健康講座 - シミズ病院

医療法人清仁会 シミズ病院グループ 広報紙
2016.11.01
Vol.
発行元:清仁会事務局 〒615-8237 京都市西京区山田中吉見町11-2 TEL.075-394-8821
50
ホームページ http://www.shimizu-hospital.or.jp/
理 事長あいさつ
「第2回シミズ病院グループ地域連携懇話会」
を、西京
医師会の先生方をはじめ前回を上回る多数の医療関係
者のご参加を得て、成功裡に開催することができまし
た。
特別講演では吉川敏一京都府立医科大学学長に、学
生を含め府立医大として取り組んでおられる 地域包
括ケアシステム と、 腸内細菌についての最新の医療研
究 をご紹介いただきました。
医療関係者にとりまして
は、非常に興味深いお話でした。
また、講演の座長を担当
していただきました緒方医院院長の緒方伸好先生、宮地
整形外科院長の宮地芳樹先生にも大変お世話になりま
「第2回
亀岡シミズ病院
した。
紙面上ではございますが、
深く感謝申し上げます。
さて今月は、亀岡シミズ病院主催の「第2回健康講
座」を予定しております。地域の方々の多数のご参加を
重ねてお願いいたします。また先月、洛西シミズ病院の
整形外科に守倉礼医師とリハビリテーション科に関村
研之医師が入職しました。両医師とも専門分野での知
識と豊富な経験の持ち主ですので、今後ともどうぞよ
ろしくお願いいたします。
医療法人清仁会 理事長 清水
健康講座
史記
」を開催します。
多数のご来場をお待ちしています!
「地域に根ざし開かれた病院」を目指
すことを第一目的に昨年スタートさせ
た健康講座ですが、来る11月19日
(土)午後2時から前回と同じく亀岡市
立東部文化センターで「第2回亀岡シ
ミズ病院健康講座」を開催する運びと
なりました。地域住民の健康増進のお
シミズ病院で
「脳血管内治療外来」の診療が、
11月5日(土)
より始まります!
脳動脈瘤や頸動脈狭窄症などの血管病変に対する治療方法
として、従来の開頭術よりも、切らないカテーテル治療を選
択される方が増えています。シミズ病院は府内最多の治療件
数を有しており、脳血管内治療専門医4名で24時間365
日治療にあたっています。専門性の高い治療法であり、患者
さまにわかりやすくご説明し、ご希望にそうような治療を行
うよう心がけています。脳血管の病気でお悩みの方がおられ
ましたら、お気軽にご相談ください。
医療機関:シミズ病院
診療日時:毎週土曜日(9∼12時)
担当医師:山下太郎/担当医
相談窓口:075−381−5161㈹
役に立てるよう、 身近でわかりやすい
講座 をモットーにしております。お
忙しい時期ではありますが、皆さまの
ご参加を会
場にてお待
ちしており
ます。
脳血管内治療例
50歳女性。右内頚動脈眼動脈分岐部瘤(青丸内)を、脳
血管内治療でコイル塞栓術を実施(緑丸内)。眼動脈を温
存し、合併症なく1週間で退院。
<手術前>
<手術後>
シミズの風 Vol.50 シミズの風 Vol.43
「第2回 シミズ病院グループ
地域連携懇話会」に、
200人超の医師・医療関係者が参加しました
地域の医療機関とシミズ病院グループの連携をさらに強化する目的で「第2回シミズ病院グループ
地域連携懇話会」
を、
10月22日
(土)午後3時からホテル京都エミナース(京都市西京区)で開催し、
医師69名を含む224名の医療関係者が参加しました。その要旨をご紹介いたします。
発表
1
脳梗塞に対する
外科的治療法
シミズ病院 脳神経外科部長 佐藤
脳卒中は寝たきりになる原因のうち最
多で、医療費の約1割が脳卒中診療に費
やされています。高血圧対策や生活習慣
の変化により、脳卒中の主役は脳出血から
