横須賀市長岡記念館 (北下浦行政センター分室)配置適正化実施計画(素案) 平成 28 年(2016 年)9月 市 民 部 第1章 横須賀市長岡記念館(北下浦行政センター分室)配置適正化実施計 画について 1 計画の目的 本市にある公共施設の約6割は建築後 30 年以上となっており、今後、建 て替えや改修など、多額の更新費用が必要となります。 そこで、平成 26 年度に施設の適正な配置を実現するための将来構想とし て「横須賀市施設配置適正化計画」 (以下「適正化計画」という。)を策定し ました。 「長岡記念館(北下浦行政センター分室) (以下「記念館」という。)配置 適正化実施計画」は、「適正化計画」で示した将来構想を実現し、着実に進 めるために策定するものです。 2 計画の期間 全体の計画期間は、最終年度を「適正化計画」の計画期間と合わせ、平成 29 年度(2017 年度)から平成 64 年度(2052 年度)とし、その間の目標及 びそれに向けた考え方・ロードマップを示します。 ※本計画では、計画の期間を以下の3つの期間に区分しています。 中長期 平成 29 年度(2017 年度)~平成 36 年度(2024 年度) 長 期 超長期 平成 37 年度(2025 年度)~平成 46 年度(2034 年度) 平成 47 年度(2035 年度)~平成 64 年度(2052 年度) 3 計画の対象施設 本計画の対象となる施設は以下のとおりです。 施設名称 長岡記念館 (北下浦行政センター分室) 行政 地区 北下浦 ・経過年数は、平成 28 年度末現在の数値。 所在地 長沢 2-6-8 設置年 昭和 56 年度(1981 年度) 経過 年数 35 年 第2章 記念館を取り巻く現状と課題 1 現状 記念館は、京浜急行電鉄(株)から昭和 56 年9月に横須賀市へ寄贈され ました。 事務分掌規則第 21 条第2項により、北下浦行政センターの分室として「長 岡記念館」と規定されていますが、通称は「長岡半太郎記念館・若山牧水資 料館」と呼称されています。 開設当初は、長岡半太郎博士に関する資料の展示のほか、地域で活動して いるグループに会議等ができる施設として貸館を行っていましたが、現在で は貸館の機能はありません。 その後、北下浦にゆかりのある若山牧水についての資料が徐々に集まって きたため、長岡半太郎博士及び若山牧水に関する資料を展示する施設として 運営しています。 (平成 26 年度の数値) 施設名称 長岡記念館 (北下浦行政センター分室) 面積 96.00 ㎡ 開館日数 309 日 年間利用者数 1,559 人 維持管理費 2,837,377 円 ・維持管理費には、人件費は含まず。 2 課題及び解決に向けた方向性 (1)課題 来館者が非常に少ない状況であること。(1日平均約5人) 背景として、道路から数メートルの高い場所にあり目立たないこと、 展示物が限られていることなどが挙げられます。 (2)検討内容 展示資料の保存方法、移転場所等について検討しました。 (3)解決に向けた方向性 展示品や資料について、保管場所や効果的な活用の仕方について継続 して検討していきます。 第3章 今後の取り組み 1 平成 64 年度までの目標及びそれに向けた考え方・ロードマップ (1) 記念館の配置見直し案 記念館は、超長期において廃止の方向で検討していきます。 【理由】 ・展示物が限られ、展示場所の変更が可能であること。 ・記念館の維持管理に係る経費が発生する一方、展示物の増が見込め ない状況においては、その効果が逓減していく傾向にあること。 【今後の取り組み】 ・展示品等を整理し、保存方法や活用の仕方を関係機関と検討してい きます。 ・資料の保管は、親族や北下浦観光協会などと調整していきます。 (2)期間別の考え方 施設名称 長岡記念館 (北下浦行政センター分室) H29~H36 H37~H46 H47~H64 (中長期) (長期) (超長期) 廃止
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