教育目標・評価学会 第27回大会プログラム 2016年11月26日(土)∼11月27日(日) 会場:一橋大学 国立キャンパス 第1日目(11月26日) *会場は東1号館 10:30 第2日目(11月27日) 9:30 分科会1 (1203番教室) 理事会 分科会3 (1204番ゼミ室) (1208番教室) 12:30 13:00 13:30 13:00 受付 (1F廊下) 受付 課題研究1 目標・評価の視点から見た アクティブ・ラーニングの検討 (1202番教室) 15:45 15:30 課題研究2 高大接続改革の課題 ―「教育接続」のための目標設定と 評価改革の課題とは― (1202番教室) 17:45 18:00 自由研究発表 (1F廊下) 分科会2 (1207番教室) 分科会4 (1209番教室) 12:20 12:40 総会 (1202番教室) 13:20 13:30 公開シンポジウム 中内敏夫氏の教育学の 現代的位相 ―変動する社会のなかで― (1202番教室) 16:00 ※会員控室は1206番ゼミ室です 懇親会 (大学生協東プラザ) 参加費:正会員・当日臨時会員とも3,000円 (学生会員は2,000円、公開シンポジウムのみ参加の場合は無料) お問い合わせ先:教育目標・評価学会第27回大会実行委員会事務局 〒186-8601 東京都国立市中2−1 一橋大学大学院社会学研究科 山田哲也研究室内 [email protected] 学会公式ウェブサイト http://jsseoe.net 参 加 要 項 1.受 付 1日目(11月26日) 13:00∼ 東1号館1F廊下にて 2日目(11月27日) 9:00∼ 同上 *公開シンポジウムのみ参加希望の方についても、2日目13:00から受付を行います。 2.懇親会 会員および参加者相互の親睦と交流を深めるため、1日目の18:00より大学生協東プ ラザにて懇親会(参加費:4,000円)を開催いたします。多数の方のご参加をお待ち しています。 3.発 表 (1) 課題研究で配布資料を当日持参される方は100部、公開シンポジウムについては 150部ご準備ください。 (2) 自由研究発表は、発表時間を25分、個々の発表に対する質疑応答の時間を15分と します。なお当日配布資料を持参される方は、60部印刷してご持参ください。資 料が不足しても事務局では増刷りいたしませんのであらかじめご了承ください。 (3) 会場には、プロジェクタとスクリーンを用意しております。パワーポイント等を 使用される場合はご自身のパソコンをご用意くださるよう、お願いいたします。 4.総 会 2日目の12:40∼13:20に会員総会を開催いたします。会場は1202番教室です。予算 や活動方針などを話し合う年一度の機会ですので、多数ご参集ください。 5.その他 ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ 来客用の駐車場は僅少のため、原則ご利用いただけません。 大会期間中、学内の食堂は営業しておりません。徒歩圏内にコンビニ・飲食店が 若干ございますので、受付でお尋ねください 学会事務局・大会事務局ともに、宿泊先の紹介・斡旋は行いませんので、予めご 了承ください。 大会期間中に会員の皆様の執筆された論文を交換していただくコーナーを会員控 え室に設けます。ご自身の論文の配布を希望される方は、大会会場にお持ちいた だき、各自で同コーナーにお置きください。また、論文を入手されたい方は、是 非お立ち寄りください。 会 場 案 内 会場 東1号館 懇親会(1日目18:00から)は 大学生協東プラザ(㉞)にて 行います。 東1号館 2階 (受付は1階) [1日目] 課題研究1・2 [2日目] 総会 シンポジウム [2日目] 自由研究発表 分科会3 [2日目] 自由研究発表 分科会2 [2日目] 自由研究発表 分科会1 [1日目] 理事会 会員控室 [2日目] 自由研究発表 分科会2 [2日目] 自由研究発表 分科会3 [2日目] 自由研究発表 分科会4 11月26日(土) 13:30∼15:30 1202番教室 目標・評価の視点から見た アクティブ・ラーニングの検討 アクティブ・ラーニングは、初等中等教育でも高等教育でも改革のキーワードとされ ている。方法としてのアクティブ・ラーニングがめざす目標とされているのは、資質・ 能力の育成、なかでも2007年の改正学校教育法で加えられた「学力の三要素」(①知 識・技能、②思考力・判断力・表現力等の能力、③主体的に学習に取り組む態度)であ る。