脳梗塞へと変化しています。
本講演では、脳梗塞の急性期治療とし
て再開通療法(血管内治療および開頭
術)
および外減圧術を、慢性期
(= 予防的)
治療として頭蓋内動脈狭窄症および頸動
脈狭窄症を、実際の症例を交えながら具体
的に解説します。
さらに、脳梗塞に対する治療
(医)
の現状
を文献(K Sato. Int Heart J. 2016, K
Sato. Neurol Med Chir. 2015, など)
を元に紹介します。
抜粋しますと、
①脳卒中が疑われ救急搬送された患者の
2∼4割が、
脳卒中以外が原因。
②脳梗塞の初診・入院患者は、日本では
脳神経外科医が担当することが多い。
③全脳梗塞のうち、外科的治療の対象とな
シミズの風 Vol.50
るのは約2% に過ぎない。
④脳神経外科医のワーク/ライフバラン
スは、
他科の医師より群を抜いて悪い。
⑤日本の脳卒中センターで働く医師の、
41% が燃え尽き症候群で、勤務時間
が長いほど燃え尽き、睡眠時間・休日・
給料・経験年数が多いほど燃え尽き
ない。
また、重度の燃え尽き症候群の
医師は、離婚率も2.
7倍高い。
⑥日本の病院において、rt-PA 静注療法
ができなくなった理由として、脳卒中診
療専医師数が3名未満・脳卒中診療
チームが整備されていない・脳神経外
科的治療が不可能、という因子が関係
していた。
⑦京都府西部・北部は、急性期脳卒中患
者受け入れ可能施設が、北海道並みに
少ない。
以上から、包括的脳卒中センターへの脳
卒中医の集約化が重要と考えます。
シミズ
病院には、大病院・大学病院にも劣らない
専門医が量・質ともそろっている上、大病
院では不可能な MRI /手術室が24時間
使用可能などフットワークも軽いです。
また、手術件数の多い病院でよく見かけ
る over indication(やりすぎ)
も、シミズ
病院では見受けられません。
これは毎朝の
脳卒中カンファレンスで、院内外の多職種
(脳外科医・神経内科医・看護師・リハビリ・
公俊 医師
放射線技
座 長
師・ケース
ワ ーカー・
医事課な
ど)が 議 論
を行った上
で方針を決
定していく
ためと考え
緒方医院 院長
ます。
緒方 伸好 先生
し か し、
シミズ病院
だけで脳卒中治療が完結できるわけでは
ありません。High volume center であ
るが故に、特に内科的管理を中心とした二
次予防(再発予防)においては、脳神経外
科医だけでは限界が生じます。
この点にお
いては、地域での病診/病病 連携が必須
と考えます。
本講演のまとめとして、
①脳卒中治療全体の成績を向上させるに
は、脳卒中医の集約化と、地域連携の充
実が重要。
②病診/病病 連携のご協力をお願いい
たします。
③脳神経外科医は情熱をもって、
(燃え尽
きるまで)知識・技術の習得に励むべ
きと考える。
④脳卒中を疑ったら、
まずはシミズ病院へ。
清水史記理事長のあいさつ
おかげさまで本年4月に洛西シミズ病院
に100床の回復期リハビリテーション病棟
を開設することができました。それにより
シミズ病院グループでは、超急性期、急性
期、回復期、慢性期とスムーズな医療を
地域の皆さまに提供することが可能になり
ました。今後、グループ一丸となってさら
発表
2
に地域医療に貢献できるよう取り組んでま
いりますので、温かいご支援を引き続きよ
ろしくお願いいたします。
さて本日は、3つの講演を企画いたしま
した。短い時間ではありますが、少しでも
皆さまのお役に立てればと切に願っており
ます。
アメリカの脳卒中リハビリガイドラインから見えた、
世界のスタンダードリハビリ
∼しなければならないリハ、試行してみてもよいリハとは∼
