「極小規模離島再生可能エネルギー100%自活実証事業委託業務」 仕様書 １ 委託業務の名称 極小規模離島再生可能エネルギー100%自活実証事業委託業務 ２ 目的 沖 縄 県 （ 以 下 、 県 と する 。） で は 、 沖 縄 ２ １ 世紀 ビ ジ ョ ン で 示 さ れ た「 低 炭 素 島 し ょ 社 会 の 実 現 」 に 向 け た 施策 の 一 つ と し て 、「 ス マー ト エ ネ ル ギ ー ア イ ラン ド 基 盤 構 築 事 業」 の 細 事 業 と し て 極 小 規模 離 島 に お け る 再 生 可能 エ ネ ル ギ ー の 100%自活 実 証 を 目 的 と し た 事業を新たに立ち上げる。 ３ 委託業務の内容 平成 28 年度の委託業務については、下記の業務内容を実施するものとするが、公募 要領に基づき提出された提案書の内容を受け、最終的に決定するものとする。 （１）導入可能性調査（対象：別紙１に示す各離島） 実 施 項 目 ・ 現地調査 事 業 内 容 ・ 太 陽 光 発電 設 備の 導 入可 能 性 につ い て、 物 理的 、 社 会 的 条 件 や装 置 の設 置 候補 地 等 を把 握 する と とも に 、 地 元市町村へのヒアリング等を行うこと。 ・電力系統把握 ・ 各 離 島 の電 力 系統 を 調査 し 、 設備 導 入に 関 わる そ れ ぞ れの特色を把握すること。 ・制度調査 ・ 調 査 対 象 離島 に おい て、 太 陽 光 発電 に より 100％ 自 活 す る 際 、導 入 設備 や 運用 時 に 関す る 関連 法 令に つ い て 調 査 し 、事 業 実現 に むけ た 課 題の 抽 出及 び 解決 方 法 を 提案すること。 ・ 以 降 で 検討 す る供 給 シス テ ム につ い ても 、 法規 制 等 関 係法令を調査、整理すること。 ・仕様検討 ・ 太陽光発電による再エネ 100%自活システムを構築する 際の必要な設備容量や付属機器を検討すること。 ・費用対効果検討 ・ 検討した設備の導入コストとランニングコスト（10 年 毎に 30 年分）を算出し、現在の電力供給コストと比較 し、費用対効果を整理すること。 ・その他 ・ そ の 他 、効 果 的な 事 業項 目 が あれ ば 、予 算 の範 囲 内 で 提案すること。 1 （２）システム概要設計（対象：別紙１に示す各離島他） 実 施 項 目 事 業 内 容 ・ １ ０ ０ ％ 自 活 シ ス テ ム の 概 ・ 太陽光発電による再エネ 100%自活システムの概要を設 要設計 計する。その際、以下の点を考慮すること。 ・別紙１の離島間や海外の島しょ国に展開可能な、汎 用性のある設計とすること。 ・本調査事業から 100%自活実証開始までの間におこる 電力需要の増減に対応出来る様、拡張性を持たせた 設計とすること。 ・国内外の先進的事例があれば積極的に取り込むこと。 ・設置やメンテナンス、交換工事などが安価且つ用意 に可能な構造を目指すこと（ただし、本事業の設置 については台風を考慮すること）。 ・バックアップ電源の確保方法について検討・提案す ること（バックアップ電源については化石燃料使用 可）。 ・提案するシステムに新規性等がある場合は、技術検 証試験等についても提案書に盛り込むこと。 ・ その他 ・ そ の 他 、事 業 展開 性 など 沖 縄 県の 利 益と な る効 果 的 な 施策があれば、予算の範囲内で提案すること。 （３）事業実施離島の提案 実 施 項 目 事 ・ 事業実施離島の提案 業 内 容 ・ （ １ ）、（ ２ ）の 業 務結果 を 基 に、 事業 実 現性の 高 い 上 位 ３ 離 島を 提 案す る こと 。 ま た、 当 該離 島 の設 置 候 補 地における概略設置計画図等を作成すること。 （４）関連調査（対象：沖縄県全体） 実 施 項 目 事 業 内 容 ・ 沖 縄 県 内 の エ ネ ル ギ ー 状 況 ・ 100%自活実証の必要性や効果を定量的、定性的に把握 調査 するため、現在の沖縄県内におけるエネルギー状況を 下記項目により調査すること。 ・沖縄県エネルギービジョン・アクションプラン内の、 下記項目の最新値把握 ・一次供給エネルギー供給量の動向 ・最終エネルギー消費量の動向 ・再生可能エネルギーの導入状況 2 ・アクションプランロードマップの定性評価 ・ 2020 年頃を目安に、国は水素発電の本格導入等を検討 ・ その他 しており、本事業の展開性、拡大性を検討するにあた り、水素に関しても導入量及びポテンシャルなど、デ ータを収集すること。 ・ 収集したデータについて、以後使用可能なように、引 用元や算定方法などを明記し、整理すること。 ・ その他、効果的な事業項目があれば、予算の範囲内 で提案すること。 ４ 中間報告及び業務の打ち合わせ 業務受託者は、契約期間内に月１回程度、進捗状況等を商工労働部産業政策課へ報 告する。 また、必要に応じて商工労働部産業政策課と業務打ち合わせを実施する。 ５ 成果品 （１）成果品 ① 成果報告書 ３部 ② 成果報告書の電子ファイル CD-R もしくは DVD-R で１部及び電子書籍化 (Epub-3 等)に対応したデータ１部 ③ 関連資料 （２）納入先：沖縄県商工労働部 ６ 別途指示のあった資料を提出 産業政策課 その他 （１）事業の実施にあたっては、沖縄県商工労働部産業政策課及び受託者との密接な協議 のもとで取り組むものとする。 （２）受託者は構築した事業の成果の活用を積極的に推進するものとする。 （３）本事業の情報発信や進捗管理、国への情報提供に関し、受託者は県に協力するもの とする。 （４）本仕様書に記載のない事項ならびに記載内容の詳細については、県と受託者が協議 して決定するものとする。 3 別紙１ 極小規模離島再生可能エネルギー100%自活実証事業 可能性調査対象離島一覧 （１）定義 本委託事業における調査対象離島とは、島内に発電所が無く、海底ケーブル等によ り、近隣離島より電力供給されている下記８島を指すものとする。 （２）調査対象離島 No. 対象離島 供給島 大神島 宮古島 水納島 多良間島 ３ 竹富島 石垣島 ４ 小浜島 石垣島／竹富島 西表島 小浜島 鳩間島 西表島 ７ 黒島 竹富島 ８ 新城島（上地、下地） 西表島 １ ２ ５ ６ 圏域 宮古 八重山
© Copyright 2024 ExpyDoc
