ビジネスホワイトペーパー HPEハイブリッドクラウド戦略: パートナーを中心とする独自のアプローチ ビジネスホワイトペーパー 目次 3 ハイブリッドへの移行が始まった 3 多様なニーズに不可欠となる、大胆かつ新しい戦略 4 より強いビジネスを構築できるようサービスプロバイダーを支援 4 5 6 6 サービスプロバイダーのコラボレーション – ハイブリッドITにより実現 収益を創出するサービスプロバイダーソリューション 柔軟なビジネスモデル 市場展開におけるパートナーシップ 7 業界の評価基準で示されるリーダーシップ 8 ハイブリッド業界での成長のきっかけは、サービスプロバイダーの成功に対する100%のコミットメント ビジネスホワイトペーパー P3 ハイブリッドへの移行が始まった アイデアエコノミーにおいては、新規市場参入企業が、新しいビジネスモデルと魅力的なカスタ マーエクスペリエンスにより、従来型企業に破壊的な影響を及ぼしています。競争力を高めるに は、トランスフォーメーションが必要不可欠であり、企業はビジネスアジリティを強化し、効率 化を進め、イノベーションのスピードを加速する必要があります。 これらの課題に対処するために、ITの消費が急増しています。今や組織では、従来型IT、プライ ベートクラウド、パブリッククラウドを融合させたハイブリッドインフラストラクチャ全体にわ たってITサービスを調達、管理、消費し、Right Mix環境を構築しています。そのような環境で ワークロードが配備され、お客様固有の要件 (パフォーマンス、コスト、コンプライアンス、ロ ケーションなど) に基づく最適なプラットフォームからアプリケーションが調達されています。 多様なニーズに不可欠となる、大胆かつ新しい戦略 ヒューレット・パッカード エンタープライズ (HPE) は、IT消費の移行ニーズ、ワークロード/ア プリケーションの多様性、地理的なビジネス要件に対応し、最終的にはアイデアエコノミーにお いて成功を収めるためのRight IT Mix環境をお客様に実現するために、独自のハイブリッドイン フラストラクチャ戦略を提供しています。 サービスデリバリプラットフォーム HPEハイブリッドインフラストラクチャ戦略では、HPEのプライベートクラウドとハイブリッド IT管理機能を補完しながら、組織が必要とするオフプレミスのコンシュームサービスをサービス HPE Helion OpenStack プロバイダーと連携して提供することに重点を置いています。 Microsoft Azure マルチパートナー戦略により、サービスプロバイダーのエコシステム (優先パブリッククラウド クラウドサービスとして Microsoft® Azure を含む ) を活用し、お客様固有の要件に対応する広 範なサービスを提供します。このマルチパートナー、マルチスタック戦略では、HPE とサード パーティの戦略的テクノロジー (HPE Cloud Service Automation、HPE Helion OpenStack®、 Microsoft Azure、VMware、HPE Helion Eucalyptus) を活用して、展開モデルの範囲全体にわ たって従来型ITとクラウドネイティブアプリケーションをサポートします。 VMware HPE Helion Eucalyptus ビジネスホワイトペーパー P4 より強いビジネスを構築できるようサービスプロバイダーを支援 新規ビジネス投資を実際の売り上げにつなげることは、多くのサービスプロバイダーが直面して いる課題です。顧客のニーズが常に流動的な状況において、収益を生み出すサービスを迅速に開 発してデリバリすることは困難です。自社のトランスフォーメーションへの資金調達、初期費用 から運用費用への移行、収益に応じたコスト調整は、どれも厳しい課題です。サービスとしての ITに関する市場機会は増大していますが、最終的に、サービスプロバイダーのセールスとマーケ ティング部門はこの市場開拓を可能にするスキルセットと市場プレゼンスの拡大に苦心すること になります。これらの重大な課題を解決し、成長の加速を阻害させないようにするために、サー ビスプロバイダーはヒューレット・パッカード エンタープライズのようなパートナーが必要にな ります。 