洛西シミズ病院 リハビリテーション科 副院長 齋藤
急性期で入院後1週間ほど経過しますと、
歩けないからリハビリ病院への転院はどうか
と進められます。
しかし、どのリハビリ病院が
良いのか、その方針や特徴などを知っている
人はほとんどなく、最終的に自宅の近いところ
を選択するケースが現在は一般的です。
そこ
で本日は、どんなリハビリが良いのか、また行
うべきかを、エビデンスに基づいてある程度
明らかにしたいと考えます。
そのほうが、患者
さまにとっても、リハビリスタッフにとっても有
益ではないかと考えるからです。
今年6月にアメリカ心臓協会脳卒中部門が
医療従事者向けにまとめた『Guidelines for
Adult Stroke Rehabilitation and
Recovery』
には、リハビリの内容を推奨度と
エビデンスレベルに分けて掲載しています
(右下表)
。
推奨度では、クラスⅠが絶対やらな
ければならないリハビリ、クラスⅡaはリハビリ
したほうが効能が大きいもの、クラスⅡbは
行ってもいいが少しだけ効能よりリスクが上
回るリハビリ、クラスⅢは行うと害になるもの。
エビデンスレベルは、
Aが医学的に有効と判
断できるもの、
Bは有効性が限定的、
Cは有効
性が極めて限定的と判断されるもの。
ところで、われわれは日常生活動作をどれ
だけ上げるかを目標にしています。
いわゆるF
I
Mです。
ADL評価法の中で最も信頼性と妥当
性があると言われており、運動と認知に関し
ての全18項目を介助量に応じて7段階で評
価します。
そこで、嚥下、排尿、歩行、機能改善
等をいつ行うか病気別に分け、さらにアメリカ
のガイドラインによる評価と合わせた表を作
成し、
リハビリ治療の内容を決定しています。
たとえば嚥下ですが、早期評価は急性期で
必ず行うことや、
STや訓練された医療者によ
るスクリーニング、
VE
(嚥下内視鏡検査)やV
F
(嚥下造影検査)などの嚥下検査も、
SCUか
ら出られないのであればVEをベッドサイドで
やらなければいけないことがエビデンスに基
づき理解できます。
その結果、嚥下が困難な
患者には、7日以内に経管栄養を始めなけれ
ばなりません。
ただ経管栄養は2∼3週間が限
度なので、回復期に転院した時に経管栄養の
チューブが入っていますが、これを抜く寸前に
もう一度評価をして胃瘻にするかどうかの判
断を行わなければいけません。
リハビリ治療
する患者には、安全なものを食べさせていく
ことが必要なのが理解できます。
また排尿では、急性期で発症前の状況を聴
取し、尿意が感じられないくらいの認知症かど
うかをチェックし、膀胱スキャン等で残尿を
きっちり測定した上で治療を行います。
機能
改善では評価するよう言われる反面、エビデ
ンスレベルがC判定であることがわかります。
治療としては、重度過緊張の筋へのボツリヌ
ス療法は急性期で行う必要があ
り効果が高い。
一方、ポジショニ
ングやサポーティブ装具、スリン
グはエビデンスが確認されてい
ません。
痙縮に対しては、機能改
善のための上肢筋や歩行を障害
する下肢痙縮筋へのボツリヌス
治療を急性期で行う必要があり
ます。
歩行訓練は絶対やらねばなり
ませんが、一歩を踏み出せない
場合にはトレッドミルを活用し、
淳
天井から吊
座 長
下げて転倒
を予防しな
がら徐々に
歩く訓練を
行 い ま す。
歩けない人
は、吊 下 げ
てトレッドミ
宮地整形外科 院長
ルを使いな
宮地 芳樹 先生
がらロボット
を使います。
関節下肢がアシストされ、自分の視覚的な画
像も見ながらフィードバックがききます。
ADL
訓練はどの施設でも行っていると思います
が、
C
I療法は、動く方の手を固定して使えない
