指揮 山田 和樹 2009 年第 51 回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなく BBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。同年、ミシェル・プラッ ソンの代役でパリ管弦楽団を指揮するなど、破竹の勢いで活動の場を 広げている。 2016 / 2017シーズンから、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽 団音楽監督兼芸術監督に就任。 2010 年に鮮烈なデビューを果たしたスイス・ロマンド管弦楽団の首席 客演指揮者、定期演奏会の他に多彩なプロジェクトに取り組む日本フィ ルハーモニー交響楽団の正指揮者を務める他、仙台フィルミュージッ ク・パートナー、東京混声合唱団音楽監督、学生時代に創設した横 浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。 これまでに、ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、 ベルリン放響、バーミンガム市響、サンクト・フィル、チェコ・フィル、 ストラスブール・フィル、ハーモニー管弦楽団、エーテボリ響など各地 の主要オーケストラでの客演を重ねている。2014 / 15シーズンにはユ タ交響楽団でアメリカデビューも果たした。 東京藝術大学指揮科で小林研一郎・松尾葉子の両氏に師事。 著書に『山田和樹とオーケストラのとびらをひらく』(アリス館)。音楽 の友に『私的音楽論考』を連載中。ベルリン在住。メディアへの出演 も多く、音楽を広く深く愉しもうとする姿勢は多くの共感を集めている。 日本フィルハーモニー交響楽団 1956 年 6月創立、楽団創設の中心となった渡邉曉雄が初代常任指揮 者を務める。当初より幅広いレパートリーと斬新な演奏スタイルで、ド イツ・オーストリア系を中心としていた当時の楽壇に新風を吹き込み、 大きなセンセーションを巻き起こした。2016 年 6月に創立 60 周年を 迎えた。 この歴史と伝統を守りつつ、さらなる発展を目指し、質の高い音楽を お届けする「オーケストラ・コンサート」、音楽との出会いを広げる「エ デュケーション・プログラム」 、音楽の力で様々なコミュニティに貢献す る「リージョナル・アクティビティ」という三つの柱で活動を行っている。 正指揮者山田和樹、首席指揮者ピエタリ・インキネン、桂冠指揮者兼 芸術顧問アレクサンドル・ラザレフ、桂冠名誉指揮者小林研一郎、ミュー ジック・パートナー西本智実という充実した指揮者陣を中心に演奏会 を行い、 音楽を通して文化を発信 している。 2011 年 4月より、聴衆からの募金をもとにボランティア活動「被災地 に音楽を」を開始、2016 年 9月末までに200 公演以上を実施し、現 在でも継続している。 オフィシャル・ウェブサイト http://web.japanphil.or.jp/home 澤江 衣里 <ソプラノ> 島根県益田市出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。東京藝術大学大 学院修士課程及び博士後期課程修了。英国人作曲家ロジャー・クイ ルターの作品を研究、英語と音楽の関係・結び付きに関する論文によ り博士号(音楽)取得。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演 奏会及び録音にソリスト及びアンサンブルメンバーとして参加。2012 年 BCJ 主催公演メンデルスゾーン《パウルス》、2015 年ラ・フォルジュ ルネ・オ・ジャポン、バッハ《マタイ受難曲》、紀尾井シンフォニエッ タ東京第 100 回的演奏会、バッハ《ロ短調ミサ曲》などで、ソプラノ ソロを務め好評を博す。オペラでは、2008年小澤征爾音楽塾《こうもり》 イーダ役、2013 年北とぴあ国際音楽祭《フィガロの結婚》バルバリー ナ役、2015 年寺嶋陸也作曲オペラ《ヒト・マル》娘子役、等を演じ ている。第79回日本音楽コンクール第2位。第11回東京音楽コンクー ル第 2 位(最高位)。佐藤峰子、永井和子の両氏に師事。 小森 輝彦 <バリトン> 東京学芸大学附属高校、東京藝術大学、同大学院、文化庁オペラ研 修所、ベルリン芸術大学で学ぶ。2011 年、日本人として初めてドイ ツ宮廷歌手(Kammersänger)の称号を授与された。