H28年度横浜市こども青少年局主催 平成28年度 質向上ニュース 園内研修リーダー育成研修 №1 年間テーマ 「遊びを通した学びの充実による保育の質向上」 遊びの中の学びを捉え、保育の質を向上させる保育者集団を作ろう! 横浜市では、各園において、保育の質を向上さ せるための効果的な園内研修や研究を企画運営 できる人材を育成することを目的に、平成 28 年 度園内研修リーダー育成研修を実施しています。 講義と実践(園内研修)、公開保育での学びを 通して自園の保育及び園内研修を見直し、園全体 の保育の質向上を目指します。 第 1 回研修会は、5 月 23 日(月)に玉川大 学教授 大豆生田 啓友先生を講師に迎え、「保 育の質向上と遊びの充実」をテーマに行いました。冒頭、大豆生田先生からテーマに沿って①子ど も理解の質②「遊び」が「学び」③環境の質④保護者連携の質についてのお話をいただきました。 保育士は子ども理解のプロであり、目の前の子どもが見える先生になることが大切。子どもの気 持ちがわかり、子どもを肯定的に受け止める保育者の下では子どもがよく育つ。こうした保育者に なるためには「振り返り」が大切であり、エピソード記録を残したり、ドキュメンテーションで保 護者に発信したりすることも有効であるというお話を、事例を通して伝えていただきました。 また、質の高い保育を行っている園のフィールドワークでは、次のような共通点が見いだされた ということでした。 質の高い保育を行っている園の共通点 ①子どもの姿を語り合う姿がある ②職員同士の関係性がよい ③家庭や地域に保育が開かれており信頼性が高い ④こうした仕掛けをつくるリーダーが存在する その後行われたグループディスカッションでは、自園での研修や質向上に係る取組の様子を話し合 い、様々なヒントを得ることができました。 本研修の特徴は、民間・公立保育所、認定こども園、地域型保育事業施設、横浜保育室に勤務す る施設長・保育士など、幅広い施設から参加者を募り、実践を通してリーダー育成を進めることに あります。 また、保育を開くという観点から、公立2園、私立2園で公開保育を実施し、互いに学び合える場 を設定しました。 本研修に関わってくださる講師の先生方 玉川大学大学院教育学研究科 教 授 田園調布学園大学子ども未来学部 教 授 関東学院大学教育学部 准教授 玉川大学教育学部 教 授 和泉短期大学児童福祉学科 准教授 大豆生田 啓友 氏 高嶋 景子 氏 三谷 大紀 氏 岩田 恵子 氏 松山 洋平 氏
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