平成28年度学校給食通信

配付資料2
≪保護者の皆様へお知らせ≫
平成28年11月発行
平成28年度
学校給食通信
学校給食の実施状況についてお知らせいたします。
日頃から、保護者の皆さまには、青森市の学校給食の運営にご理解とご協力をいただき、ありがとうご
ざいます。
学校給食は、保護者の皆さまにご負担いただく学校給食費をもとに運営しております。
昨年度は、物価の上昇等により副食(おかず)に充てるお金が減ってきていたことから、学校給食の
「質」を維持するため、PTAや小・中学校長などのご意見をいただきながら学校給食費について検討し、
今年度から改定しています。
この度の「平成28年度学校給食通信」は、保護者の皆さまに、学校給食の実施に係る予算の内訳や、
栄養価等の状況などをお知らせするものです。
学校給食の目的
学校給食は、児童生徒に栄養バランスの取れた
食事を提供するとともに、生きた教材として、地場産
物、郷土食を提供すること等を通して、地域に寄せ
る心を育むなど、食育に資する役割を担っています。
学校給食費の現状
①学校給食の実施に係る予算の内訳
学校給食の実施に係る経費は、光熱水費や
人件費、施設・設備費等を市が負担し、給食に係
る食材費のみを『学校給食費』として保護者にご
負担いただいています。
市負担
(光熱水費等)
約10.8億円
保護者負担
(学校給食費)
約12.5億円
光熱水費, 6%
人件費,
16%
給食食材費,
52%
給食センター運営
委託料等, 26%
学校給食の実施に係る予算(約23.3億円)
の内訳(平成28年度当初予算)
②物価等の状況
市負担
(就学援助費)
約2.7億円
消費者物価指数(全国・青森市・食料)
(平成27年平均を100)
105
全国
消費税改定
(平成26年度)
青森
(平成27年度)
(平成28年度)
総務省が公表している消費者物価指数(平成27年平均を
100
100とする)で全国と青森市の食料を見ると、平成26年4月の
95
消費税改定を含め、昨年度まで上昇傾向が見られますが、平
ほぼ一定
成28年2月以降はほぼ一定となっています。
90
学校給食用食材の状況についても、一部の野菜・肉などで
85
わずかに価格の上昇が見られますが、全体としては一定と
4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1
なっています。
※総務省統計局公表 平成27年基準消費者物価指数 中分類指数 「食料」より
裏面をご覧ください
学校給食費改定の効果
①改善・充実している内容
学校給食費の改定により、選択できる食材が増え、栄養価・食品構成が改善するとともに、多様な
食材の使用や増量、果物等の回数増等により、献立がより豊かに変化しています。
献立内容
栄養価・食品構成
栄養価は、昨年度に比べて、全体的に改善・充
実しています。
また、1回あたりの野菜使用量を増加するなど、
食品構成においても充実を図っています。
価格が高く使用できなかったおかずや「果
物」、「チーズ」、「小魚」などを取り入れたり増
量して、充実を図っています。
(小学校)
1回あたりの野菜使用量
■小学校
区分
使用量
平成27年度
96.8g
平成28年度
100.2g
○ 改善・充実した栄養価
△ より一層改善させるべき栄養価
今後の課題 【より一層の栄養価等の充実】
今後の取組内容
家庭での食事で摂取が難しい「カル カルシウム 食物繊維
シウム」、「食物繊維」、「マグネシウ
ム」、「鉄」は、より一層の充実が必要
であり、また、塩分を抑えていく工夫も
鉄分
必要となっています。
保護者からのご意見等
これまでの各学校や給食センターでの試食会において、保
護者から寄せられたご意見は次のとおりです。
小学校
・生野菜がたっぷりで良かった。
・ご飯に対しておかずが少ない気がした。
・デザートを増やすより、おかずにボリュームを持たせて欲しい。
・献立にレシピを載せてもらえれば活用したい。
中学校
・男子はおかずの量が少ない。もち等のデザートがあったら楽しい。
・ご飯に見合う分のおかずがほしい。
・栄養バランスがよく参考にしたい。
【お問合せ・ご意見はこちらまで】
青森市 教育委員会事務局
学校給食課 給食運営チーム
電話 017-761-4802
FAX 017-761-4530
メールアドレス [email protected]
教育委員会では、栄養価の現状
や保護者のご意見を踏まえ、学校
給食の更なる充実に向けて、献立
内容やおかずの工夫、給食材料
の改善に取り組んでいます。
また、9月から市のホームページ
に「献立のお知らせ」や「給食だよ
り」の掲載をスタートするとともに、
10月からは「給食だより」でのレシ
ピ紹介も行い、ご家庭に向けた情
報提供の充実に努めています。
今後も、これらの取り組みを継続
するとともに、子どもたちの健康な
からだづくりを支えるための献立
づくりに取り組んでいきます。
『あおもり型給食』 の推進
1 「塩分」控えめ
2 「野菜」たっぷり
3 「あぶら」ほどよく
4 「ごはん」しっかり
5 「あおもり」に感謝