10月 - 東京食肉市場

交雑去勢
1950
1850
1750
1650
1550
1450
1350
1250
大動物事業部
平成28年度全国肉用牛枝肉共励会
B4
B3
B2
1
日
2
日
3
日
4
日
5
日
8
日
9
日
10月28日(金)開催
平成28年度全国肉用牛枝肉共励会が、来る10月25日から
10月28日にわたり開催されます。当共励会は、肉用牛肥育技
術の確立と枝肉の肉質向上ならびに経済性の増進に資するため、
東京食肉市場に出荷実績を持つ全国各地の出荷者によって肥育さ
れた牛が、農林水産大臣賞、東京都知事賞を始めとした数々の栄
誉を競います。出品頭数は今年度より500頭の上場頭数にて開
催され、和牛去勢が270頭、乳牛去勢及び交雑牛去勢が70頭、
和牛牝が160頭を予定しています。出品者、買受人の皆様及び
関係各位の御来場をお待ちしています。
行事日程
10 月 25 日(火) 午前 10 時 00 分より出品牛測定(和牛牝)
10 月 26 日(水)午前 8 時 30 分よりと畜解体(和牛牝)
午前 10 時 00 分より出品牛測定
(乳牛去勢及び交雑牛去勢・和牛去勢)
10 月 27 日(木)午前 8 時 30 分よりと畜解体
(乳牛去勢及び交雑牛去勢・和牛去勢)
10 月 28 日(金)午前 6 時 30 分より枝肉審査
午前 8 時 45 分よりせり販売
午後 2 時 00 分より褒賞授与式
褒賞授与式会場
東京都中央卸売市場食肉市場
食肉市場センタービル 9 階東京都会議室
小動物事業部
日別相場表(9 月)
1
0
日
1
2
日
和牛去勢月平均
A5 2,835 円
A4 2,567 円
A3 2,390 円
A2 2,151 円
交雑去勢月平均
B4 1,837 円
B3 1,696 円
B2 1,507 円
乳牛去勢月平均
B3 1,204 円
B2 1,076 円
1
3
日
1
8
日
1
9
日
2
2
日
2
3
日
前年同月比
111.5%
109.1%
107.1%
103.2%
前年同月比
104.7%
103.7%
98.1%
前年同月比
―
109.2%
2
4
日
2
5
日
2
6
日
2
9
日
3
0
日
3
1
日
前月比
101.3%
100.8%
100.5%
98.5%
前月比
98.9%
99.2%
101.8%
前月比
―
110.5%
9 月の牛枝肉相場は、牛肉需要低迷の中、今月は全
国的に天候にも恵まれず和牛、交雑牛とも相場は前月
のもちあいの相場動向となった。和牛は依然、全国出
荷頭数減少傾向ではあるが枝肉仕上がりの良しあし
で、同等級間での価格差が生じている状況が続いてい
る。
和牛去勢
している。
東京食肉市場の 10 月のと畜頭数は 7,400 頭を予定
している。
<10 月の牛枝肉相場見通し>
10 月の牛枝肉相場は、末端需要低迷の長期化で今月
も供給が少ない中、需要の回復がみられなければもち
あいで推移か。ただ、年末に向けた荷動きも出始める
為いくらか相場が上向く可能性はあるが、大きな上げ
は考えにくいと予測される。
和牛去勢
価格予測
交雑去勢
価格予測
A5
2,750~2,850
B4
1,800~1,900
A4
2,550~2,650
B3
1,650~1,750
A3
2,400~2,500
B2
1,450~1,550
A2
2,150~2,250
3000
2900
2800
2700
2600
2500
2400
2300
2200
2100
2000
1900
1800
B3
1,100~1,200
B2
950~1,050
<10 月の牛肉輸入量予測>
農畜産業振興機構による 10 月の輸入牛肉通関量予
測は、前年同月比 3.9%増の 4 万 3,200t と予測。内訳
はチルドが 0.4%減の 1 万 8,900t、
フローズンは 8.2%
増の 2 万 4,300t で、豪州産が減少する半面、米国産
は生産量の回復に伴い増加が見込まれるとしている。
前年同月
前年同月比
豪州
9,920
10,374
95.6%
米国
8,884
5,757
154.3%
787
599
131.3%
合計
19,591
16,730
117.1%
A4
豪州
11,515
9,984
115.3%
A3
米国
5,853
6,809
86.0%
A5
輸入牛肉通関量
チルド
フローズン
A2
1
日
2
日
3
日
4
日
5
日
8
日
9
日
1
0
日
1
2
日
1
3
日
1
8
日
1
9
日
2
2
日
2
3
日
2
4
日
2
5
日
2
6
日
2
9
日
3
0
日
3
1
日
<9 月の豚取引の推移>
上旬
1日
2日
5日
6日
7日
8日
全国と畜頭数
58,200
54,900
60,000
61,900
60,400
61,900
上物価格
517
525
563
632
607
557
中物価格
506
514
560
610
582
534
上場頭数
623
707
645
699
637
898
単位:t
その他
中旬
全国と畜頭数
上物価格
中物価格
上場頭数
9日
12 日
13 日
14 日
15 日
16 日
61,100
63,800
64,800
61,600
67,000
65,900
550
535
551
546
546
532
527
519
532
534
523
508
779
867
958
635
756
942
中旬の全国と畜頭数は 1 日あたり 6 万 4,000 頭と前年を
上回ったが、当市場は平均 820 頭と下回った。
上旬に続き肩ロース・ヒレ・スソ物の荷動きは堅調であ
った。輸入物のバラ、特にデンマーク産の品薄感が顕著で
あったこともあり、国産バラの相場が徐々に上昇してきた。
当市場の相場は上物価格 532~550 円、中物価格 508~534
