資料2-2-4 聴覚障害者等コミュニケーション支援・生活支援事業

資料2-2-4
聴覚障害者等コミュニケーション支援・生活支援事業計画(平成 28 年度)
1.目 的
聴覚障害者等に対し、相談業務等を通じて生活面全般について様々な支援を行うとともに、墨田区
聴覚障害者等コミュニケーション支援事業実施要綱(以下、「要綱」という。)に定める事業のうち、
手話通訳者及び要約筆記者の派遣に係る業務等を行い、聴覚障害者等への情報保障の充実と彼らの自
立及び社会参加の促進を図る。
上記の目的を達成するため、次の事項を基本方針とする。
(1)
要綱に基づき、意思疎通を図ることが困難な聴覚障害者等に対し、手話通訳者及び要約筆記者を
派遣するため、聴覚障害者と手話通訳者及び要約筆記者間の連絡・調整を行う。
(2)
(1)のコミュニケーション支援の他、聴覚障害者の生活上の課題に適切に対応するために、助
言や支援等を個別又はグループで行う。
(3)
支援を行う際には、障害者福祉課相談係等の関係機関との調整等を密にして、総合的な支援を行
う。
(4)
サービスの利用を促進するため、本事業について聴覚障害者及び関係機関等に周知を図る。
2.業務実施場所及び日時
すみだ障害者就労支援総合センター1階
手話通訳等派遣事務所
月曜日から土曜日までの午前9時から午後8時まで
【ただし、祝日及び年末年始(12月29日から1月3日まで)を除く。】
3.利用対象者
この事業の主な利用対象者は、墨田区聴覚障害者等コミュニケーション支援事業登録者とする。
4.利用受付等
来所、電話、FAX、メール、スカイプ等での受付及び相談を実施する。
ただし、手話通訳者等派遣の申込みは、手話通訳等派遣事務所に直接申込む外は、FAX、メール
でのみ可能とし、申込みには、所定様式又は同様の内容を記載した文書を用いる
5.従事者
この事業の実施にあたっては、「手話」技術の堪能な者で、かつ「墨田区登録手話通訳者」として
登録している職員を6名配置する。その内1名は常勤責任者(週30時間勤務)とする。
<基本勤務体制>
月曜日
10∼17 時…常勤責任者
9∼20 時…パート職員
火曜日
10∼17 時…常勤責任者
9∼20 時…パート職員
水曜日
10∼17 時…常勤責任者
9∼20 時…パート職員
木曜日
10∼17 時…パート職員
9∼20 時…パート職員
金曜日
10∼17 時…常勤責任者
9∼20 時…パート職員
土曜日
9∼15 時…パート職員
14∼20 時…常勤責任者
6.グループ支援
利用登録者等のコミュニケーション能力及び生活能力の向上のため、日常生活に必要な情報提供や利用
者同士の情報交換の場として、学習会等のグループ支援を毎月1回程度実施する。
7.外出支援
生活支援は手話通訳等派遣事務所で実施することを基本とするが、利用登録者が高齢や下肢障害等
のため手話通訳等派遣事務所への来所が困難な場合や、関係機関からの要請又は事務所以外で支援を
要する場合は支援員が派遣事務所以外の場所に出張し、コミュニケーション支援の他、文書の読み書き
等を含む生活面全般に関する相談に応じ、助言やその他の支援を行う。
8.啓発事業
1を実現するため、聴覚障害者への理解を深めるPRや講座等を行う。
9.会議・研修等
(1)
手話通訳者の通訳技術等の更なる向上を図るため、事業に支障の無い範囲で研修に参加する。
(2)
聴覚障害者等の日常生活の自立に関する相談に応じ、助言、指導、その他の支援業務のために
必要なケースワーク技術等の向上を図るため、事業に支障の無い範囲で研修に参加する。
(3)
円滑な事業実施のため、従事者間の連絡調整会議を実施する。(2回程度/月)
10.その他
(1)
すみだ障害者就労支援総合センターにおける事業の主旨を理解し、業務に協力する。
(2)
すみだ障害者就労支援総合センターの他事業等と連携し、聴覚障害者等への支援を実施する。
(3)
個別相談、通訳派遣等に関する記録を作成し、継続的な支援を行う。
(4)
業務上、止むを得ず生じたトラブル等について、区に報告するとともに適切な対応を行う。
(5)
利用者の要望等を取り入れ、サービスの向上に努める。
(6)
個人情報保護等、関係法令を熟知するとともに、その遵守に努める。
(7)
区及び関係機関と連携し、サービスの利用増加に努める。