の正体究明に挑んだ研究者たちの300日」(日本経済新聞社 古田 彩 氏)

第 57 回 社会の中でどう生きるか
理工学部では、現代社会の先導者として活躍されてお
られる方々に、世界観、人生観、哲学を語っていただく
「人間教育講座」を企画・運営しています。塾生の積極
的な参加を期待しています。
11月 2 8 日(月)18
時
15 分 ∼ 19 時 45 分
日吉キャンパス第4校舎J24番教室にて
ST AP 戦 争
謎の“万能細胞 ”の正体究明に
挑んだ研究者たちの 300 日
マウスの体から取った細胞を酸性の溶液に浸けるだけで、あらゆる細胞になれる「STAP 細胞」に変化する─ 。2年前、
理化学研究所の研究グループが Nature 誌に発表した論文には、直後から様々な疑義が指摘されました。理研は STAP 細胞
を作り直す実験を進めましたが、残された STAP 細胞の調査には及び腰。そんな中、一握りの研究者たちが、STAP 細胞の
正体を調べ始めました。手掛かりは研究グループが公開していた RNA データと、研究チームの1人が保存していた細胞です。
彼らの最大の武器は、ここ 10 年で飛躍的に進歩した遺伝子解析技術でした。STAP 細胞の正体究明に突破口を開いた、知
られざる科学調査を追いかけます。
日本経済新聞社
科学技術部
古田 彩 氏
(ふるた あや) 1967 年神奈川県生まれ。1991 年に慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻修士課程を修了、
日本経済新聞社科学技術部の記者となる。1995 ∼ 96 年に英ヨーク大学大学院に留学し、医療経済学
の MSc(理学修士)取得。英文紙 Nikkei Weekly、科学誌「日経サイエンス」編集部、
米シリコンバレー
支局を経て、
2009 年から再び日経サイエンス編集部。2015 年に新聞に戻り、
科学技術部デスクとなる。
量子力学などの物理学と医学・医療を中心に科学を幅広く取材してきたが、ひょんなことから STAP
問題にかかわることになった。共著の詫摩雅子とともに 2015 年日本医学ジャーナリスト協会賞大賞
受賞。別冊日経サイエンス「量子の逆説」
、同「不思議な量子をあやつる」など共著。
2016 年度
「人間教育講座
̶
社会の中でどう生きるか」
会場 日吉キャンパス第4校舎 J24 番教室
対象 塾生(とくに理工学部 1・2 年)
参加について 参加費無料、事前申し込み不要。
問い合わせ先 慶應義塾大学理工学部「人間教育講座」事務局
(慶應義塾大学出版会内)
電話 045-563-3978 E-mail: [email protected]
詳細はこちらにて
http://www.st.keio.ac.jp/koza/
社会を知る
自分を知る
自分を育てる
主催 慶應義塾大学理工学部