円と上中格差が少なく、非常に安定した状況であった。
下旬
8月
日別相場表(9 月)
食肉流通統計によると、8 月の全国と畜頭数は 132 万
7,106 頭(前年同月比 110.5%)となり前年より増加した。
また、8 月分の豚肉通関実績は、総量で 7 万 3,936t (前
年同月比 114.6%)と前年より上回った。うちチルドが 2 万
9,834(
t 同 112.8%)
で内訳は、
米国が 1 万 762(
t 同 112.5%)
、
カナダは 1 万 1,176(
t 同 111.3%)
に増加。
メキシコが 1,034t
(同 138.8%)と増加。
フローズンは 4 万 4,102(
t 同 115.8%)
と前年を上回り、デンマークが 1 万 1,170 t(同 112.6%)、
メキシコが 5,133(
t 同 120.3%)
米国が 6,731(
t 同 184.8%)
、
カナダが 3,051t(同 102.1%)と増加した。
上旬の全国と畜頭数は 1 日あたり 5 万 9,500 頭と前年並
みの頭数であった。当市場においては平均 700 頭と前年を
大きく下回る上場頭数であった。
8 月から引き続き肩ロースの荷動きは堅調。ヒレも同様で
<10 月の全国出荷頭数予測>
農畜産業振興機構によると、10 月の出荷予測頭数は、 あった。スソ物については学校給食が始まったこともあり、
前年比 4%減の 9 万 1,500 頭と予測している。品種別
特にモモの荷動きが良化してきた。荷余り感が強かったバ
にみると和牛は 7.6%減の 3 万 7,800 頭、交雑種は
ラは若干良化。当市場においては、上物価格 517 円から 632
6.4%増の 2 万頭、乳用種は 5.4%減の 3 万 2,200 頭と
円まで急騰する場面もあった。
乳牛去勢
<9 月の相場動向>
<10 月の豚枝肉相場見通し>
その他
1,745
2,182
79.9%
合計
19,113
18,975
100.7%
出典:食肉速報
20 日
21 日
23 日
26 日
27 日
28 日
29 日
30 日
全国と畜頭数
74,100
74,400
76,500
65,500
68,300
65,000
66,800
66,600
上物価格
559
534
482
445
449
439
442
448
中物価格
530
504
464
426
432
425
429
432
上場頭数
769
1,247
1,050
1,093
995
747
823
744
下旬の全国と畜頭数は、平均 6 万 9,700 頭と前年を上回
った。当市場の上場頭数は平均 930 頭と前年を下回った。
連休中は営業日数が少なかったこともあり、全国頭数は 7
万頭半ばまで一気に増加。連休明け後も 6 万頭半ばと徐々
に増加傾向となった。
今年のシルバーウィークは通常の飛び石連休扱いが一般
的であったようだ。加えて台風が複数発生するなど消費需
要は振るわなかった。
当市場の相場は上物価格 559 円から 440 円付近まで急降
下する展開となった。
農水省による 10 月の全国と畜頭数は、144 万 8,000 頭(前
年同月比 100.0%)と予測しており、一日当たりの頭数は約
7 万 2,400 頭である。当市場の 10 月の集荷予定頭数は 1 万
9,000 頭となっており、一日当たりでは約 850 頭の見込みで
ある。
また、農畜産業振興機構による 10 月分の豚肉輸入見込数
量は、総量で 7 万 200t(前年同月比 92.6%)の予測となっ
ている。内訳はチルドが 2 万 8,400t(同 89.9%)、フロー
ズンは 4 万 1,800t(同 94.5%)の予測である。
また 7 月における豚肉推定在庫量は、国産品が 1 万 8,705
t(前年同月比 110.0%)、輸入品は 15 万 3,531t(同 92.4%)
となり合計 17 万 2,236t (同 94.0%)となった。推定出回り
量は 14 万 1,877t (前年比 95.0%)で前年を下回った。うち
国産品は 7 万 141t(同 100.6%)輸入品は 7 万 1,736t (同
90.1%)であった。国内生産量は 6 万 7,725t(同 94.7%)
と引き続き前年を下回った。
10 月は年間を通じて最も過ごしやすい時期であり、イ
ベント・行事など多数開催されることが想定できるため、
必然的に消費需要が高まっていくことが期待できる。養
豚にとっても生体の発育に良い気候となり全国頭数も
徐々に増加へと向かうであろう。
輸入物において荷動きが堅調であるなか、8・9 月の通
関実績は各国軒並み増加傾向となっており、量販店にと
って国産物と輸入物のシフトがしやすい状態が整いつつ
あるといえる。
代替品としての鶏肉は国内産の生産量増加が続いてい
る状態で、輸入物についても在庫量は潤沢であり価格も
安定している。更なる円高が進めば輸入量が増加する可
能性は否めない。
したがって初夏頃にあった急激な相場変動が起きるこ
とは考えづらく、当市場の上物平均価格は 495 円。中物
平均価格 470 円と予想する。
豚
日別相場表(9 月)
550
500
上
中
並
450
400
等外
350
300
1 2 3 4 5 8 9
日 日 日 日 日 日 日
1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 3 3
0 2 3 8 9 2 3 4 5 6 9 0 1
日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日 日
出荷者の皆様へ
PEDをはじめとする様々な病気を予防するため、東京食肉市
場では防疫体制を強化しております。来場の際における生体車の
消毒など、衛生担保のため、引き続き皆様のご協力をよろしくお
願いいたします。