TOYOOKA MAME JITEN 教育・子育て 小中一貫教育 豊岡市では「子育てが楽しいまち・子どもが元気に育つまちづくり」を 目指し、学校・家庭・地域が一体となって取組みを進めています。 ふるさと豊岡を愛し、 夢の実現に向け挑戦する子どもの育成を目指し、 平成29年度から小中一貫教育に取 り組みます。 平成28年度は、 但東中学校区、 城崎中学校区をモデル校区として、 先行して特色ある実践に取り 組んでいます。 各中学校区で 『めざす子ども像』 等をまとめた一貫ブロック推進構想図を完成させ、 平成29年 4月から全中学校区で実践していく予定です。 ■ふるさと教育 子どもたちが豊岡のことをよく知り、 ふるさとへ の愛着を育むことを目指した取組みです。但東中 学校では、 ふるさと教育の一環として、 修学旅行で の 「MISSION IN TOKYO」 を生徒と共に 企画し、 東京有楽町のアンテナショップ「コウノト リの恵み豊岡」 での商業体験活動を通して、 ふるさ と豊岡を発信しました。 平成29年度からは 「コウノトリ」 「ジオパーク」 「産 業・文化」を共通教材として、全ての学校でふるさ と教育に取り組み、ふるさと豊岡を自分の言葉で 語り誇れる力を育成します。 ■幼児期における「運動遊び」事業 幼児期の身体を動かす遊びや運動は、丈夫な身 体をつくるためだけでなく「脳」や「こころ」の発 達にも役立っていることが分かってきました。現 在の子どもたちを取り巻く環境は大きく変化し、 子どもたちの遊びは「動的な」ものから「静的な」 ものになっています。 豊岡市では、子どもたちが心身共に健やかに成 長できるよう、幼児期における「運動遊び」事業を 積極的に推進しています。 但東中学校修学旅行「MISSION IN TOKYO」 ■英語教育 「ぐわっ~! !」大きな口を開けてワニさんに変身する園児たち 小学校1年生から外国語指導助手のネイティブな 発音に触れる機会を通して、英語遊び、英語活動、英 語科へと9年間の系統性と連続性のある学習で、英 語でふるさとのこと自分のことを語る力を高めま す。 平成28年度は、豊岡市英語教育基礎研修を行い、小 学校の全ての教員が受講して、指導力の向上を図り ます。 ■ 幼児期における 「英語遊び保育」事業 小さな世界都市・豊岡の子どもたちが、世界 の人々と積極的にコミュニケーションを図ろ うとする気持ちや、外国の言葉や文化に興味 を持とうとする気持ちの素地などを養うた め、 「英語遊び保育」 事業を推進しています。 “Hello!” 元気にあいさつする園児たち ■ 教育環境の整備 子どもたちが安全・安心な教育環境の下で学ぶ ことができるよう、学校施設の整備を進めていま す。 子どもたちの情報活用能力の育成のため、学校 におけるICT環境の整備にも取り組んでいま す。コンピューター教室のパソコン整備に加え、 平成27年度からはICTを活用した新しい学習 活動に対応するため、タブレット端末および無線 LANの整備を行うなど、計画的に教育環境の整 備を推進しています。 ALTの先生による授業 ■コミュニケーション教育 グローバルコミュニケーションスキルの獲得 を見据え、性別や年代を超えて、対等な関係の中 で自分を主張し、他者を理解できる基礎的なコミ ュニケーション能力の育成を目指します。 平成27年度からモデル校の小学校6年生と中 学校1年生を対象に、劇作家の平田オリザさんら が授業を行い、 多くの教職員が参観しました。 また、平成27年度から2年にわたり、全ての教 職員がコミュニケーション教育の研修に参加し、 平成29年度からの実施に備えています。 劇作家・平田オリザさんによる授業 ■豊岡市こども支援センター タブレット端末を使用した授業 41 学校に行きたくても行けない子どもの支援、 子どもの発達について悩んでいる方の支援、 子育ての悩みや心配 ごとの相談の三つの機能を一つにし 「子どもに関する相談をワンストップでできる」 ことを目指して、 こども支援 センターを設置しています。 こども支援センターには適応指導教室があり、 子どもたちの居場所を提供しています。 「支援の要らない子は 一人もいない」 という理念に沿い、 一人一人の子どもの課題に寄り添った支援を実施します。 42
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