プレ講義① 教育原理概論

プレ講義①
教育原理概論
TAC教員採用試験対策講座
教育原理概論と学習法
1
教育原理の内容
コントロールタワー
学習内容
講義回
テーマ
内容
教育の意義と目的
第1回
教育論
教授・学習の理論
学習指導の形態と方法
教育課程の概念
第2回
教育課程論
教育課程の類型と変遷
教育課程の編成とその特例
学習指導要領とその変遷
第3回
学習指導要領
現行学習指導要領の特質
現行学習指導要領「総則」の概要
道徳と道徳教育
学校の教育活動全体を通じて行う
第4回
道徳教育
道徳教育
道徳科の目標・内容など
特別活動とその目標・領域
特別活動
特別活動の領域ごとの目標と内容等
第5回
創設の経緯・意図とその目標
総合的な学習の時間
各学校において定める目標・内容、留意点
生徒指導の意義と課題
生徒指導の方法
第6回
生徒指導
問題行動の現状とその対応
問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(通知)
特別支援教育の意義・目的、その歴史
第7回
特別支援教育
障害者の分類とその程度、教育機関等
特別支援教育の教育課程の基準と特例
障害の特質と指導法、指導形態
同和問題と同和教育
同和問題・人権問題の歴史
人権教育
同和問題・人権問題に関する法令・答申・条約等
児童虐待
キャリア教育
キャリア教育
社会教育
第8回
社会教育・生涯学習
生涯学習
学校経営・学級経営
学校経営・学級経営
2
出題傾向と対策
分野 1:教育論・教育手法
①
主な出題テーマ
出題分野
教育論
主な出題テーマ
教育論の史的変遷
ルソー教育論
ペスタロッチ教育論
現代教育論(デューイの児童中心主義)
教育手法
指導形態の長・短所
プログラム学習
有意味受容学習
経験主義に基づく教育活動
ジグソー学習
②
出題例
【筆記試験】
次の文章は、ある学習指導の方法に関するものである。この学習指導の方法の名称として適切なも
のは、下の 1〜5 のうちのどれか。
学級で、児童・生徒が同じペースで学習を進めようとすると、習熟の差が生じる。こうした状態に
対して、一斉学習が可能な枠組みをモデル化した学習指導の方法である。
この学習指導の方法は、次のような手順で実施される。教師は、各学習単元で達成すべき教育目標
を明確にして、児童・生徒一人一人の到達すべき最低の基準を決定する。単元又は小単元などのひと
まとまりの学習内容を一斉指導で教えた後、児童・生徒一人一人の到達度を明確にするため、形成的
評価を実施して、目標が未達成の場合には、再学習や補充学習を行い、既に学習が成立している児童・
生徒には、一層の定着を目指した学習や発展学習を行う。このようなサイクルを経て一定の学習指導
が終了した段階で総括的評価を実施する。
1
問題解決学習
2
発見学習
3
有意味受容学習
4
完全習得学習
5
プログラム学習
【人物試験】
「子どものやる気を高めるための指導方法とはどんなものですか」
「児童中心主義とは何ですか」
「グループ指導を行う際に注意すべきことは何ですか」
分野 2:教育課程・学習指導要領
①
主な出題テーマ
出題分野
教育課程
主な出題テーマ
教育課程の定義
教育課程の分類
教育課程の歴史的の変遷
学習指導要領
学習指導要領の改訂
学習指導要領の総則
単元指導計画・授業計画作成の配慮事項
②
出題例
【筆記試験】
次のA〜Dの記述は学習指導要領改訂の内容を示したものである。次のA〜Dのうち昭和 52 年(高
等学校は昭和 53 年)
、平成 10 年(高等学校は平成 11 年)の改訂に関するものはどれか。
A
基礎的・基本的な知識・技能の習得
思考力・判断力・表現力等の育成
小学校第 5・6 学年に「外国語活動」を新設
B
知・徳・体の調和のとれた人間性豊かな児童生徒の育成
ゆとりあるしかも充実した学校生活を実現
各教科の指導内容を精選
C
自ら学び、自ら考える力の育成
「総合的な学習の時間」を新設
高等学校に「情報科」を新設
D
自ら学ぶ意欲と自己教育力の育成
個に応じた指導の推進
小学校第 1・2 学年に「生活科」を新設
【人物試験】
「単元指導計画を作成する際に注意すべきことは何ですか」
「現行の学習指導要領で重要なポイントは何ですか」
