学校だより「授業の充実に向けて ~ 学校生活の中心は『授業』→『授業

< 学校の教育目標> よく考え はげまし合って やりぬく子
小野小学校だより
ホタリっ子
平成28年度 第 8 号 11 月15 日発行
授業の充実に向けて
~ 学校生活の中心は「授業」☞「授業」で鍛え育てる ~
校 長
佐藤 明弘
11 月に入り、朝晩、寒さを感じる季節となりました。先日の「親子登校
授業参観日」には、大変多くの方にご参観いただき、ありがとうございました。
本校では、9 月末から 10.11 月にかけて、全学年で、社会見学や修学旅行を実施しています。生活科
や社会科、理科等の教科学習や、総合的な学習の時間やふるさと大垣科の中で学習したことを、実際に現地
を訪問し「自分の目で確かめ、心に感じる」ということを大切にしています。また、集団活動や班活動を通
して、規律正しい行動やマナーを守ること、仲間との協調性、絆を深めることを学ぶ機会でもあります。
保護者の皆様や地域の皆様のご理解、ご協力をいただき、このような行事を実施できることに、心より感
謝申し上げます。ありがとうございます。
さて、9月末に、平成28年度全国学力・学習状況調査の結果が新聞に発表され、学校にも、学校ごとの調
査結果データが送られてきました。送られてきたデータの中には「設問別集計結果」があり、一つ一つの設
問に対して、学習指導要領の領域等、評価の観点、問題形式、正答率、無解答率、児童の解答の類型が細か
く分析されており、学校(学年)全体としての状況(傾向)が明らかになっています。同時に、児童質問紙
(本人の生活や学習の状況等に関する全85問)の回答結果も示されています。
本校では、学力向上推進教師(教務主任)の分析の下、全職員で授業の改善点を、再確認しました。ま
た、家庭学習に関わっても、保護者の皆様のご協力をいただきながら、引き続き「家庭学習強化週間」を
実施し家庭学習の定着とともに、内容の質の向上を目指していきたいと考えています。今年度4月に実施
された「全国学力・学習状況調査」の結果をもとに、本校の児童の実態、成果と課題、今後の実践につい
て、説明いたします。調査は,国語 A・国語 B・算数 A・算数 B・質問紙の5つにわかれており、A は主と
して知識を問う問題、B は主として知識を活用して答える問題になっています。質問紙では、日常生活の
様子や学習に対する思いなどを、アンケート形式で答える問題となっています。
それぞれの問題から明らかになった本校の状況は、下記の通りです。
(○→よいところ ▲→不十分なところ)
【国 語】
○漢字を正しく読むことができる。
○読むことに関わって、質問の意図をとらえ、目的に応じて的確に選んだり工夫して読んだりできる。
○目的や意図に応じて、わかったことをまとめたり書いたりできる。
▲ローマ字を読んだり書いたりすること、記述式の問題の無回答率が、全国の無解答率より高い。
【算 数】
○三角形の底辺と高さの関係や円を描くなど、図形の構成要素が理解できている。
○数量や図形についての知識・理解ができている。
▲記述式の問題の無解答率が、全国の無解答率より高い。
【質問紙】からは、下記のようなことがわかりました。
○学校に行くのは楽しい。 ○学校のきまりを守っている。 ○家庭での学習時間が長い。
○計画を立てて、家庭学習をしている。 ○地域行事やボランティア活動に参加している。
▲友達の前で自分の考えや意見を発表することが苦手である。 ▲読書の時間量が少ない。
▲難しいことでも、失敗をおそれず挑戦するという意欲に欠ける。
以上の結果から、授業では、「自分の考えを発言したり記述したりすること」に、苦手意識があること
がわかります。学校生活においては、規範意識があり、楽しく学校生活を送っている児童が多いことがわ
かります。反面「難しいことに挑戦できない」弱さが見られます。
家庭生活においては、家庭学習時間が増え、「計画を立てて学習すること」も身に付きつつあります。
