環境マネジメント体制 環境負荷低減委員会の活動 35

環 境 と 調 和した
事業活動の基盤
安 全 を 実 現し 、
事 業 活 動 を 目 指して
多 様 な ス テ ークホ ル ダ ー と の
安 心 を お 届けする た めに
か か わり
サイトレ ポ ート
デ ータ 集
環境マネジメント 方針に基づき組織的に推進するために
環境マネジメント体制
当社が事業を行うためには、地球環境から得られる資源や
と環境負荷低減委員会が中心となり、研究開発段階から原
エネルギーが欠かせません。一方、事業活動を通じて廃棄物
料調達、製造、販売、廃棄に至る全ライフサイクルにおいて、
や大気への排出、排水等が必ず発生します。このため、環境
環境評価を実施し、それぞれの現場で適切な取り組みを行っ
関連法規を順守し、地球環境に与える負荷を極小化しながら
ています。
事業活動を行うとともに、製品・サービスを通じて社会全体
の環境負荷を低減する取り組みが重要であると考えています。
■ 環境マネジメント体制図
当社は、レスポンシブル・ケア活動方針に基づきグループ
取締役会
環境排出
全体で環境の保全に取り組み、社会の持続可能な発展に貢
248,936t
CO2:
献することを目指しています。
(スコープ 1:89,827t)
(スコープ 2:159,109t)
社長
レスポンシブル・ケア委員会
環境負荷低減委員会
環境負荷低減、生物多様性保全、土壌・地下水汚染対策
12t NOx
SOx※1:
46t
:
※2
ライフサイクル部会
などを積極的に推進するため、レスポンシブル・ケア委員会
ばいじん:0.2t ※3
OUTPUT
省エネルギー部会
事業所省エネルギー委員会
6,528 千m³
:国内 16 t、海外 12t
排水:
COD※4
環境負荷低減委員会の活動
化学物質排出量:318t
(うち国内事業所化管法対象物質:13t)
環境負荷低減委員会では、2つの部会を設け環境負荷の
OUTPUT
廃棄物:21,010t
する仕組みを国内全事業所に根付かせる活動を行い、原油
3,119t
単純焼却廃棄物
6,515t
再資源化廃棄物
11,377t
ライフサイクル部会では、
研究開発段階より環境負荷を科
を実施しました。海外では、活動手法・事例の横展開推進を
学的、定量的、客観的に評価をする活動を通じ、環境負荷を
継続しています。また、夏季・冬季の政府要請に対応した節
最小化する生産方式を確立するため、
全研究開発部門での
有価物
電活動を行い、目標を超える実績を達成しました。2016年
内訳 : 埋立廃棄物
低減に向けて取り組んでいます。
換算1,440kL(CO2換算2,839t-CO2)のエネルギー削減
12,530t および LCA・
LCA(ライフサイクルアセスメント)の取り組み、
度も省エネ目標を掲げ、事業所単位の削減計画の達成も目
省エネルギーができる研究開発者の育成を継続しています。
指した取り組みを継続します。特に、国内事業所間で省エネ
2016年度は環境対応製品展開の拡大、
ガイ
360,159
t ドライン手法の
事例や技術情報を共有し全社的
確立と横展開、Scope3算出への応用を中心に取り組んで
に省エネ技術のレベルアップを
ゆきます。
図る仕組みづくりや、国内マザー
製品
(重量での算出が難しい製品販売額:24,338 百万円)
省エネルギー部会では、主力工場のプロジェクト活動や各
事業所が系列事業所を技術支援
所の自主推進等により省エネアイデアを継続的に抽出・実現
する省エネ活動に取り組みます。
LCA 教育風景
Topic
尼崎工場と近隣住民の環境コミュニケーション
ズや特性にあった環境活動の計画・実施を図っていきます。
尼崎工場では、工場の周辺環境に関する意見を聞き改善に努め
2015年度は、11月13日に地元自治会(計10団体、15名)の
るため、定期的に近隣住民とのコミュニケーションを図る場を設け
皆さまにご来場いただき、生産ラインや屋上ソーラーシステム等を
ています。
ご覧いただきました。
万一、異音や騒音などの問題があればすぐ対処するとともに、と
もに地域環境にかかわる住民の方々の声を聞くことで、地域のニー
住友ベークライト株式会社 CSR レポート 2016
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