高大接続改革答申(2014年12月)、中教審教育課程企画特別部会の「論点整理」 (2015年8月)と文言を少しずつ変えながら、繰り返しその重要性が強調されている。 目標としての資質・能力、学力の三要素とは、どのような性格をもつのか。その方法 としてのアクティブ・ラーニングは、日本の授業実践・研究の中でどのように位置づけ られ、評価されるのか。現場はそれを自分たちの実践の文脈の中でどう受け止め、つく り変えていけばよいのか。その課題はどこにあるのか。 本課題研究では、こうした問いに対し、それぞれの研究と実践にもとづいてご報告い ただきながら、アクティブ・ラーニングについての議論を目標・評価論という視点から 深めていきたい。 報告者 アクティブ・ラーニングの動向と課題 ――「資質・能力」の検討にもとづいて 松 下 佳 代(京都大学) アクティブ・ラーニング時代の高等学校における 「指導と評価の一体化」の可能性と課題 ――目標と活動の関係を問う 渡 邉 久 暢(福井県立若狭高等学校) アクティブ・ラーニングと学習者の主体性 ――和歌山大学附属小学校での授業研究をふまえて 二 宮 衆 一(和歌山大学) 木 原 成一郎(広島大学) 斎 藤 里 司会・コーディネーター 美(東洋大学) 11月26日(土) 15:45∼17:45 1202番教室 高大接続改革の課題 ―「教育接続」のための目標設定と 評価改革の課題とは― 「高大接続システム会議」による最終答申が2016年3月に出された。そこでは、 「現状の入学者選抜では、知識の暗記・再生や暗記した解法パターンの適用の評 価に偏りがち」で、「一部のAO入試や推薦入試においては、いわゆる「学力不 問」と揶揄される状況」がある問題点が指摘され、「大学入学希望者学力評価テ スト(仮称)」の導入や高等学校での「多様な学習活動・学習成果」の「多面的 評価」が「継続的に行われ、適切に活用」される事が提言されている。高等学校 での教育・学習改革の成果と大学の教育・学習改革を、受験者の「選抜」を通し て整合的に結びつける「教育接続」を実現するためには、目標設定・評価手法改 革にどのような実践上・研究上の課題があるのか。この課題研究では、教員養成 の分野で高大連携を進めている大学の実践例の報告と、オーストラリアやカナダ での事例と日本との比較検討をふまえた報告をもとに考えてみたい。 報告者 奈良県内の高校と大学の教育接続――教員養成の分野で 赤 沢 早 人(奈良教育大学) 大学ユニバーサル時代の高大接続システム ――オーストラリアとカナダの事例より 山 村 滋(大学入試センター) 平 岡 さつき(前橋国際大学) 鋒 山 泰 司会・コーディネーター 弘(追手門学院大学) 11月27日(日) 分科会1 9:30∼12:20 1203番教室 09:30-10:10 第1発表者 11:00-11:40 第3発表者 10:10-10:50 第2発表者 11:40-12:20 第4発表者 司 会 河 原 尚 武(元近畿大学) 八 木 英 二(京都橘大学) R・カープラスの科学教育カリキュラムに関する検討 ――Science Curriculum Improvement Study の取り組みを中心として―― 大 貫 守(京都大学大学院) 個に応じた読みの指導につながる評価のあり方 ――Miscue Analysis の再評価―― 赤 沢 真 世(大阪成蹊大学) スコットランドにおける成人向け高等教育進学準備課程 ――グラスゴー大学への接続を中心に―― 分科会2 1207番教室 柳 田 雅 会 山 根 俊 喜(鳥取大学) 川 地 亜弥子(神戸大学) 司 明(⻘山学院大学) 大伴茂による教育診断の構想とその実践 ――個性調査における教育測定の役割に着目して―― 村 井 輝 久(筑波大学大学院) 生活教育思想からみる『論点整理』 ――育成すべき資質・能力を踏まえた教育目標・内容と評価の在り方に関する 検討会・2014年) 加 藤 聡 一(名古屋芸術大学) 高等学校定時制課程の教育目的論 ――栃木県立小山高等学校定時制課程を手がかりに―― 小 林 千枝子(作新学院大学) 11月27日(日) 分科会3 9:30∼12:20 1208番教室 09:30-10:10 第1発表者 11:00-11:40 第3発表者 10:10-10:50 第2発表者 11:40-12:20 第4発表者 司 会 大 津 悦 夫(立正大学) 山 崎 雄 介(群馬大学) 