サービスプロバイダーのコラボレーション – ハイブリッドITにより実現 HPEの戦略により、データセンターサービス、ネットワークシェア、ブランド、市場到達範囲と いったサービスプロバイダーの能力と、HPEのクラウドの実績、テクノロジー資産、プロフェッ ショナルサービス、市場展開力を組み合わせた緊密なコラボレーションが実現します。この緊密 な業務提携は、パートナーのさまざまなユーザー層 (サービスプロバイダー (SP)、VAR、SI、 ディストリビューター、ISV) の独自の機能を活用して、コンシュームサービスの構築、マーケ ティング、セールス、デリバリを提供するエコシステムで機能します。このコラボレーション は、収益を創出するサービスプロバイダーソリューション、柔軟なビジネスモデル、市場展開に おけるパートナーシップという一連の重要な柱を基盤とし、共に成功を推進します。このパート ナーを中心とする独自のアプローチにより、HPE はサービスプロバイダーと連携して、ハイブ リッドITの提供と成長の加速を実現します。 HPEとサービスプロバイダーのコラボレーションは、3つの柱が基盤になります。 収益を創出するサービス プロバイダーソリューション • 柔軟なサービスデリバリプラット フォームを基盤とするアプリケー ションポートフォリオ • ユースケースに最適化されたService Provider Readyソリューション • 市場をリードするインフラストラク チャとソフトウェア 柔軟な ビジネスモデル 市場展開における パートナーシップ • 収益に合わせてコストを調整する ファイナンシャルサービス • 営業とマーケティングの コラボレーション • • 資本の使用に最適化 • • 技術に関する深い専門知識 要望に合わせたサポートおよび サービス 図1. HPEとサービスプロバイダーのコラボレーションは、3つの柱にわたります。 教育とセールス推進 ビジネスホワイトペーパー P5 収益を創出するサービスプロバイダーソリューション HPEと連携することで、サービスプロバイダーは、迅速に展開し、地域やセグメントのターゲッ トに合わせることができ、差別化された収益創出サービスの提供が可能になります。HPE は、 サービスプロバイダーのパートナーが、適切なテクノロジーソリューションによって支えられる 重点的なサービスを定義し、構築できるようにします。これは、HPEのインフラストラクチャと ソフトウェアの資産を基盤として、複数の展開モデル (専用プライベートクラウド、仮想プライ ベートクラウド、パブリッククラウド) と水平型/垂直型アプリケーションのポートフォリオ、特 定のアプリケーション/ワークロードにフォーカスしたユースケース最適化ソリューション、サー ビスプロバイダーの固有の要件に基づくカスタムソリューションをサポートする、標準のサービ スデリバリプラットフォームとなります。 SP Readyソリューション 収益を生み出すサービスとサービス デリバリとの組み合わせによって、 Service Provider Readyソリューション が実現する。 柔軟なサービスデリバリプラットフォーム HPEは、さまざまな展開モデルにわたる多様なアプリケーションセットのデリバリと管理をサ ポートするサービスデリバリプラットフォームソリューション、HPEとサードパーティのテクノ ロジーのポートフォリオを提供しています。このマルチスタック型アプローチにより、サービス プロバイダーは、可能な限り最も効率的な方法で、市場のさまざまなワークロードに対応できる ようになります。 HPE のサービスデリバリプラットフォームは、 HPE の Cloud Service Automation 、 Helion OpenStack、Helion Eucalyptusといったテクノロジーに加え、Microsoft Azure Pack/Stackや VMware製品を使用して構築されます。 ユースケースに最適化されたService Provider Readyソリューション サービスプロバイダーは、特定のユースケースを対象としたサービスのデリバリを可能にするソ リューションを取得します。 HPE Service Provider Readyソリューションは、リファレンスアーキテクチャーやインストール/ 展開サービスを含む「as-a-Service」ビジネスモデル向けに設計されており、事前にテスト済み のため、納品後すぐに稼動できます。このような目的が特化されたソリューションにより、サー ビス展開が迅速化し、さらにサービスプロバイダーはお客様のサービス契約とセキュリティ要件 に対応できるようになります。 