方の手をどんどん使うリハビリ。
これまで維持
期で行われていましたが、兵庫医科大学の道
免主任教授が、患者の症状が落ち着いたら回
復期でも行っていいと推奨しています。
洛西シミズ病院では歩くスペースは十分あ
り、床に植え込み式のトレッドミルで心理的に
高いという不安なしに訓練もできます。
このよ
うなエビデンスに基づいたリハビリを行って
いる施設を選択するのが、早期社会復帰への
近道とわれわれは確信しています。
シミズの風 Vol.50 Special
Lecture
特別
講演
超高齢化社会に向けた
地 域 包 括 ケ アシス テ ム
京都府立医科大学 学長 吉川
地域連携は、これからの社会で非常
に重要になっていきます。大学では在
宅ケアのシステム学のカリキュラムを作
成し、医師や看護師、栄養士、歯科医
ほかの協力のもと、在宅ケアマニュアル
を完成させようと計画し数年が経過しま
した。つい最近もWHOが、高齢化社会、
特に認知症、在宅ケアをどうするかを世
界的な問題として取り上げています。日
本には、超高齢化社会の先進国として
の役割が期待されています。
ヨーロッパでは一足先に高齢化社会
が到来していたので、我々よりも先んじ
ていろいろな施 策がなされています。
夜の徘徊は、夜の散歩とみなし、町全
体でケアする方法を考えています。夜、
認知症のAさんが歩いていると、一般の
外出者や深夜労働者、あるいは早朝散
歩者らがケアセンターに連絡(通報)し、
帰り道が分からない様子を見せたAさん
に誰かが手を差し伸べるというシステム
を英国では構築しつつあります。日本は
後進国ながら、ようやく車いす用の駐車
スペースができたり、高齢者や車いす
利用者を優先するといった風潮になって
きました。電車も工夫されています。
大学教育も、国際的なニーズを無視で
きなくなってきました。
認知症になると味
敏一 先生
覚や嗅覚が
座 長
鈍くなって
くる の で、
認知症予
備軍の方に
匂いを仕込
んだペンダ
ントを配布
し、嗅覚を
亀岡シミズ病院 院長
絶えず刺激
竹中 溫
し認知症を
予防すると
いう取り組みを行っています。
高齢者を弱
者と見ないで、地域の人々が協力しよう
* 懇親会 *
懇親会開会にあたり、西京医師会の
塚本忠司会長が「地域包括ケアは、自
助と互助を全面に押し立てており、こ
れからは 地域力 が試される時代に
なります。洛西地域は、ニュータウン
の関係で一気に高齢化が進んでおり、
数年後には市内一高齢者の多い地域に
シミズの風 Vol.50
なる心配があります。清水勉先生が60
年前に開院されて以来、急性期から回
復期、地域包括ケア病棟と整え発展し
てこられたシミズ病院グループが、こ
れからも地域医療の一翼を担われるよ
う祈 念 いたします」とあいさつされ、
乾杯のご発声をいただきました。
▲西京医師会の塚本忠司会長
という意思を育てていく必要がありま
す。大学では、学生が家を訪問して地域
医療を経験する必須カリキュラムも組み
ました。
ところで、認知症患者の増加が予測
されています。2015年の345万人が
10年後には470万人になると推計さ
れ て います。75歳 以 上 の 高 齢 者 は、
2015年1612万人ですが、40年後
には2401万人になると推計されてい
ます。今までは65歳以上1人に対して
若手9人が支えていた「胴上げ型」社
会でしたが、2050年になると1人の
高齢者を1人の若者が支える「肩車型」
という厳しい社会が訪れると予測され
ています。高齢者を支える経済的基盤
も弱体化します。介護費用は年々右肩
上がりで、2011年に8兆円、11年間
で2.3倍に増加。この状況をどう抑制
しケアするのかが、大きな課題です。
◇◆◇
