平成 28 年 11 月 14 日 統 計 分 析 課 2015 年農林業センサス農林業経営体調査青森県結果書(概要版) 本結果書は、わが国の農林業の生産構造及び就業構造等の実態を明らかにすることを目的として、 平成 27 年 2 月 1 日現在で実施した 2015 年農林業センサス農林業経営体調査の青森県分について、 集計し取りまとめたものであり、その概要は以下のとおりである。 1 農林業経営体と法人化の状況 平成 27 年の本県の農林業経営体数は 36,478 経営体で、前回(平成 22 年)に比べ 19.9%減少し た。このうち、農業経営体数は 35,914 経営体で、前回に比べ 19.6%減少した一方で、法人化して いる農業経営体数は 524 経営体となり、前回に比べ 24.2%増加した。 (経営体) 60,000 53,857 50,000 40,000 図2 法人化している農業経営体数の状況 図1 農林業経営体数の状況 平成17年 平成22年 (経営体) 平成27年 800 52,266 45,555 44,667 36,478 農事組合法人 会社 その他の法人 524 600 35,914 500 30,000 400 300 20,000 422 23 333 14 107 5 128 117 262 200 10,000 4,412 3,071 2,059 0 農業経営体 200 150 100 0 農林業経営体 各種団体 700 林業経営体 61 80 平成17年 平成22年 132 平成27年 注)農業経営と林業経営を合わせて営んでいる経営体があるため、農業経営体数と林業経営体数の合計と農林業経営体数は一致しない。 2 経営耕地面積規模別・販売金額規模別経営体数 平成 22 年から平成 27 年にかけて、経営耕地面積が 10ha 未満の農業経営体が減少している一方 で、経営耕地面積が 10ha 以上の農業経営体は増加傾向にある。 同様に、販売金額が 700 万円未満の農業経営体が減少している一方で、700 万円以上の販売を行 っている農業経営体は増加傾向にある。 (%) 30 図3 経営耕地面積規模別経営体数の増減率 28.3 27.2 22.4 22.9 20 20 増減率(平成27年/平成22年) 8.9 10 増減率(平成27年/平成22年) 12.1 13.8 10 2.7 0 0 -10 -10 -7.7 -17.5 -15.9 -20 -30 図4 販売金額規模別経営体数の増減率 (%) 30 -24.7 -25.2 50万円 未満 50~ 100万円 100~ 500万円 -20 -9.2 -21.6 -21.8 -30 1 500~ 700~ 1000~ 3000~ 5000万~ 1億円以上 700万円 1000万円 3000万円 5000万円 1億円 -27.4 -28.9 3 総農家数・専兼業別販売農家数 販売農家・自給的農家を合わせた総農家数は 44,781 戸で、前回に比べ 17.4%減少した。 このうち、販売農家数は 34,866 戸で、前回に比べ 19.5%、自給的農家数は 9,915 戸で、前回に 比べ 9.0%、それぞれ減少した。 販売農家を専兼業別にみると、専業農家は 13,309 戸(販売農家全体に占める割合 38.2%)で、 前回に比べ 0.9%増加したが、第 1 種兼業農家は 7,341 戸(同 21.1%)で、前回に比べ 28.6%、第 2 種兼業農家は 14,216 戸(同 40.8%)で、前回に比べ 28.4%、それぞれ減少した。 図5 総農家数の状況 (戸) 図6 専兼業別販売農家数の状況 (戸) 80,000 100,000 90,000 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 - 販売農家 自給的農家 専業農家 第1種兼業農家 第2種兼業農家 59,996 70,301 10,305 10,707 67,885 70,000 78,592 60,000 61,587 54,210 10,797 50,790 50,000 44,781 9,915 10,896 43,314 40,000 32,632 24,572 22,362 16,913 14,431 10,278 7,341 10,444 10,451 11,787 13,188 13,309 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 20,000 67,885 59,996 50,790 43,314 34,866 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 34,866 35,079 30,000 19,848 14,216 10,000 0 注)販売農家:経営耕地面積が 30a 以上又は調査期日前 1 年間における農産物販売金額が 50 万円以上の農家。 自給的農家:経営耕地面積が 30a 未満で、かつ、調査期日前 1 年間における農産物販売金額が 50 万円未満の農家。 専業農家:世帯員の中に兼業従事者が 1 人もいない農家。 第 1 種兼業農家:世帯員の中に兼業従事者が 1 人以上おり、農業所得を主とする農家。 第 2 種兼業農家:世帯員の中に兼業従事者が 1 人以上おり、農業所得を従とする農家。 4 農業就業人口と平均年齢 平成 27 年の農業就業人口は 64,746 人で、前回に比べて 19.6%減少した。 また、平成 7 年に 55.6 歳だった平均年齢は、平成 27 年には 63.8 歳まで上昇した。一方で、全 国平均と比べて 2 歳以上若く、全国で見ても北海道に次いで 2 番目の若さとなっている。 図7 農業就業人口(左軸)と平均年齢(右軸) (人) 140,000 68.0 120,097 120,000 100,000 65.8 109,550 68,112 60,518 80,000 96,166 63.2 61.1 59.1 40,000 51,985 58.0 49,032 60.3 44,985 1位 北海道 57.2 63.8 64.0 2位 青森県 63.8 62.0 3位 東京都 63.9 60.0 4位 熊本県 64.2 58.0 5位 神奈川県・和歌山県 64.4 47位 島根県 70.6 平成27年 東北 66.2 平均年齢(全国) 全国 66.4 62.6 64,746 40,966 31,747 39,517 32,999 55.6 0 平成7年 男性 56.0 54.0 平成12年 女性 平成17年 平成22年 平均年齢(青森) 平均年齢[歳](若い方が上位) 66.4 66.0 80,483 51,181 60,000 20,000 全国順位 (歳) 注)農業就業人口:15 歳以上の農家世帯員のうち、農業のみに従事した者、又は農業と兼業の双方に従事したが、農業の従事日数の方が多い者。 2
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