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7-7-3 業務体系SWG
かつ、詳細設計計算・作図に密接に関連している。
b)詳細設計全体の工期は、概ね 1 年間であり、この
1. 主な活動の記録
設計期間を施工期間中で確保するのは、工期短縮
(1) 活動目標
の観点から好ましくはない。
当面、以下の課題に対して、TF①~③を立ち上げ、
協会としての見解を作成または再確認する。
TF①橋梁保全業務に関する設計及び積算のあり方
c)上部・下部構造、付帯構造物設計等の設計が相互
に関連しており、構造物単独の実施は難しいこと。
d)工事規模が大きい場合は、工区毎の調整、仮設道
(維持管理対策特別 WG と協働)
路の共有など多数の工事が錯綜し単独の実施が
TF②橋梁詳細設計に対するコンサルタントの関与のあり方
難しいこと。
(新設設計に限定、道路構造物専門委員会と協働)
TF③コンサルタントが実施する橋梁架設計画のあり方
(新設設計に限定、道路構造物専門委員会と協働)
(2) SWG の開催
・SWG 開催:6 か月に 1 回予定、開催なし
・関連委員会・関連 WG への参加:随時
(3) コンサルタントが実施する橋梁架設計画のあり方
(新設設計に限定)
施工計画の中身は、以下の範囲であることを共通
認識とする。
a) 詳細設計の前提条件と施工法は密接に関連して
いるため、施工計画は今後もコンサルタントが実施する
が、その中身は、積算ができる範囲までとする。
2. 実績報告
(1) 橋梁保全業務に関する設計及び積算のあり方
・国総研との意見交換(1 回)
・維持管理対策特別 WG 対応および資料作成
コンサルタントが実施する橋梁補修設計に対する基本的
3. その他報告事項
(1) 要望と提案に関する事項の調査、執筆
NEXCO 大規模修繕・更新事業への建設コンサルタントに関
与(設計・施工管理一体型)
、首都高大規模修繕・
なスタンスは、以下のとおりとする。
更新事業への建設コンサルタントの関与について、基礎資
a)詳細調査は、その結果により補修方法や内容が異
料等の作成を担当した。
(技術委員会、道路構造物
なるため、詳細設計に先立ち実施するよう発注者
専門委員会との協働)
に要望する。
b)工事発注後に詳細調査を実施する場合は、当初の
4. 次年度の活動について
設計方針を反映させるため、詳細設計を実施した
(1) 橋梁保全業務に関する設計及び積算のあり方
コンサルタントが細部設計を実施、または、施工会社が
(2) 橋梁詳細設計に対するコンサルタントの関与のあり方
細部設計を実施した場合は、コンサルタントが照査を行
(3) コンサルタントが実施する橋梁架設計画のあり方
う。
c)歩掛り改定に向け資料を準備し、引き続き来年度
上記 3 つの個別課題ごとに、建設コンサルタントの設計
者としての役割、関与のあり方、契約方式における
の提案と要望に盛り込む。
基本姿勢について、関係機関と協議、侵透を図り一
(道路構造物専門委員会が対応)
定の成果を得てきた。今後は、道路会社(NEXCO、
(2) 橋梁詳細設計に対するコンサルタントの関与のあり方
(新設設計に限定)
首都高速等)の大規模修繕・更新事業における設計
施工一括発注方式等、自治体における保全事業(点
今後とも建設コンサルタントは、詳細設計を継続する。
検・診断、補修・補強設計および工事等)における
その理由として、設計施工分離の原則、公平性、透
建設生産・管理システムのあり方を前提とした、建
明性の確保に加え、以下に示す 4 点があることを共
設コンサルタントの役割に関する建設コンサルタンツ協会として
通認識としたい。
の統一見解の整理に向けて検討を継続する。
a)詳細設計計算・作図行為は、詳細設計のごく一部
であり、この前段で実施する設計条件の整理や関
係機関との協議が、業務の半分以上を占めること、
(業務体系SWGSWG長 堤 安希佳)