「愛知県災害廃棄物処理計画(案)」に対する意見の概要と県の考え方 意見の概要 東日本大震災以降、地震や火山噴火が頻発し ており、日本列島が地震活動期に入ったよう に感じています。特にこの地域は、依然より 東海地震や南海トラフ地震が言われており、 とても心配です。 今回の取り組みは、防災対策の一歩であると 1 思いますが、単なる計画で終わらないよう に、愛知県と住民に近い市町村が一体となっ て事前の備えをしっかりと進めてください。 県の考え方 災害廃棄物の処理主体は一義的に市町村です が、大規模災害時には市町村による単独の処 理が難しいため、県は、尾張・西三河・東三 河の地域ブロックごとの連携を促進するとと もに、必要に応じて全県域での連携調整を 行っていくこととしています。このため、こ のような連携が円滑に進むよう、市町村や関 係団体を交えた合同訓練等を実施し、事前の 備えを進めていきます。 南海トラフ地震により、最大2,709万ト ン、約10年分のごみが発生するということ だが、県内での対策に留まらず、被害を受け ていない県外との連携が不可欠である。具体 的にどのような取り組みが進んでいるのか。 県外との連携については、県内での対応が難 しい場合に要請を行っていくこととなります が、現在、環境省中部地方環境事務所を中心 として、大規模災害時廃棄物対策中部ブロッ ク協議会が組織され、広域連携計画の策定を 進めているところですので、今後、同計画の 策定・推進等を通じて、広域的な協力体制づ くりを進めていきます。 2 本計画案では、原子力災害を対象としていな いが、愛知県の地域防災計画では、原子力災 害も位置づけられているため、複合災害も想 定し、原子力災害と震災等が同時に発生した 場合の放射能汚染災害廃棄物の発生とその対 3 処について策定すること。策定しない場合 は、その理由を明確にすること。 今回の計画の基となっている環境省の「災害 廃棄物対策指針(平成26年3月)」において、 放射能汚染対策は対象としていませんので、 今後、国の動向を見守っていきます。
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