京染・精練染色研究会 研究例会の開催について 京染・精練染色研究会では,第4回研究例会を下記のとおり開催する運びとなりました。ご多用 とは存じますが万障お繰り合わせのうえ,是非ともご参加いただきますようご案内申し上げます。 テーマ 『染色化学から見た万葉集』 ~機能性色素の概要とテキスタイルへの展開~ 記 日 時 平成28年11月2日(水)午後6時~7時30分まで 場 所 地方独立行政法人京都市産業技術研究所 2F 多目的ホール 京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟(五条七本松西入南側) (TEL(075)326-6100,FAX(075)326-6135) 会 費 京染・精練染色研究会会員: 会員外 : 無料 3,000円 *当日受付も可能ですが,スムーズに受付を実施するために事前登録にご協力ください。 企業名または所属組合名,参加者名をFAXにてお知らせください。 (担当:色染化学チーム 津村 TEL(075)326-6100 FAX(075)326-6135) テーマ 『染色化学から見た万葉集』 ~機能性色素の概要とテキスタイルへの展開~ 講 師 山田化学工業株式会社 開発部色材課 課長 古賀達也 氏 天然色素を金属媒染し,堅牢度を向上させる技術は古代から知られており,それは今日にお いても羊毛染色の主流である。この有機色素を金属錯体化して耐光堅牢度を向上させるという 技術は,機能性色素に応用され,プラズマテレビでは特定波長吸収剤が画質向上のキーテクノ ロジーとなった。液晶テレビにも機能性色素が用いられ,次世代の有機 EL や量子ドットテレ ビにおいても機能性色素の使用は不可避とみられている。 近年注目されている近赤外線吸収色素も進化を続けており,可視光を阻害することなく近赤 外線を吸収する透明ガラスの開発も進められている。山田化学ではテキスタイル用途にも近赤 外線吸収染料を開発上市しており,赤外線透撮防止水着やウォームビズ用ウェアに使用されて いる。
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