1 歩行者の交通事故発生状況 平成28年9月末現在、歩行者が死傷した

1
歩行者の交通事故発生状況
平成28年9月末現在、歩行者が死傷した交通事故は、前年同期比で発生件数及び負傷者
数ともに増加しました。
死亡事故は16件17人で、前年同期比で-2件-1人となり、死者の年齢別では、65歳以
上の高齢歩行者が約半数(17人中8人、47.1%)を占めています。
【歩行者の交通事故発生状況】
(平成28年9月末)
区 分
本 年
前年同期
増
減
死亡事故
件 数
死者数
16
17
18
18
-2
-1
-11.1
-5.6
発生件数
614
613
1
0.2
数
率
重 傷
132
149
-17
-11.4
負傷者数
軽 傷
483
463
20
4.3
【歩行者の交通死亡事故発生状況】
№
年 月 日 時
1 28 1 7 16
2 28 1 21 6
3 28 2 1 19
4
28 2 6 23
5
6 28 2 11 0
7 28 2 18 16
8 28 2 19 8
9 28 3 16 12
10 28 3 19 21
11 28 3 26 19
12 28 4 25 10
13 28 4 29 20
14 28 5 12 10
15 28 8 26 18
16 28 9 2 12
17 28 9 9 18
2
分
5
5
55
発生年月日等
曜 昼夜 天候
発生場所
木 昼
晴 石巻市牧浜
木 夜
晴 美里町北浦
月 夜
曇 太白区向山
路線
市道
町道
市道
30 土
夜
晴
太白区郡山
国道4号
55
0
50
20
10
35
30
45
10
3
0
30
夜
昼
昼
昼
夜
夜
昼
夜
昼
昼
昼
夜
晴
晴
晴
晴
曇
晴
晴
晴
晴
曇
晴
晴
村田町沼辺
柴田町北船岡
岩沼市二木
丸森町耕野
川崎町川内
岩沼市桑原
宮城野区田子
大崎市田尻
青葉区花京院
青葉区川内
塩竃市舟入
石巻市前谷地
国道4号
木
木
金
水
土
土
月
金
木
金
金
金
町道
その他
国道349号
国道286号
国道4号
市道
県道
市道
市道
県道
国道
計
615
612
3
0.5
(平成28年9月末)
第1当事者
死者
事故類型
性別 年齢 車種
性別 年齢
男
39 大特 路上作業中 男
31
男
19 普乗
対面通行
男
61
女
48 軽貨
横断中
女
73
横断中
男
57
男
49 軽乗
横断中
女
57
男
41 中貨
その他
男
66
女
66 軽乗
横断中
女
83
女
78 歩行者
列車
女
78
男
42 大貨 路上作業中 男
55
女
27 軽乗
横断中
男
75
女
20 軽乗
横断中
女
83
女
41 普乗
その他
男
7
男
43 軽貨
横断中
男
61
男
26 普貨
その他
女
73
女
69 普乗
その他
男
1
男
67 普貨
横断中
女
63
女
39 普乗
横断中
女
82
歩行者事故の発生推移 (基礎データ平成18年~27年)
歩行者の交通事故は、ここ数年間、発生件数及び
死者数ともに、増減を繰り返している状況です。
また、全交通事故が10年間で36.7%減少(13,632件
→8,624件、-5,008件)しているのに対し、歩行者事
故は22.4%の減少(1,180件→916件、-264件)にと
どまっています。
区 分
発生件数
死 者 数
うち高齢者
負 傷 者
18年 19年 20年 21年
1,180 1,194 1,013
966
38
36
32
27
29
29
25
13
1,181 1,195 1,007
971
22年
941
25
19
943
23年 24年
868 1,026
23
31
16
12
872 1,020
25年
939
20
15
945
26年
920
29
19
908
27年
916
25
13
913
3
歩行者事故の発生特徴等 (基礎データ平成28年9月末)
(1) 道路横断中の発生が約6割
死傷者の約6割(632人中387人、61.2%)
が道路横断中の事故であり、内訳は、横断歩
道上208人(32.9%)、横断歩道や歩道橋付
近が16人(2.5%)、その他横断が163人(25.8
%)となっています。
(2) 生活道路での発生が多い
生活道路である市町村道での発生が、歩
行者事故の約6割(614件中365件、59.4%)
を占めており、全事故の市町村道での発生
(5,647件中2,530件、44.8%)と比較すると
構成率が14.6ポイント上回っています。
(3) 夕方から夜間にかけての発生が多い
発生時間別では、7時台及び17時~19時
に多発しており、特に18時台が61件(9.9
%)と最も多くなっています。
(4) 死傷者の4人に1人に原因あり
死傷者の約4人に1人の割合(632人中170
人、26.9%)で歩行者にも何らかの原因が
認められました。内訳は、横断歩道外横断
(53人、31.2%)と飛び出し(28人、16.5
%)が多くなっています。
死亡事故になると、さらに割合が高くな
り、歩行中死者17人中12人(70.6%)に何
らかの原因が認められます。
(5) 直線での発生も多い
道路形状別では、交差点及び交差点付近
の発生が323件、52.6%と半数以上を占めま
すが、直線での発生も多く(168件、27.4%)、
特に死亡事故は交差点及び交差点付近(4人)
の3倍(12人)が直線で発生しています。
(6) 年齢別・世代別では高齢者が最も多い
死傷者の年齢別・世代別では、65歳以上の
高齢者が多く、負傷者の3割(615人中177
人、28.8%)、死者の約半数(17人中8人、47.1
%)を占めています。
また、高齢者の死者8人のうち5人は、
道路横断中に事故に遭っています。
4
歩行者事故の月別発生状況
歩行者が関係する交通死亡事故の発生状況
を月別に見ると、2月及び12月が特に多く、
9月から年末にかけ多発する傾向が認められ
ます。