学校の学びにおける汎用的スキルの評価に関する調査報告 鄭 宮 関 谷 澤 芳 口 貴 心(東京学芸大学) 光(東京学芸大学) 裕(東京学芸大学) 武雄市「ICTを活用した教育」(2015年度)の成果と課題 斎 藤 小 藤 里 美(東洋大学) 井 大 輔(東京交通短期大学) 河 智佳子(東洋大学) 高校英語の授業改善に関する研究 ――OPPAを活用した教師の自己評価を中心にして―― 分科会4 1209番教室 谷 中 堀 戸 聡 島 雅 哲 会 岸 本 実(滋賀大学) 藤 本 和 久(慶應義塾大学) 司 子( 子(埼玉大学) 夫(山梨大学) ) 米国における協働学習論の成立過程 ――社会的構成主義による学習理論の展開―― 福 嶋 祐 貴(京都大学大学院) 児童の自己評価能力を測定する項目の作成の試み(2) ――学年差を識別する項目の検討―― 梶 宮 井 芳 沢 芳 明(東京学芸大学) 光(東京学芸大学) 「政治的リテラシー」の評価研究 ――「判断の規準」の階層性に着目して―― 岡 田 泰 孝( 市⺠的資質を育成する社会科パフォーマンス課題の実践的検討 ――米国のPBL理論を手がかりに―― 豊 柴 坂 木 嶌 田 井 下 啓 康 清 祥 司(福岡教育大学) 弘( ) 隆(⻄南学院小学校) 一(筑波大学大学院) ) 11月27日(日) 13:30∼16:00 1202番教室 中内敏夫氏の教育学の現代的位相 ―変動する社会のなかで― 本学会は、教育目標・評価論の総合的な研究を標榜してきたが、なかでも、重要な柱として教育の社会史、 教育評価論、教育社会学という領域における研究が大きな役割を果たしてきた。その枠組みの重要な基盤と なったのが中内敏夫氏の教育学であった。氏は去る3月22日に逝去された。中内氏を偲びながら、大きな社 会変動のなかにある現代的な状況において、改めてその教育学を再検討し、新たな展望を得ようとしてこの シンポは企画された。 情報化社会、少子高齢化社会といったこんにちの社会を特徴づける社会変動のなかで中内氏の教育学はど のような有効性をもち、あるいは限界や制約があるのかを確かめ、その作業と重ねながら同時に本学会の課 題を確認したい。 教育の社会史研究の場面では、デモグラフィーや家族の動向に注目する。中内氏は、「家族のおこなう教 育」から家庭教育へと展開して学校の下請けをになうようになった点を指摘したが、こんにち、貧困、ひと り親家庭の増加や共稼ぎ家庭の一般化など、これまでの家庭教育自体が成立しなくなった現実がある。少子 化社会のなかでの家族の教育をどのようにとらえるか。近代を超える⻑いスパンを押さえながらこんにちの 状況を考えたい。 教育評価研究では、「新しい教育評価論」が大きく展開するなかでの到達度評価論をどうとらえるかに焦 点を合わせたい。中内氏の教育評価研究のコアには到達度評価研究があったが、そこに根をもちながら展開 することになった「新しい教育評価論」がグローバル化する日本社会に大きな影響力をあたえるにいたって いる。この状況に対してはさまざまな議論があるが、それを踏まえて中内氏の教育学の理論的な枠組みとと もに到達度評価をどのようにとらえるかを「新しい教育評価論」の立場から検討する。 さらに教育社会学研究では、こんにちの情報化社会への対応という点に着目したい。教育の変容は子ども たちの生活の変動に大きく規定されている。その生活をどう捉えるかは中内氏の大きなテーマのひとつで あった。高度成⻑のなかで「子どもの生活の喪失」を指摘した氏の議論は、ソーシャルネットワークを抜き には成立しないこんにちの子どもの生活のなかでどのように位置づけられるか。新たな段階での教育と生活 の関係を教育社会学の知見を踏まえて検討する。 こうした大きな社会変動の渦中のなかで教育目標・評価論はどのように課題意識をもち研究を進めていか なければならないか、中内氏の教育学を検証することで展望を得たい。 シンポジスト 中内教育学と家族の「個人化」 ――親子関係の変容の中で教育目標を考える 太 田 素 子(和光大学) 中内敏夫による到達度評価論の現代的意義 ――「真正の評価」論の視点から ⻄ 岡 加名恵(京都大学) 中内敏夫における「能力主義」把握と「現在主義」の位置づけ 司 会 コーディネーター ⻑谷川 裕(琉球大学) 木 村 元(一橋大学) 木 村 元(一橋大学) 山 田 哲 也(一橋大学) ア ク セ ス
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