新養校長室より 新養祭を地域に公開することについて H28.11.16.WED. 先週末に、今年度の新養祭が盛況のうち に終わりました。前にも書きましたが、本 校の子どもたちは本番に強い!たくさん の参観者がいる前で、緊張しながら臨み、 見事に練習の成果を示し、とびきりの笑顔 を見せてくれました。わが子のがんばりを 見に来た保護者の表情も連動して、緊張か ら笑顔に変わるのがほほえましかったで す。 ところで、この写真ですが、新庄の伝統文化である新庄まつりにならって作った山車です。 他のまつりでは「だし」と読まれますが、新庄まつりでは「やたい」と読みます。桃太郎を 題材に、全校の有志で作り上げました。 新養祭は学習発表の場です。ステージ発表にも普段の授業で培ったものを多く取り入れら れますし、中学部や高等部では作業学習で製作したり栽培したものの販売会も行われます。 それに加えて、今年は「活力あふれる特別支援学校づくり事業」の一環として取り組んでき た、新庄囃子の演奏も、ステージ発表の冒頭で行われました。地元地域の文化に触れる、地 元地域の人々と交流することをねらいとして、昨年から少しずつ取り組んできました。寄宿 舎生で希望する子どもを中心に、数回、近隣の高校生ボランティアとともに練習してきまし た。昼休みに練習したこともあります。それに彩りを添えるということから、この写真のや たいを作ることになったのでした。 当日はとてもたくさんの人々がおいで下さいました。本当に感謝です。保護者というより は兄弟姉妹、祖父祖母、まさに一家できてくださり子どもたちを力づけていただきました。 旧職員も来てくれ、子どもたちに声を掛けてくれたのはありがたかったです。卒業生も多く 訪れてくれ、懐かしい笑顔を見せてくれました。地域の方もいらっしゃったとのことでした。 ところで本校職員の中に、この学校の近くで育ったという者がいて、「新養祭には小さい ころよく来て楽しみました。」と話してくれました。そんな子どもが成長して本校の教員と して働くということに大きな感銘を受けました。新養祭を公開するということは大切なこと なのだと改めて思いました。今回、練習や当日にボランティアに来てくれた中学生・高校生 にも、何か大切なものをもたらしたのではと願っています。
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