「学習指導要領に示されている教科の目標を述べてください」
分野 3:生徒指導・教育相談
①
主な出題テーマ
出題分野
生徒指導
主な出題テーマ
生徒指導の内容
生徒指導に必要なもの
問題行動のある子どもへの対応
問題行動のある子どもの現状
教育相談
教育相談に必要なもの
教育相談の具体的技法
②
出題例
【筆記試験】
教育相談に関する記述として適切なものは、次の 1〜5 のうちのどれか。
1
自分や他者の欲求や感情をできる限り生かした自己表現をするために、日常生活での具体例を設
定したロールプレイを通して、非主張的や攻撃的でなく、相手も自分も大切にする自己表現の方法
を学ばせる手法のことをストレスマネジメントという。
2
自分の中に生じた怒りの感情をコントロールするために、自分自身の怒りの根本にある原因や問
題について理解したり、段階を踏んで怒りの感情をコントロール可能な形に変えたりする方法を身
につけさせるトレーニングのことをアサーショントレーニングという。
3
仲間同士が互いに思いやる人間関係を育むために、仲間同士の支援に向けて、意欲を高めたり、
支援のためのプランニングをしたり、実際に支援活動をしたりすることなどを通して、仲間を支援
する力を育てるプログラムのことをキャリア・カウンセリングという。
4
自己理解及び自己の成長を促進するために、グループのメンバー自発的に提案したプログラムに
おける作業や討議などを通して、人間関係を形成し、自己理解及び他者理解を深めさせるトレーニ
ングのことを構成的グループエンカウンターという。
5
対人不適応の解消や予防のために、
「教示」
、
「モデリング」、
「行動、リハーサル」、
「フィードバッ
ク」
、
「強化」などの過程を通して、より社会的に望ましい行動を新たに獲得していくトレーニング
のことをソーシャルスキルトレーニングという。
【人物試験】
「生徒指導とは何ですか」
「不登校児童への対応について」
「子どものチャレンジ精神を育む指導とは」
分野 4:キャリア教育・人権教育
①
主な出題テーマ
出題分野
キャリア教育
主な出題テーマ
キャリアとは
キャリア教育の歴史的な変化
キャリア教育の具体的実例
人権教育
人権に関する条約や法律
人権教育推進の歴史的な変遷
人権教育の具体的な実例
②
出題例
【筆記試験】
次のA〜Cの文は、次のア〜ウのいずれかの説明である。適切な組合せを答えよ。
A 「キャリア発達にかかわる諸能力(例)」(4 領域 8 能力)をキャリア教育の枠組みの例として取り
上げ、
「各学校においてキャリア教育を推進する際の参考として幅広く活用されることを期待したい」
と指摘した。
B
キャリア教育を「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てる
ことを通して、キャリア発達を促す教育」と定義し、四つの能力によって構成される「基礎的・汎
用的能力」を示した。
C 「キャリア教育を小学校段階から発達段階に応じて実施する必要がある」とし、さらに「キャリ
ア教育の実施に当たっては家庭・地域と連携し、体験的な学習を重視するとともに、各学校ごとに
目的を設定し、教育課程に位置付けて計画的に行う必要がある」と提言した。
ア:中央教育審議会「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」
(平成 11 年 12 月)
イ:文部科学省「キャリア教育の推進に関する総合的調査研究協力者会議報告書」
(平成 16 年 1 月)
ウ:中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」
(平成 23 年 1 月)
【人物試験】
「キャリア教育とは何ですか」
「子どもたちが将来、職に就き自立をして生活できるようにするためどんな指導をしますか」
「担任として人権教育をどのように取り組みますか」
【正答番号一覧】
【問題 1】正答 4
【問題 2】正答 A
2008 年
B
1977 年
【問題 3】正答 5
1
アサーショントレーニング
2
アンガーマネジメント
3
ピアサポート
4
グループトレーニング
【問題 4】A イ
B
ウ
C
ア
C
1998 年
D
1989 年