各家庭のご協力もあり、家庭学習が定着してきていることがわかりました。
そこで、本校では、今まで以上に、次のことに重点をおいて、取り組んでいきたいと考えています。
<授業では>
○聞くことや話すことに重点をおき、根拠や筋道を明確にすることで、納得して
理解できる指導を大切にして、知識・理解の確実な定着を図ります。
○自分の考えや思いをもてる場を授業の中に多く位置づけ、仲間に自信をもって
話すことができる指導を大切にしていきます。
○学習内容の定着・学習意欲の向上のために、課題を明確にし「わかった」
「できた」「のびた」が実感できる授業実践に努めます。
<生活では>
○仲間のよさを認め合い、自分の考えを発言する場を設定し、誰もが人前で話すことができる習慣と
雰囲気づくりに努めていきます。
質問紙調査から、「学力と生活習慣」には、次のような相関関係があることがわかりました。
・「朝食を毎日食べている」「決まった時間に寝起きしている」「適度な睡眠時間を確保している」な
ど生活習慣が身についている児童は、学力が高い傾向にある。
・「自分で計画を立てて勉強する」「家で宿題・予習・復習をする」児童は 学力が高い傾向にある。
・「友達との約束を守る」「人の役に立てる人間になりたい」など、自尊感情・規範意識の高い児童
は、学力が高い傾向にある。
以上のことからも、学校と家庭が手を携え、連携を図ることで、児童の力は伸びていきます。子ども
たちが、将来社会人として自立するために、「読むこと」「書くこと」「聞くこと」「話すこと」「計
算すること」などの基礎を固めるとともに、「考える力」の育成に力を注いでいきます。
<学力向上推進教師(教務主任) 桝岡菜穂子>
<11月後半の行事予定>
14日(月)~20日(日)家庭学習強化週間
15日(火)クラブ 1~3年14:30下校、4~6年16:05下校。
18日(金)6年生「奥の細道記念館」見学。給食あり。
22日(火)スクールカウンセラー来校日。英語研修会のため、14時下校。
23日(水・祝)勤労感謝の日、和合地区センター祭に4年生参加
24日(木)市教育委員会訪問。研究会のため、15時学年下校。
25日(金)代表委員会 1~4年15:10下校。5・6年16:05下校。
26日(土)~12月4日(日)大垣市美術展幼少年の部(スイトピアセンター)
28日(月)全校朝会 1年生合唱披露。15:15下校。
29日(火)各種研究会のため、13:15学年下校。給食あり。
30日(水)委員会のため、1~4年15:10下校。5・6年16:05下校。
<12月の行事予定>
3日(土)土曜授業日、ふるさと大垣科。11時30分下校。
PTA 合同専門委員会 全体会 9:30~ 分科会 9:50~10:30
5日(月)ひびきあい集会 15:15下校。
6日(火)スクールカウンセラー来校日。委員会1~4年15:10下校。
13日(火)スクールカウンセラー来校日
13日(火)~16日(金)個人懇談 給食後、13:50一斉下校
23日(金・祝)天皇誕生日
26日(月)2学期終業式 給食あり。14時学年下校。
27日(火)冬季休業日~1月5日まで。うち29日~1月3日は、閉庁日。
<1月はじめの予定>
6日(金)3学期始業式 給食あり。14時学年下校
9日(月・祝)成人の日
10日(火)委員会のため、1~4年15:10下校。5・6年16:05下校。
岐阜県学力学習状況調査4・5年。PTA 実行委員会14時。
大垣ライオンズクラブか
らアンプと CD 寄贈
大垣ライオンズクラブ様
から、2つの英語活動教
室で使用するアンプ2台
と CD デッキ2台をいた
だきました。全校朝会で
贈呈式を行いました。
(児童代表の言葉)
「小野小 学校では英語
学習をがんばっていま
す。いただいたアンプと
CD は使いやすく、よい音
が出ます。新しいアンプ
と CD で学習できてとて
もうれしいです。大切に
使っていきます。ありが
とうございました。」
(10月31日)