式年造替と御神宝―神に捧げる究極の宝

「式年造替と御神宝―神に捧げる究極の宝―」
奈良 ・ 春日大社では 2015 年から 2016 年にかけて、 第六十次式年
造替が行われます。 この式年造替を記念し、 式年造替の意義と歴史、
また春日大社が所蔵する数々の御神宝を紹介するシンポジウムを開催
します。
春日大社には、 352 点の国宝と、 971 点の重要文化財が伝えられ
ています。 その多くを占める宝物は、 平安から鎌倉にかけての美術工
芸品で、 春日大社が、 「平安の正倉院」 とも呼ばれる所以にもなって
います。 こうした御神宝の中には、 刀剣や甲冑も多く含まれています。
平安時代に朝廷の上級官人が用いた兵仗に由来する形の国宝 「金地
螺鈿毛抜形太刀 ( きんじらでんけぬきがたたち )」 は柄や鍔、 鞘に使
われた飾り金具が金無垢で作られた豪華 ・ 精巧な名品です。 鎌倉時
春日大社中門
撮影 : 桑原英文 代には武将にも厚く信仰され、 源義経が奉納したと伝わる国宝 「赤糸
威大鎧 ( あかいとおどしおおよろい ) (竹虎雀飾)」 なども伝えられています。
来年 1 月 17 日から東京国立博物館で開催される特別展 「春日大社 千年の至宝」 に先立ち、 春日大社を語る
上で欠かすことのできない 「式年造替」 と 「御神宝」 をテーマに、 その歴史的 ・ 文化的意義を考察します。
国宝 金地螺鈿毛抜形太刀
開催日時 : 2016 年 12 月 4 日 (日) 13 時開演 (12 時 30 分開場) ※16 時終了予定
会 場 : よみうり大手町ホール (千代田区大手町 1-7-1)
参 加 費 : 無料 (定員 500 名)
【第一部】 講演 「式年造替 (仮題)」
出演者 : 花山院弘匡 春日大社宮司
特別セッション 「仮殿 ・ 本殿遷座祭」
※映像紹介
花山院弘匡
【第二部】 シンポジウム 「―神に捧げる究極の宝― (仮題)」
出演者 : 花山院弘匡 春日大社宮司
髙山一之氏 美術刀剣鞘師
橋本麻里氏 永青文庫副館長 ・ 美術ライター
伊東哲夫氏 文化庁美術学芸課文化財調査官 髙山一之
※コーディネーター 読売新聞大阪本社編集局次長 滝北岳
赤糸威大鎧
(竹虎雀飾)
橋本麻里
伊東哲夫
【申込方法】
はがきかファックスに下記必要事項をご記入の上、 ご応募ください。※11 月 13 日必着
①住所 ②参加者の氏名 (2人まで) ③電話番号
(はがき応募先) 〒105-0001 虎ノ門郵便局留 「春日大社シンポジウム事務局」
(ファックス応募先) 03-3593-7888
赤糸威大鎧
【問い合わせ】 春日大社シンポジウム事務局 03-5512-5544 (平日午前 10 時~午後 7 時)
(梅鶯飾)
【主催】 春日大社、 春日大社第六十次式年造替記念奉祝行事実行委員会、 読売新聞社、 NHK、 奈良県