1998 年プラ ハ国立歌劇場『椿姫』ジェルモンで欧州デビュー。2000年より12シー ズンに渡って、ドイツテューリンゲン州、アルテンブルク・ゲラ市立劇 場専属第一バリトン歌手としてバリトンのプリンシパルの役柄を歌い続 け、2012年の秋に帰国。ドイツ国内の劇場のみならず、イタリア、オー ストリア、スイスに多く客演、ザルツブルク音楽祭の祝祭大劇場にもヘ ンツェ作曲「午後の曳航」首領役で出演し、国際的評価を得ている。 カヴァリエ・バリトン(騎士的バリトン)からヘルデン・バリトン(英 雄的バリトン)までを網羅する広範なレパートリーを持ち、リゴレット、 さまよえるオランダ人、ドン・ジョヴァンニ、スカルピア、マクベスなど 演じた役は 70を数える。東京音楽大学教授。二期会会員 オペラ歌手小森輝彦の公式サイト「テューリンゲンの森から」 http://www.teru.de/ 藤丸 崇浩 <合唱指導:指揮> 日本大学法学部卒業後、1998 年 W. バ ウエルンファイント演出「椿姫(ヴェル ディ)ガストンでオペラ・デビュー。その のち東京芸術大学声楽科(テノ−ル専攻) に進み、コンサート歌手として「東京シティ フィル第 200 回記念定期演奏会」等にソ リストとして客演する。また、オペラ「不 思議の国のアリス(木下牧子)」「恋の主 題による3つのデッサン(森山智宏)」等 の初演に携わり、その意欲的な現代作品 への取り組みは特筆される。一方、その 活躍のフィールドは演奏のみにとどまら ず、飯守泰次郎指揮「第九交響曲(ベートーヴェン)」などのオーケス トラ公演において合唱指揮を務める。声楽を君島広昭、山口悠紀子、 山口俊彦、直野資、B.ダル=モンテの諸氏に師事するかたわら、F.E. ダルディーニャ氏らの指導を受けた。第 23 回丹沢音楽祭「第九(ベー トーヴェン)」、第 25 回丹沢音楽祭「アイーダ(ヴェルディ)」、第 27 回丹沢音楽祭「レクイエム(モーツァルト)」で合唱指導を務めた。 渡邊 純子 <合唱指導:ピアノ> 神奈川県秦野市生まれ。桐朋女子高等 学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学 部卒業。 松 元みなゑ、吉 村 真 代の両 氏に師 事。 2007 年より国内唯一のプロ合唱団であ る東京混声合唱団のピアニストを務め、 大阪や青森をはじめとする全国各地での 一般公演や、文化庁主催の学校公演など 数多くを担当している。山田和樹、松井 慶 太、伊 藤 翔 ら 指 揮 者 各 氏 と 共 演。 2008 年早稲田大学グリークラブのブラ ジル演奏旅行に同行、5 都市 7 公演全て においてピアニストを務めた。第23回丹沢音楽祭「第九(ベートーヴェ ン)」、第 25 回丹沢音楽祭「アイーダ(ヴェルディ)」、第 27 回丹沢音 楽祭「レクイエム(モーツァルト)」でリハーサルピアニストを務めた。 丹沢音楽祭合唱団 昭和 59 年から始まり今年で第 29 回を迎える丹沢音楽祭。山田和樹 ×日本フィルという豪華な組み合わせに、市内だけでなく市外からもた くさんの応募があり、合唱経験者・未経験者問わず 20 代から80 代ま で総勢約 200 名が集まる大合唱団になりました。本公演までの約 1 年 の間、30回の合唱練習を通して、全7曲70分にも及ぶ若き日のブラー ムスの代表作「ドイツ・レクイエム」を歌い上げます。 武蔵野合唱団(賛助出演) 1955 年に武蔵野市緑町の市民 サークルとして誕生、2015 年に 創立 60 周年を迎えた。1965 年 には小林研一郎氏を指揮者に迎 え、現在まで指導を受ける。こ れまでに山田一雄氏、本名徹次 氏、下野竜也氏、山田和樹氏、 松井慶太氏等を指揮者に招き、 国 内 外のオーケストラと共 演。 都心部での定期演奏会に加え、地元武蔵野市でのチャリティコンサー トの開催や、地方演奏旅行、依頼演奏会への出演など活動は多岐にわ たる。 これまでに4 回のハンガリー演奏旅行の実施、ハンガリー国立フィルや スイス・ロマンド管弦楽団を迎えて数多くの国内演奏会を開催した他、 昨年 11月には指揮者に小林研一郎氏を迎え、創立 60 周年記念の定 期演奏会をサントリーホールにて開催した。 2017 年 6月には山田和樹氏の指揮によるマーラー・ツィクルス第 8 回 「千人の交響曲」に出演予定。また翌 2018 年には、山田氏の当団指 揮者 20 周年記念演奏会を計画している。団員数、約 200 名。
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