知的障害を併せ有する児童・生徒の教育課程

別表2
東京都立村山特別支援学校
平成28年度キャリア教育全体計画 各学部・教育課程の内容一覧表(知的障害を併せ有する児童・生徒の教育課程)
学部
育成す
る能力
小学部
進路の探索・選択にかかる
基盤形成の時期
人とのかかわり
・自分の良さに気付く。
・友達の良さに気付く。
人
間
関
係
形
成
能
力
集団参加
中学部
現実的探索と暫定的
選択の時期
高等部
現実的探索・試行と
社会的移行準備の時期
自己理解・他者理解
・達成感に基づき肯定的に自己理解をし、相手
の気持ちや考え、立場を理解する。
・職業との関係における自己理解を深め、他者の
考えや個性を尊重する。
協力・共同
・大人や友達とのやりとりをしたり、集団活動に参 集団における役割を理解し、友達と協力する。
加したりする。
・集団(チーム)の一員としての役割を遂行する。
意思表示
・自分の意思を表現する方法を身につける。
挨拶・清潔・身だしなみ
・挨拶や返事をする。
・清潔や身だしなみに気を付け生活する。
様々な情報への関心
・身近で働く人々の仕事に興味をもつ。
・社会生活で必要な意思を表現する。
・必要な支援を適切に求めたり、相談したり表現
する。
場に応じた言動
・状況に応じた言葉遣いや振る舞いをする。
・TPOに応じた言動をする。
情報収集と活用
・進路など様々な情報を収集し、実生活で活用し ・職業生活・社会生活に必要な事柄を情報収集
ようとする。
し活用する。
社会資源の活用とマナー
情
報
活
用
能
力
・地域の社会資源を活用し、身近な決まりの中で ・社会の仕組みやルールを理解し、社会資源の
生活する。
活用を考え、実生活で多様に経験する。
金銭の扱い
・体験を通して金銭の大切さを理解する。
はたらくよろこび
・自分が果たす役割を理解し、実行する。
・社会の様々な制度やサービスを理解し、実生活
で利用する。
金銭の使い方と管理
・自分が扱うお金について理解し、計画的に使用 ・労働と報酬、年金と手当、家庭で扱うお金につ
する。
いて考え、理解する。
役割の理解と働くことの意義
・様々な職業があることを知り、働くことに関して ・職業及び働くことの意義を理解し社会生活にお
体験的に理解する。
いて果たすべき役割を実行する。
・学校生活、家庭生活において自分が果たすべ
き役割を理解し、実行する。
習慣形成
・家庭、学校生活に必要な習慣をつくる。
・職業生活に必要な習慣を形成する。
・職業生活に必要な習慣を形成する。
・将来の夢を考え、職業への憧れをもつ。
・働く生活を中心とした新しい生活への期待をも
つ。
夢や希望
将
来
設
計
能
力
・なりたい自分への夢をもつ。
やりがい
・やってみたい活動へ意欲的に取り組む。
生きがい・やりがい
・様々な学習活動に自発的に取り組む。
・職業の意義を実感し将来設計に基づいた余暇
を活用する。
進路計画
・目標を実現するため、主体的に進路計画をたて ・将来設計に結びつく進路計画をたてる。
る。
目標設定
・目標をもち、意欲をもって取り組む。
意
思
決
定
能
力
自己選択
・主体的に目標を設定し、達成に向けて取り組
む。
自己選択(決定・責任)
・自分のやりたいこと、良いと思うことを考え、選択 ・自分の個性や興味・関心等に基づいて、よりよ
する。
い選択をする。
・進路について主体的に選択する。
ふりかえり
・活動を振り返り、考える。
・将来設計や進路希望の実現を目指した目標を
設定し、その解決に取り組む。
・産業現場等における実習などの経験に基づき
進路選択する。
肯定的な自己評価
・活動場面での振り返りとそれを次に活かそうと努 ・産業現場等における実習などでの活動を自己
力する。
評価する。
自己調整
・課題解決のために選択肢を活用する。
・課題解決のために選択肢を活用する。