さて、介護についてですが、介護さ
れる本人の希望は、家族に依存せずに
生活できるような介護サービスがあれ
ば、約半数が「自宅で介護を受けたい」
と考えています。病院の特等病室が自
宅にあると考えており、医療従事者とし
て、そうした願いがかなえられないか熟
考しています。介護する家族の希望は、
「自宅で家族の介護と外部の介護を組み
合わせて受けさせたい」が約半数を占
めています。そこで生まれたのが「地
域包括ケアシステム」です。ポイントは、
住まい・医療・介護・予防(特に認知症)
・
生活支援が一体的に住み慣れた地域で
受けられるシステムです。
今後の問題として、介護の受け皿の
充実化が喫緊の課題です。病床再編を
行い、高度急性期・急性期・回復期病
床を増やしメインにしていく。在宅医療・
介護にシフトし、訪問診療を増やしてい
く必要があります。そこで昨今、歯科の
地域包括ケアへの参画が重要で、口腔
内ケアが大切であることが分かってきま
した。今までは歯が悪い・痛いとかで
しか歯科にかかっていませんでした
が、超高齢化社会を迎えるにあたり、
口腔内ケアが慢性疾患の原因や治療
に重要だとわかってきました。歯科医
の訪問診療を増やす必要があるので
す。大学病院でも、急性期でなけれ
ば歯科の治療を行ってから手術するよ
うになってきています。在院日数の短
縮化と術後の合併症の削減を目的に
行っていますが、良い結果を得られて
います。
さらに薬局の地域包括ケアへの参
画も重要視されています。現在、カ
ルテを持っている薬局と単に薬を販売
している薬局がありますが、訪問薬剤
指導を行う薬局数を増やさねばなりま
せん。薬局では、今までの病歴から
薬歴、服用しているサプリメントまで
記入されているカルテもあり、医者の
カルテよりも役立つと考えられます。
そして、毎日医師が往診に行けないと
しても、薬剤師、歯科医、看護師を
はじめケアを行う職種が交替で週5回
在宅訪問して、そのデータをインター
ネットで共有できれば、病院にいるの
と同じような看護・介護・医療が受け
られるのです。ですから、ケアステー
ションを中心に医療従事者が集まる必
要があります。
脂肪細胞からサイトカインが出てくる
ことが最近分かりました。サイトカイ
ンは血液を凝固させたり、インスリン
の感受性を失くしたりする作用があり
ます。肥満の人が糖尿病になるのは、
脂肪細胞から出てくるサイトカインが
インスリンの働きを弱め糖を下げられ
ない身体にして、血中の糖を増やす
からです。その結果、がんや動脈硬
化を引き起こすことが考えられます。
さらに最新の研究では、腸内細菌
も関わっているのではないかというこ
とが分かってきました。腸内には、お
よそ100兆個の腸内細菌がおり、そ
れを腸内フローラと呼んでいます。5
年前から遺伝子測定・検査すること
ができるようになりました。どうも5歳
までに感染した菌が住み着いているよ
うです。健康な人の便をマウスに食べ
させると、いい菌が増えて炎症を抑制
することも分かってきました。2015
年の論文で、肥満者の糞便移植を受
けた人が急速に肥満になるという「デ
ブ菌」が発見され、話題になっていま
す。リウマチ患者の便をマウスに食べ
させると、リウマチ症状が現れました。
ということは、リウマチの原因が、腸
内細菌ではないかということになりま
す。健康な人の便を食べると、健康
◇◆◇
になる時代が到来する可能性が高まっ
最後に、予防医学についてふれた
ています。今後も予防医学を勉強し
いと思います。キーワードは、
「肥満」 ていただいて、地域包括ケアに大い
と「腸内細菌」です。肥満に繋がる に活かしていただきたいと考えます。
シミズの風 Vol.50 新任・就任のご紹介
