全校朝会の話 今、できることから 昨日は、秋晴れの晴天で、とても秋

全校朝会の話 今、できることから
昨日は、秋晴れの晴天で、とても秋らしい日でした。しかし、今年は、台風がたくさん
発生していて、今も台風18号が沖縄県に近づいているようです。今の予報だと、5日(水)
には、九州に上陸する予報がされています。今年は水害がたくさんあちらこちらであり、
台風の多さも以前お話した「地球温暖化」の影響があるのではと言われています。
地球全体の気温は、少しずつですが上がっていて、昨年度は、フランスのパリで会議が
行われ、これから世界中で協力して、地球温暖化をなんとか少しでも防止していこうとし
ています。一年を通しても気温が高く、北極や南極や氷河の氷がとけ、海面が上昇して陸
地が水没し始めたり、あちこちで洪水が起こったり、砂漠化や水不足が深刻になっていま
す。
では、私たちが今できることはなんでしょうか。
今日は、そのことに関係のあるお話を紹介します。
皆さん、この写真(ハチドリ)を見てください。花の蜜を
吸っているこの生き物といえばミツバチを思い出しますが、
これは、ハチドリという鳥です。
これは、ミツバチのように羽をばたばたさせながら花の蜜
を吸う世界中で一番小さな鳥です。1 秒間に 60 回以上も羽
を動かして「ブーン」という音をたてるので、英語では「ハ
ミングバード」という名前がついています。
今日は、皆さんにこの小さな「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」というお
話をします。この物語は、南アメリカの先住民に伝わるお話です。
森が燃えていました。
森の生きものたちは、われ先にと逃げていきました。でも、クリキンディという名の
ハチドリだけは、いったりきたり、くちばしで水のしずくを一適ずつ運んでは、火の上
に落としていきます。
動物たちがそれを見て、
「そんなことをして いったいなんになるんだ」といって笑い
ます。
クリキンディは こう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」
お話は、ここで終わっています。燃えていた森は、その後、どうなったのでしょう。森
は燃えてなくなってしまったのでしょうか。
ところで、このお話のように、身の回りで、
「そんな小さなことをして いったいなんに
なるんだ」と思うことは、たくさんありますね。
たとえば、
・教室を移動するときに、蛍光灯を切ること。
・夏休みに取り組んだエコチャレンジをできるだけ続ける。
・買い物のとき、レジ袋を持っていくこと。
・トイレの使い方をしっかり守る。
これらを、続けることも大きく温暖化の二酸化炭素を減らすことになっています。
小さな力が、積もり積もったら大きな力になります。小さな力が大切だと思います。
今できることをしっかりと続けていきましょう。