市場をリードするインフラストラクチャとソフトウェア イノベーションと業界リーダーシップに関する長年の実績を持つHPE は、サーバー、ストレー ジ、ネットワーク、ソフトウェアを網羅する市場をリードするポートフォリオを提供して、サー ビスプロバイダーの幅広いニーズに対応します。これらのテクノロジーは、HPEのサービスデリ バリプラットフォームと、ユースケースに最適化されたソリューションを支えます。そして、顧 客、ワークロード、地理的な要件に基づき、サービスプロバイダーに特化したソリューションの 基盤として使用できます。 ビジネスホワイトペーパー P6 柔軟なビジネスモデル HPEは、収益に合わせてコストを調整し、初期費用を最小限に抑え、エンドユーザー向けにサー ビスを向上できるようサービスプロバイダーを支援するファイナンシャルプログラムを豊富に用 意しています。 HPE のファイナンシャルサービスとテクノロジーサービスを活用することで、 サービスプロバイダーパートナーの現在そして未来にわたるニーズを満たす革新的なファイナン シャルサービスが提供されます。 • 高速移行による資産移転̶ビジネスニーズに合わせてテクノロジーのアップグレード、拡大、 入れ替えを行うことで、インフラストラクチャを最新の状態で維持します。 • テクノロジー更新による資産リカバリ̶IT機器の廃棄に対するプロアクティブなカスタムアプ ローチにより、イノベーションへのニーズに対応します。 • フレキシブルキャパシティ̶大規模な設備投資なしで、ニーズに応じてキャパシティを増大さ せることで、収益に合わせたコスト調整を可能にします。 • サーバー向けサブスクリプションの事前プロビジョニング̶展開に応じて支払う機能により、 成長に備え、キャパシティへのアクセスを迅速化し、遅延を回避します。 • 柔軟な資産回収のシースルークレジット (aaS)̶使用に応じて支払う課金モデルにより、不要 なコストを減らし、リスクを緩和します。 具体的な設備投資戦略と柔軟なIT消費モデルにより、サービスプロバイダーは目指すビジネス成 果を達成できるようになります。 市場展開におけるパートナーシップ 市場展開におけるコラボレーションは、パートナーの提供内容の視覚化、セールスとマーケティ ングのスキルセット、市場到達範囲を強化するのに不可欠です。HPEは、サービスプロバイダー 向けに、共同認知、需要創出プログラム、セールス推進とトレーニング、ダイレクト/非ダイレ クトチャネル全体での共同セールス活動を含むパートナープログラムを提供しています。このよ うなパートナーシップは、最適化された効果的な方法で、ハイブリッドインフラストラクチャソ リューションを提供するうえで重要な役割を果たします。 • サービスを推進や、エンドユーザーのお客様がパートナーの提供内容を確認する場合には、 HPEのパートナー検索ツールを使用します。 • エンドユーザーにビジネス要件に合うソリューションを提供できるように、クラウドサービス カタログでサービス範囲を拡大します。 • サービスプロバイダーコンサルティングにより、リスクを緩和し、構成を最適化します。 • 複数の地域や業界での成長を加速するために、HPEとサービスプロバイダーのダイレクト/非ダ イレクトチャネルを活用します。 ビジネスホワイトペーパー P7 業界の評価基準で示されるリーダーシップ HPEは、サービスプロバイダーが新規サービスの市場投入を3か月短縮することで収益獲得を加 速し、2週間で150もの新規顧客を獲得し、さらに収益に応じてコストを調整しながら最大30%の コスト削減を達成できるようにします。HPEは、世界で最も成功を収めたSaaSサービスプロバ イダー5社のうち3社を支援しています1。また、Fortune Global 500の上位10社のうち9社におい て、ハイブリッドインフラストラクチャへの移行を支援しています。HPEは、世界中の企業に対 して迅速なビジネス成果の実現を支援するクラウドインフラストラクチャのナンバー1企業として 評価されています。ストレージに関してHPEは、同一アーキテクチャー「3PAR」でソリッドス テートアレイに関するGartnerマジッククアドラント2と汎用ディスクアレイに関するマジックク アドラント3の両方でリーダー企業として評価された唯一のストレージベンダーです。HPE 3PAR StoreServストレージは、今日のサービスプロバイダーが使用するマルチテナント環境向けに誕 生したものです。 