実務対応報告第18号の改正案の概要判明

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会計
実務対応報告第18 号の改正案の概要判明
平成 29 年 4 月 1 日以後開始する連結会計年度の期首から適用へ
国内子会社等が IFRS 等、親会社が
日本基準の場合でも、実務対応報
告第 18 号の適用が可能。適用は平
成 29 年 4 月から。
資本性金融商品の OCI オプション
に関するノンリサイクリング処理
を新たな修正項目に追加へ。
エンドースメント手続が終了している「資
本性金融商品の OCI オプションに関する
ノンリサイクリング処理」を追加する。
具体的に、子会社において、資本性金融
商品の公正価値の事後的な変動をその他の
包括利益に表示する選択をしている場合に
は、当該資本性金融商品の売却を行った時
に、連結決算手続上、取得原価と売却価額
企業会計基準委員会は、実務対応報告第
との差額を当期の損益として計上するよう
18 号「連結財務諸表作成における在外子
修正する。金融商品会計基準又は国際会計
会社の会計処理に関する当面の取扱い」の
基準第 39 号「金融商品:認識及び測定」
見直しを行っている。今回の見直しでは、
のいずれかの定めに従い減損処理の検討を
親会社が日本基準、国内子会社が IFRS 又
行い、減損処理が必要とされる場合は、取
は修正国際基準を適用して連結財務諸表を
得原価と減損の処理後の帳簿価額との差額
作成して金融商品取引法に基づく有価証券
を当期の損益として計上するよう修正す
報告書等を提出している場合、親会社の連
る。また、子会社において、資本性金融商
結財務諸表作成において実務対応報告第
品の公正価値の事後的な変動をその他の包
18 号を適用することができるようにする
括利益に表示する選択をしている場合にお
もの(本誌 659 号 11 頁参照)。適用は平成
いて当該資本性金融商品に対して公正価値
29 年 4 月 1 日以後開始する連結会計年度の
ヘッジを適用した場合、ヘッジ対象である
期首からとする方向となっている。改正実
資本性金融商品について、売却又は減損処
務対応報告第 18 号の適用初年度よりも前
理により損益を認識するときには、ヘッジ
から国内子会社等が IFRS 等に準拠した連
手段に関して過去に認識したその他の包括
結財務諸表を作成して金融商品取引法に基
利益累計額のうち、ヘッジ対象に係る損益
づく有価証券報告書を提出している場合に
に対応する部分を、当期の損益として計上
おいて、当該適用初年度に実務対応報告第
するよう修正する方向となっている。
18 号を適用するときは、会計基準等の改
なお、検討項目に挙がっていた株式の公
正に伴う会計方針の変更として取り扱う。
正価値測定による差額を当期純利益に計上
また、新たな修正項目として、IFRS の
する処理は修正項目として追加しない。
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No.666 2016.11.14
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