2016年11月4日 関係者各位 公益社団法人宇都宮青年会議所 第50代理事長 中島 崇 宇都宮市長選挙公開討論会 中止のご案内 公益社団法人宇都宮青年会議所では幅広い世代の多くの市民の皆さまへ、市政の問題点や 今後の課題等について各立候補予定者の考えに触れて頂けるよう、宇都宮市長選挙公開討 論会を2016年11月7日(月)に開催するべく計画させていただいておりましたが、 下記の事情により、やむを得ず中止する運びとなりましたので、ご報告いたします。 〇中止の理由 10月初旬に金子達氏、佐藤栄一氏より公開討論会へ参加予定を頂いておりましたが、 金子達立候補予定者から急遽不参加のご連絡を受け、参加者が1名となってしまい、中立 公平な討論会という建前を維持できなくなったため、やむなく中止とさせて頂きます。 〇金子達立候補予定者の不参加の理由 不参加の理由は、今回の公開討論会の開催日が、市長選告示前であるものの、県知事選告 示後であるため、公職選挙法(以下、「公選法」という)201条の9に抵触するおそれ があるというものでした。 ○当会議所の見解 まず、公選法201条の9第1項にいう「政党その他の政治活動を行う団体」(以下、 「確認団体」という)が行う「政談演説会」に当たる可能性があるかどうかが問題となり ますが、当会議所は政治活動を行う団体ではないため、確認団体ではありません。また、 公開討論会は、公平中立な立場で立候補予定者の市政に関する見識を問う場であり、確認 団体の政治活動を支援する場ではないため、政談演説会にも当たりません。 次に、県知事選告示後であることで公選法201条の9への抵触の可能性が生じるかどう かが問題となります。 この点については、今回の公開討論会の後援者である一般社団法人公開討論会支援リンカ ーンフォーラムが総務省自治行政局選挙部選挙課(以下、「総務省」という)に対し、平 成15年1月10日に、同一地区の知事選の選挙期間中に市長選挙の公開討論会を開催で きるか質問したところ、総務省は、事前運動に当たらなければ、公開討論会の開催も可能 であると回答しました。 市長選挙の告示前に開催される今回の公開討論会は、県知事選の告示後であることの影響 を受けず、当会議所が公平中立な運営を行うことによって事前運動に当たらない場合に は、公選法201条の9には抵触しないということになります。 実際、4年前である2012年に当会議所が主催した公開討論会では、県知事選の告示日 の翌日に開催しています。 他の自治体でも実例があり、2011年の都知事選では、3月24日の告示日後投票日前 日の4月9日までの期間に、 同月30日 台東区長選公開討論会(東京青年会議所主催) 4月 6日 豊島区長選公開討論会(東京青年会議所主催) 同月 9日 江東区長選公開討論会(東京青年会議所主催) 同日 清瀬市長選公開討論会(清瀬青年会議所主催) の4つの市区長選挙で公開討論会が行われています。 以上が当会議所の見解となります。 末筆となりましたが市民の皆様には、各立候補予定者の政策を聴いていただける貴重な場 をご提供できなかったことを、深くお詫び申し上げますとともに、開催中止の経緯、理由 等についてご理解いただければ幸いでございます。 今後とも、公益社団法人宇都宮青年会議所の活動に対しましてご理解ご協力の程、何卒よろ しくお願いいたします。
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