「ストレージサービスの次世代プラットフォームへの拡張 にあたり、HPE 3PAR StoreServ 7450は、候補の中で突 出していました。3PAR StoreServ 7450の効果は大きく、 Zayoではすでに新規ビジネスを獲得しつつあります」 – Zayo社、CTO、Christian Teeft氏 1 Montclare SaaS 250 (2016年7月)。 montclare.com/saas-250/ 2 Gartner社、Magic Quadrant for Solid State Arrays (2015年6月) gartner.com/doc/reprints?id=12IAZW1N&ct=150623&st=sb 3 Gartner社、Magic Quadrant for General Purpose Disk Arrays (2015年10月) gartner.com/doc/reprints?id=12Q7I8S0&ct=151021&st=sb 2、3 Gartner社は、研究発表の出版物に掲載され た特定のベンダー、製品、またはサービスを 推奨せず、また最高の評価あるいはその他の 指定を受けたベンダーのみを選択するようテ クノロジーの利用者に助言することもありま せん。Gartner社の研究出版物は、Gartner リサーチの見解を表したものであり、事実 を表現したものではありません。Gartner社 は、明示的または暗示的を問わず、本リサー チの商品性や特定目的への適合性を含め、一 切の保証を行いません。 ビジネスホワイトペーパー 回答者は、今後 2 年 間でクラウドコスト が約44%増大すると 予測しています。 – IDC社、CloudView 2016 ハイブリッド業界での成長のきっかけは、サービスプロバイダーの 成功に対する100%のコミットメント ハイブリッドクラウドに向かう機運とサービスプロバイダーソリューションへのニーズがあるこ とは、疑う余地がありません。 HPEのハイブリッドインフラストラクチャ戦略では、ワークロード、アプリケーション、地理 的な多様性を考慮しながら、お客様のハイブリッド環境に対する評価と移行を支援するツールを サービスプロバイダーが利用できるようにします。 ハイブリッド業界で成功を収めるために、サービスプロバイダーには経験豊富なハイブリッドソ リューションパートナーが必要です。それがHPEです。 クラウドのヘビー ユ ー ザ ー の 70 % 以 上は、「ハイブリッ ド」クラウド戦略 のことを考えていま す。 詳細はこちら hpe.com/info/sp – IDC社、CloudView 2016 メールニュース配信登録 © Copyright 2016 Hewlett Packard Enterprise Development LP. 本書の内容は、将来予告なく変更されることがあります。 ヒューレット・パッカード エンタープライズ製品およびサービスに対する保証については、当該製品およびサービスの保証規定 書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加するものではありません。本書の内容につきましては万全を期 しておりますが、本書中の技術的あるいは校正上の誤り、省略に対しては責任を負いかねますのでご了承ください。 OpenStack Word Markは、米国およびその他の国におけるOpenStack Foundationの登録商標/サービスマークまたは商標/ サービスマークであり、その使用には OpenStack Foundation の許可が必要です。 HPE は、 OpenStack Foundation または OpenStackコミュニティに所属しておらず、承認または支援も受けていません。PivotalおよびCloud Foundryは、米国および その他の国におけるPivotal Software, Inc.の商標または登録商標です。Microsoftは、米国およびその他の国におけるMicrosoft Corporationの登録商標もしくは商標です。VMwareは、米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。 4AA6-6414JPN、2016年9月、Rev. 1
© Copyright 2025 ExpyDoc