個人のみではなく社会とも深いかかわりを持ち、バイリンガルを捉える観点は一 様ではない。(p.15) ・ 「一様ではない」とどのような問題が起きるか。そもそも「社会」から分離した「個人」はいるの か。(お) ・そもそも言語を使うので人間同士のコミュニケーションをするためなので,社会の影響を受けな いはずがない。周りの人がどんな人か,どんな文化の中にいるのか…(ゆ)♡♡ ・確かにこの観点は個人の状態のみならず,周りの環境に大きく左右されると思う。(か) ・となると同じ人間でも判断されるその場所でどのようなバイリンガルになるか否かが決まる?(か) ・言語環境を作ったのは自分ではなく,身周りの人によって作られたのです。その原因で均等バイ リンガルが存在しにくい。(し) ・均等バイリンガルは「社会的に」存在すると思う。所属感がないと自分で均等バイリンガルと名乗 るのは難しいのでは? 他者から見た均等バイリンガルは存在しうる。(こ)♡ 発表者キーセンテンス② 母語継承や言語移行は集団ごとに経験の中身が違う(p.5) ・「〇〇語」と方言と呼ぶ国,「〇〇弁」と方言を呼ぶ国。共通語という作られた一種の方言。(こ) ♡ ・小学校における方言教育。私は①これは「イチマル」なまりでの教育への社会の見方は?(こ) ・関西弁はどこでも使う人が多いけど,東北とかのなまりはあまり他の場所では使わない。なんで ー?(こ) ・可愛い方言って,みんなが可愛いっていうからそれが当たり前になってる感ある。(あ)♡♡ ・関西弁とか博多弁みたいに,周りから好印象の方言だと使われるよね(あ)♡ └Happy Halloweeeeeeen!(や) ・語を使用している環境と相手の違いによって,言語の中身は違ってくる。 ・誇り,〇〇語にする。♡ ・方言で想像しやすい!! 言語だとどうなるんでしょうか。(や)♡ └日本から見ると,英語,仏,中とか=関西弁。メジャーな言語。♡ ・集団によって,一般的な言語集団とそうでない言語集団では,使う,使わないということに変化が 出てくる。 発表者キーセンテンス② バイリンガルにはバイリンガル独自の言語の姿があり、モノリンガルとは異なるが、それは不完 全な姿ではなく、それ自体申し分のない言語体系を備えているものである(p.7) ・モノリンガルの母語話者の完全の基準って?(い) ・語彙が多くても感覚(?)が身についていないと話せるに値しない? 「母語話者のように」とい う基準はあいまい。人それぞれでその人にとっての基準がある・あってもいいのではないか?(い) ・日常会話ができればその言語は話せていることになるのかな?(い) ・偏重が大きいとバイリンガルとは言いにくい?(い) ・母語話者の言語は学習者の基準になるべきなのか。(り) ・バイリンガルは自分の言語を持っている。モノリンガルに劣らない言語能力あるいは技能がある のかもしれない。(り) ・言語をしゃべれればバイリンガルといえば誰でもバイリンガルになるじゃないのか。そうしたら, バイリンガルを定義することは意義がないのじゃないのか(り) ・そもそも完全に何らかの言葉を話せる人なんているの?(と) ・バイリンガルにもいろいろあっていいと思う!(と) ・モノリンガルより専門的な分野に詳しいバイリンガルは 不完全 といえるか?(と) ・定義の「バイリンガル」と私たちが認識している「バイリンガル」の意味が大きく違う…なぜ? (と) ・バイリンガルはモノリンガルと異なると思う。バイリンガルできる人は自分の母語以外は他の言 語もちゃんと勉強し,使用できるから。「バイリンガル教育」というボランティアもいる。(ち) ・これほどまでに細かくバイリンガルを分類・定義する方法があったなんて。すてき♡(より多くの 人の居場所,存在を認めるから)(ま) ・バイリンガルの「申し分のない」言語体系とは何? クレオール的なものか? 派生語的な?(ま)
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