パブリックコメント用資料 荒川区指定地域密着型サービスの事業の 人員、設備及び運営に関する基準条例 荒川区指定地域密着型介護予防サービス の事業の人員、設備及び運営並びに指定 地域密着型介護予防サービスに係る介護 予防のための効果的な支援の方法に関す る基準条例 改正案 パブリックコメント受付期間 平成 28 年 10 月 31 日(月)∼平成 28 年 11 月 18 日(金) 1 パブリックコメントに当たって 区民の皆様に介護保険サービスを提供する介護事業所は、人員・設備・運営等に関する 基準に従って、サービスを提供しています。このうち地域密着型サービス事業を行う介護 事業所の基準は、介護保険法の規定により、区の条例で基準を定めることとなっておりま す。 この度、介護保険法改正により、平成28年4月から地域密着型サービスに地域密着型 通所介護というサービス類型が追加されました。このため、区の条例にも地域密着型通所 介護の基準を設ける必要がございます。 基準を定めるに当たって、条例改正案の骨子を作成しましたので、荒川区パブリック・ コメント手続要綱に基づき御意見を募集します。 条例の骨子は、介護保険課(区役所2階)又は情報提供コーナー(区役所2階)で御覧 いただけるほか、荒川区ホームページからも御覧になれます。 皆様からの御意見をお待ちしております。 ▽応募できる方 区内在住・在勤・在学の方 区内に事務所・事業所を有する個人及び団体 本条例により影響を受ける個人及び団体 ▽意見の提出方法 郵送、ファクス、電子メール又は持参により御応募ください。 *住所・氏名(ふりがな)又は団体名・電話番号・御意見を御記入ください。 ▽意見の提出期限 平成28年11月18日(金)必着 ▽意見の提出・問合せ先 荒川区福祉部介護保険課事業者支援係 〒116-8501 荒川区荒川 2-2-3 電話:03-3802-3111 内線 2436 FAX:03-3803-1504 電子メール:[email protected] 御意見を募集する条例 ▽ 荒川区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準条例 ▽ 荒川区指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営、指定地域密着型 介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法等の基準に関する条例 2 条例の根拠・基準となる法令 (1)介護保険法(平成9年法律第123号) (2)指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成18年厚 生労働省令第34号) (3)指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着 型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平 成18年厚生労働省令第36号) 基準の類型 本条例で定める基準は、国の厚生労働省令を基本に定める必要があります。厚生労働省 令と条例の関係は、下記3類型に分けられますので、区ではこの類型に従って規定します。 (1)「従うべき基準」(厚生労働省令で定める基準に従い定めるもの) 条例の内容を直接的に拘束する、必ず適合しなければならない基準であり、異なる内 容を定めることは許されないもの 【地域密着型通所介護における従うべき基準】 ○人員に関する基準(従業者の員数・管理者) ○内容及び手続の説明及び同意・提供拒否の禁止・秘密保持等・事故発生時の対応 ○療養通所介護事業所における設備及び備品(一部) (2)「標準」(厚生労働省令で定める基準を標準として定めるもの) 現行の厚生労働省令の「標準」を通常よるべき基準としつつ、合理的な理由がある範 囲内で異なる内容を定めることが許容されるもの 【地域密着型通所介護における標準の基準】 ○療養通所介護の利用定員 (3)「参酌すべき基準」(厚生労働省令で定める基準を参酌するもの) 地方自治体が十分に参酌した結果としてであれば、地域の実情に応じて、現行の厚 生労働省令と異なる内容を定めることが許容されるもの 【地域密着型通所介護における参酌すべき基準】 ○上記(1)、(2)以外の事項 3 条例改正の内容 (1)指定地域密着型サービスに従事する従業者の員数に係る基準 (介護保険法第78条の4第1項関係) (2)指定地域密着型サービスの事業の設備及び運営に関する基準 (介護保険法第78条の4第2項関係) 今回の条例改正は、主に地域密着型通所介護事業所の基準を新しく定めるための改正で すが、地域密着型通所介護の他、(介護予防)認知症対応型通所介護・(介護予防)小規模 多機能型居宅介護・(介護予防)認知症対応型共同生活介護・地域密着型特定施設・地域密 着型介護老人福祉施設・看護小規模多機能型居宅介護の事業に対し、以下の区独自の規制 を設けます。 【新たに規定する区の独自基準】 国の基準 区の基準 理由 なし ・利用者に対し、主に次に掲げることを行ってはならない。 (1)射幸心をそそるおそれのある遊技(以下「対象遊技」という。)を 主として行わせること。 (2)対象遊技に依存するおそれを生じさせる疑似通貨を使用させるこ と。 ・名称、事業所の内装若しくは外装等を賭博又は風俗営業をしていると思 わせるものにしてはならない。 ・利用者に介護保険サービスの大半を、射幸心をそそり、依存性が強く なるような遊技設備を用いた内容として提供した場合、利用者の射幸心 をいたずらに煽り、ギャンブル依存に陥らせる等の影響を与えかねませ ん。 ・また、そうしたサービスは、日常生活を営むうえでの機能訓練等とし ての効果は限定されたものとなります。 ・さらに、主に税及び保険料の公費において運営する介護保険のサービ スとしては、介護保険法の趣旨・目的にそぐわず、区民の理解も得られ ないものであるため、規制を新設します。 上記独自基準以外の地域密着型通所介護に関する基準は厚生労働省令と同一の基準とい たします。 4
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