洛西シミズ病院 整形外科
洛西シミズ病院 リハビリテーション科
もり くら れい
守倉 礼
せき むら けん し
関村 研之
医師
このたび10月17日より、洛西シミ
ズ病院でお世話になることになりまし
た。今までは、呼吸器科医として経験
を積んでまいりました。今後は、リハビ
リテーション科の医師として病院に、
さらには地域の皆さまに貢献できるよ
う努めてまいります。
ご指導のほど、
よろしくお願い申し上げます。
10月からお 世 話 になります。大
阪医科大学附属病院で整形疾患を
1年 間 勉 強してきました。この経 験
をいかし 何ごとにもこだわりを持
つ をモットーに頑張っていきたい
と思 います。これからよろしくお 願
いします。
●平成25年卒
●専門分野:整形外科
●担当外来:洛西シミズ病院(金曜・土曜)
●平成12年卒
●専門分野:リハビリテーション科
●認定・専門等:日本内科学会認定内科医
●担当:洛西シミズ病院回復期リハビリテーションセンター
シミズ病院 脳神経外科部長
シミズ病院 脳神経外科部長•血管内治療室主任
さ とう きみ とし
佐藤 公俊
やま した ●平成12年卒
●専門分野:脳神経外科一般
●認定・専門等:日本脳神経外科学会専門医・指導医、
日本脳神経血管内治療学会専門医、
日本脳卒中の外科学会
技術指導医、
日本脳卒中学会専門医、医学博士
●担当外来:シミズ病院(金曜)
●平成14年卒
●専門分野:脳虚血、脳血管内治療
●認定・専門等:日本脳神経外科学会専門医・指導医、
日本
脳血管内治療学会専門医、
日本脳卒中学会専門医、
医学博士
●担当外来:シミズ病院(火曜・木曜)
亀岡夢コスモス園に、
創作かかし出展!
まつ い かおる
このたび、婦人科医長を拝命い
たしました。約2年 前より当 院に勤
務しておりますが、最近は小学生か
らご高齢の方まで、また母娘ともに
受 診されるケ ースも増 加して おり
ます。今後もあらゆる年代の女性の
ヘ ルスケアのために努 力してまい
りますので、よろしくお願いいたし
ます。
●平成8年卒
●専門分野:皮膚科
●認定・専門等:日本産科婦人科学会専門医
●担当外来:洛西ニュータウン病院(月曜・水曜・金曜)
シミズの風 Vol.50
医師
当院へ赴任して3年が経ちますが、
年々手術件数は増加しており、特に脳
血管内治療の占める割合が多くなって
きています。
当院のもっとも重要な治
療疾患である脳梗塞については、より
迅速に動けるチームができ、血栓回収
療法の技術的な革新も重なり、治療成績は非常によくなっていま
す。
今後はさらに地域に密着し、救急隊との連携強化と病気再発防
止のための開業医の先生方とともに患者さまへ関わっていくこと
が重要であると考えております。
よろしくお願い申し上げます。
洛西ニュータウン病院 婦人科医長
医師
た ろう
山下 太郎
医師
このたび、脳神経外科部長を拝命
しました。責 任の重 大さを痛 感して
いる次第です。赴任してまだ半年の
私 のような若 輩 者が任 命された背
景に、
「院内の調整役」
としての働き
を期待されていると理解し、シミズ
の発 展のために力を尽くす 所 存で
す。どうか皆さまのお力 添えをよろ
しくお願い申し上げます。
松井 薫
医師
9月17日から11月3日まで開催
された京都丹波・亀岡「夢コスモス
園」。約4.
6haの会場に約800万本
のコスモスが咲き乱れました。
その中で「創作かかしコンテスト」が実施され、シミズふないの
里3階療養棟美術サークル部と小規模多機能型居宅介護篠まご
ころホーム、グループホームかたらいの家から、それぞれ思いの
こもった作品を出展しました。
出展作品
(左より)
①ふないの里
②かたらいの家③篠ま
ごころホーム